4日に経済協力開発機構(OECD)が行った2006年国際学習到達度調査(PISA)の結果が発表されました。57カ国・地域の15歳の男女、約40万人を対象に、知識や技能の活用力を評価したものです。
具体的には「科学的応用力」「読解力」「数学的応用力」について調査し、日本は3年前の前回に比べ、「科学的応用力」が2位から6位、「読解力」が14位から15位、「数学的応用力」が6位から10位へと順位を下げました。前回に比べ参加した国や地域が16増えていることを考慮しても、確かに学力は低下しています。
加えて読解力、応用力の低下が問題です。今年4月、全国の小学6年生、中学3年生約230万人を対象に43年ぶりに行われた全国学力テストでも、知識を問われると正答率は高いけれど、ちょっと応用すると正答率がガタンと落ちるという結果が出ています。
これからの国際社会を生きていく子どもたちにとって、応用力こそが必要です。私は常々、二つのことを言い続けています。一つ目は、いきいきと生きること。いきいきと生きていけない人は決して幸せではないと。例え病にあっても、希望を持ち続けている方はたくさんいます。
二つ目は学んだ知識を基本に、自ら考え、自ら問題提起し、解決していく力です。だからこそ、政治家になって11年、読書の推進活動を行ってきました。
テレビゲームや、インターネットの情報が氾濫している中にあって、正しい情報を自分で選び、判断していくことが、21世紀の子どもたちに求められる能力ということを、保護者と地域の方々も認識し、協力していただきたいと思います。
21世紀の国際社会を生きていくための必須条件との強い信念のもと、11年間続けております読書推進が、さらに必要だと痛感しました。(衆院議員)
http://www.ikenobo-yasuko.net/
(2007年12月13日付 公明新聞)