国会見学もバリアフリーに
9月から音声CD配布、点字読めない人に配慮――公明・佐藤氏が提案

 国会見学のバリアフリー化が前進――。衆院事務局は10日の衆院議院運営委員会理事会で、国会見学に訪れた視覚障害者に配布される、国会の歴史や仕組みなどをまとめた点字版冊子(今月改訂)の付録として、9月から音声案内用のCDを付けることを報告しました。これは、公明党の佐藤茂樹理事の提案が実ったものです。

 衆院資料課によると、CDは点字が読めない人に対応するため、冊子の中身に沿って音声で国会内を分かりやすく紹介します。これに先立ち、点字版冊子の本体が今月、約9年ぶりに改訂され、弱視者にも利用しやすいよう、点字だけではなく「墨字」が新たに書き加えられています。

 点字版冊子について、佐藤理事は、6日の議運委理事会の席上、高齢者になってから目が不自由になる人が多くなっていることから、「音声などで(冊子の)中身が分かる内容にしてほしい」と主張。これを踏まえ、事務局が検討した結果、音声案内用のCDを点字版冊子に添付することが決まりました。

 佐藤理事は「今回、国会見学者に配る冊子に点字が読めない人に対応した音声媒体が付くことが決まり、非常に喜ばしい。これを機に、より多くの人に国会のことを知っていただければ」と期待を寄せます。

<公明新聞2007年8月11日付>