桜便りが届く美しい季節が到来しました。
日本中どの地域にも、優れた農林水産品、観光資源、産地の技術などの「地域資源」があります。
先日、「地域中小企業サポーターズサミットin北陸」に出席するため訪れた石川県には、輪島塗、九谷焼、加賀友禅などの伝統工芸をはじめ、加賀野菜や数多くの温泉郷があります。
会合の前に、視察させていただいた九谷焼のS社は、ワイングラスなどを製造していますが、少し変わった品です。
グラス部分は江戸吹きガラスやヨーロッパからの輸入ガラスを使い、柄と脚部は九谷焼という異素材の組み合わせ。もちろん接着します。
十数年前、取引先からグラス部分と九谷焼との接着を依頼されました。「お安い御用!」と引き受けたところ、検品の際にポロリと取れる始末。異素材を接合する難しさを痛感したといいます。
あらゆる接着剤で試してもうまくいかず、大学等に研究を依頼しながら、10年がかりで特殊な樹脂系接着剤を開発したのでした。
そして、専門家のアドバイスを受けながら、販売ルートも開拓。九谷焼も長年の不振に苦しみ、出荷は最盛期の3分の1まで減少しています。
伝統工芸を守ることと併せて、今のライフスタイルに合わせた新しい流れをつくることも求められているようです。
日本経済は回復しつつありますが、企業の規模や業種、地域により実感が異なっています。
こうした地域資源を活用した新商品・新サービスの開発や販売ルートに乗せることを支援し、地域の活性化につなげられないだろうかと新しいプログラムを創設し、取り組み始めたところです。
公明党はこれからも中小企業を全力でサポートしてまいります。(衆院議員)
http://www.michiyo-t.com/
(2007年3月22日付 公明新聞)