
1978年から続けている公明党大分県本部女性局(吉岡美智子局長=大分市議)の県知事への予算要望が12月6日、30回を数え、関係者の注目を集めています。この間、同予算要望がきっかけで実現した女性政策は数多く、乳幼児医療費無料化や「いじめ110番」設置などは今も、多くの県民から喜ばれています。6日の広瀬勝貞知事への要望には、吉岡局長をはじめとする9議員と党員代表の計22人が参加、5項目の施策を要望しました。
同女性局が初めて、知事に予算要望したのは1978年。“男性社会”の議会論戦だけでは、真に女性が求めている政策を実現できないとの思いからです。同年、局内に「婦人政策研究グループ」を結成し、直ちに、「出産に関する実態調査」を実施。調査結果を基に、当時の立木勝知事に「赤ちゃん110番」の開設を予算要望。翌年には、「母子保健施策の充実をめざす署名」「物価と家計に関する意識調査」を展開しました。
その後も、「子育て環境整備の充実を求める署名」(97年)、「チャイルドシート購入への公的支援を求める街頭署名」(99年)などを相次いで実施。県内の女性の声を吸い上げては、提言としてまとめ、知事への要望を重ねてきました。
この結果、79年度には育児相談窓口「赤ちゃん110番」が実現し、86年度には「いじめ110番」が開設されました。その後も、県立病院の新生児ドクターカー導入(89年度)、乳幼児医療費無料化(91年度)、各種審議会への女性登用(96年度)、「県総合周産期母子医療センター」建設(2005年度)などが次々と具体化しています。
同女性局の取り組みを当初から知る大分市の衛藤伊都子さんは、「継続は力というが素晴らしい活動」と絶賛。「これからも、女性の声を県政に届けて」と話しています。
6日の予算要望に同席した議員は、吉岡局長のほか、臼杵市の加茂千恵子、日田市の城野禮子、佐伯市の浅利美知子、津久見市の清水美知子、豊後高田市の明石光子、杵築市の西紀子、由布市の渕野けさ子、日出町の佐藤済江の各議員。席上、(1)県内の小児、産婦人科医の不足解消(2)里帰りして出産する妊婦のための「ふるさと無料健診」(仮称)の創設(3)児童虐待防止対策の充実――などの5項目を要望したのに対し、広瀬知事は、長年、継続中の女性局の政策提言を高く評価。今回の要望に対しても、「前向き」の姿勢を示しました。
申し入れ後、吉岡局長は「1994年に初めて、公明の女性議員が誕生したが、今では県本部議員の3割が女性議員。これからも女性と子どもを守るため、女性党員と連携して、政策実現に取り組んでいく」と、意欲を燃やしていました。