手記&リポート


日中交流イベントで中国・大連を訪問して

■松あきら 経済産業副大臣・参院議員
新しい友好の輪さらに
ファッション、観光、文化など


 4月29日から5月1日にかけて、経済産業副大臣として中国・遼寧省の大連市を訪れました。大連は、精密機械やIT(情報技術)産業で有名ですが、上海や北京と並ぶ“ファッションの都”でもあります。毎年秋に開催されている「ファッション博覧会」は、今や国家級のイベントになっています。

 今回、大連を訪問したのは、日中観光交流年を記念したフォトコンテストの一環として、4月30日に行われた「大連の桜と日中交流」写真撮影会の開幕式に出席するためです。会場の東北財経大学のキャンパスには、二階俊博経産相が会長を務める社団法人・全国旅行業協会が2004年5月に寄贈した500本の桜の木が、日中友好のさらなる進展を占うように、きれいな花を咲かせていました。

 式典には、中国側から300人、日本側から100人が参加。写真撮影会は、日本の有名デザイナーのブライダルドレスで着飾った大連モデル学校の生徒たちをモデルに行われました。

 開幕式では、「二階大臣が自ら植えた桜を地元の方々が大切に世話をされ、1本も枯れることなく花を咲かせていることも、中国のモデル学校の学生が日本のデザイナーのドレスを着ていることも、大連を舞台とした日中交流を象徴する光景」と、日中両国の一層の交流拡大への期待を込めてあいさつしました。

 前日の29日には、夏徳仁・大連市長と会談し、ファッション産業協力について語り合いました。その中で、外国のファッション関係企業をより多く大連に誘致するためには、大連への出展が中国全土への販路拡大につながることや、外国企業向けの優遇策をどんどん宣伝することが重要だとアドバイスすると、夏市長は「ありがとうございます。日本にも、ぜひ協力してもらいたい」と喜んでおられました。

 日中間には現在、政治的なさまざまな困難があることは事実ですが、ファッションや観光、文化など、新しい面での交流がもっと盛んになれば、友好の輪をさらに広げていくことができると思います。キャンパスに咲いた桜を見ながら、日中両国の友好関係強化に向けて、さまざまな分野での交流拡大に取り組んでいくことを決意しました。

(2006年5月27日付 公明新聞)