ユニークな手作り紙芝居で食育推進――。福井県勝山市で誕生したボランティアグループ「おにぎりの会」(丸山星子会長)は、子どもたちへの食育を目的とした紙芝居「ごはんパワーでへんしん!」を各地で巡演し、注目されています。同会は市議会公明党の北川晶子議員らが発案し発足したもので、現在、同県ほか県外でも活動しています。
『ボランティアグループと公明議員、県内外で上演活動』
今月6日、勝山市芳野町のしろき保育園(廣田啓子園長)でおにぎりの会が、紙芝居「ごはんパワーでへんしん!」を上演しました。
この日は、年長組の5〜6歳の子どもたち26人が参加。紙芝居が始まると、それまでガヤガヤと騒いでいた子どもたちが急に静かになりました。
紙芝居は全部で13枚、約15分の内容。ストーリーは、学校にやってきた恐竜を退治するために、主人公の子どもたちがおにぎりを食べて、「おにぎりマン」に変身。子どもたちは恐竜を倒し、お米のことを知らない恐竜にお米のおいしさを教えるというものです。
勝山市は国内屈指の恐竜の化石発掘量を誇る。市内には、全国でも有名な恐竜博物館もある。それだけに、子どもたちも興味津々の様子でした。
『地元米でおにぎり作りも体験』
紙芝居終了後は、お米が出来て食卓に並ぶまでの過程を、稲穂や玄米などに触れさせながら説明。また、地元産のお米を使って、子どもたちが自らおにぎりを握り、お昼の給食と一緒に食べるなどしました。
丸山会長は、「子どもたちが、食と故郷の食材に興味を持つことは、地産地消にもつながるし、地元農家にとってもうれしいこと」と語っていました。
同会が発足したきっかけは、北川市議が03年に議会推薦で勝山市初の女性農業委員に就任した時にさかのぼります。北川市議は、同時に農業委員に就任した牧野芳子さんと2人で、「子どもたちに故郷の農業、食の良さを知ってもらいたい」と、食育紙芝居「ごはんパワーでへんしん!」を発案。その後は、市や県農村活性化推進員のメンバーを巻き込んで活動を展開。昨年、「おにぎりの会」を発足させました。
同会はこれまで、幼稚園、保育園などを中心に紙芝居を23回上演。ほかにも、福井県で開催された第2回食育全国大会や京都府教育委員会に招かれ研究発表会で上演するなど、県内外を問わず活躍しています。
北川市議は、「今後は、保護者も一緒に食育を学んでいく方法を考えたい」と語っていました。
<2007年12月>
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| 自分で握ったおにぎりを食べる子どもたちと話をする北川市議(右から2人目) |