中小企業金融の返済を緩和
公明の要望が実現“下請いじめ”是正の通達も
原油高受け経産省が支援策

 経済産業省は27日、原油価格高騰の中小企業への影響に関する調査を発表するとともに、原油高で経営が厳しい中小企業への支援として、政府系金融機関からの借入金の返済条件を緩和する方針を打ち出しました。また、大企業約2万社と616の業界団体に対し、下請け企業との取引の適正化を求める通達を出しました。

 これらの支援策は、公明党の中小企業活性化対策本部(白浜一良本部長=副代表)が14日に町村信孝官房長官に対して行った申し入れを踏まえたものです。

 通達では、大企業による“下請けいじめ”を是正するため、優越的な地位を使って代金の減額や支払いの遅延、買いたたきなどを行った企業に対し、下請代金支払遅延等防止法の厳格な運用に努めることとしています。

 一方、調査では「収益が圧迫されている」と答えた企業が92・5%にも上った。値上がりする原材料費などの価格転嫁についても「まったくできない」と「2割以下しかできていない」企業は合計88・9%と9割に迫りました。

 調査は11月上中旬に全国の約1100社を対象に実施。前回(7月)より収益面では2・8ポイント、価格転嫁では2・3ポイントそれぞれ悪化しており、原油高が中小企業の経営を一段と圧迫している状況が浮き彫りになりました。

<公明新聞2007年11月28日付>