奨学金、初の120万人台へ――上限月額(大学、大学院)2万円アップ

有利子貸与者、公明の連立参加で7倍超に
入学金用、留学向けなど着実に制度が拡大
 2008年度は、日本学生支援機構の奨学金事業が、さらに拡充されることになりました。政府の08年度予算案に、公明党の主張で有利子奨学金の月額貸与限度額の2万円引き上げや、貸与枠のさらなる拡大などが盛り込まれています。

 具体的には、大学生の場合、現行3万、5万、8万、10万円の中から選ぶことができる有利子奨学金の貸与月額に「12万円」を新設。大学院も現行の5万、8万、10万、13万円に加え「15万円」が設けられます。

 また、貸与人員は有利子奨学金が7・4万人増え75万人に、無利子奨学金も0・1万人増えて46・8万人に。08年度は合計で7・5万人増の121・9万人となり、初めて120万人を突破。特に有利子奨学金は、公明党が連立政権に参加する直前の1998年度の、貸与人員10・6万人と比べ、7倍以上と飛躍的に伸びています。そして奨学金事業費も、801億円増額され9304億円と、これも初めて9000億円を超えました。

 教育費に圧迫される家計の負担を少しでも軽くするため、公明党は月額貸与限度額の2万円引き上げをマニフェスト2007に掲げ、強く主張。今月14日にも、党文部科学部会(富田茂之部会長=衆院議員)が額賀福志郎財務相、渡海紀三郎文科相に対し、教育予算の充実を求める申し入れを行い、奨学金制度の拡充を訴えていました。

 公明党が連立政権に参加して以来、奨学金は着実に充実しています。99年度の予算案では、有利子奨学金(きぼう21プラン)について、「勉学意欲のある者を広く対象とする」として、成績要件を事実上撤廃、希望者全員が貸与できるようになったのをはじめ、保護者の所得制限を緩和し、貸与人員も10万人から約25万人へ2・5倍に拡大。さらに、保護者の失業や病気などで家計が急変した場合に利用できる、無利子の緊急採用奨学金の創設も明記されました。

 また、03年度には入学金用の奨学金制度(一律30万円、有利子)も創設され、04年度には、法科大学院生や留学希望者向けの奨学金も新設されました。







<公明新聞2007年12月28日付>