読者の質問にお答えします――義援金の配付状況は?
約7割が被災者に届く
2273億円 生活再建などの助けに
(2011年10月8日付 公明新聞)
【問い】 東日本大震災で日本赤十字社などに寄せられた義援金は、どれくらい被災者に届けられていますか?(東京都 Y・D)
厚生労働省によれば、日赤や中央共同募金会などの4団体に寄せられた義援金の総額は3269億円(9月30日現在)に上ります。
義援金は2回に分けて、被害状況などに応じて被災した15都道県に送金され、市町村を通じて被災者へ届けられる仕組みになっています【表参照】。

すでに募金総額の約9割に当たる2901億円が都道県に送られ、都道県からは2529億円が市町村に配られました。このうち約9割の2273億円が被災者に届けられ、配付件数は81万5784件に上っています。これは募金総額の約7割に当たります。
8月5日時点では、被災者に届けられた義援金は、募金総額の約4割に過ぎませんでした。しかしその後、各自治体の手続きが進んだことから、配付率が大幅に高まりました。
特に被害が深刻だった岩手、宮城、福島の3県の市町村の大部分では、県の送金額に対する被災者への配付率は8割を超え、岩手県で約253億円、宮城県で約1022億円、福島県で約824億円が被災者に届けられました。また、北海道、山形、群馬、新潟、長野の5道県では配付が完了しています。
一方、一部の市町村では、震災の被害を確認するのに時間がかかっていることなどを理由に、義援金の配付ができていない地域もあります。
公明党は、被災者を支援するため、3月14日に災害義援金口座を開設。義援金への協力を呼び掛け、お預かりした義援金は4回に分けて計8億円を日赤に寄託してきました。
日赤は「義援金を受け取った被災者からメールや電話で『ありがとう』との声が寄せられている」としており、届けられた善意が被災者の生活再建などに役立っています。