
来年の統一地方選、参院選の大勝利へ勇躍出発――。公明党は20日、東京・千代田区の主婦会館で第26回全国県代表協議会を開催しました。あいさつした神崎武法代表は、来年の統一地方選と参院選について「公明党にとって今後の党基盤を確立できるか否かの剣が峰の戦い」と述べ、全党を挙げて勝利にまい進する決意を表明。浜四津敏子代表代行は「一人ひとりの幸福を最優先する構造改革に取り組む」と強調しました。冬柴鉄三幹事長は通常国会の重要法案の対応について報告。太田昭宏幹事長代行は来年の決戦に向けた取り組みについて説明しました。会合では、11人の参院選予定候補(第1次公認)が紹介され、統一選予定候補、参院選予定候補の代表が力強く決意を披歴しました。
神崎代表は、来年の統一地方選に向けた各議員の取り組みについて、「積極的な“攻め”によって個人票を拡大する以外に勝利の道を切り開くことはできない」と強調し、徹底した地域回りの重要性を強調。
来年夏の参院選については、「統一地方選もあり厳しい選挙情勢が予想される」との見方を示し、「改選議席を断固維持していきたい」との決意を表明しました。
また、10月14日に第6回党全国大会を開催することを発表し、「国政に責任を担う公明党にふさわしい政策を作り上げていく」との考えを示しました。
さらに、公明党議員の精神、姿勢に関して「過去に、公明党議員にあるまじき輩が出たことは、痛恨の極み」と指摘。その上で、「庶民のため」に戦うことこそ公明党議員の誉れとして、「立党精神みなぎる本物の公明党を何としても築いていこう」と訴えました。
一方、当面する重要政治課題について言及し、「日本を『がん対策先進国』に」と提案、国を挙げて取り組む体制の整備を強調しました。
また、小泉政権5年間の改革を評価した上で、格差社会への対応については「セーフティーネット(安全網)の整備とともにトランポリンのように、再挑戦を応援する社会の構築に取り組む」と力説しました。
さらに、財政健全化のための歳出・歳入一体改革と経済成長戦略については、「国民の負担を最小化することを第一義とすべき」として徹底した歳出削減に全力を挙げる考えを表明。外交については、日中、日韓関係の不正常な状態を打開するため、「一刻も早く首脳同士が率直に対話できる環境づくりに取り組む必要がある」との認識を示しました。
一方、民主党の国会対応に触れ、「いたずらに法案の審議を引き延ばしたり、選挙目当ての政略を優先したりするのは、かつての抵抗型野党と同じだ」と厳しく批判しました。
最後に、参院選の第1次党公認候補11人(選挙区5人、比例区6人)を紹介し、獅子奮迅の戦いを開始する決意を披歴。会場は大勝利を誓い合う万雷の拍手に包まれました。
冬柴幹事長は、参院で審議中の行政改革推進法案について、公明党の主張で法案に盛り込まれた「事業仕分け」の手法が、公務員の純減目標の達成に役立つとの考えを示しました。
また、衆院で可決、参院に送付された医療制度改革関連法案に関して、75歳以上を対象とした新たな高齢者保険制度の創設や、低所得者の負担軽減にきめ細かく配慮していることを強調。
さらに、衆院で審議中の教育基本法案について、「『国を愛する』の意味の中に統治機構を含めないよう法制上、工夫が必要と主張し、最終的に整理した」と力説しました。
一方、共謀罪の新設を柱とする組織犯罪処罰法改正案について、「与党修正案は、犯罪の準備行為が外部に現れた事実を要件とするなど、拡大解釈を防止する措置を十分にとっており、乱用は起こりえない」と強調しました。
坂口力・党少子社会総合対策本部長(副代表)は、公明党が4月27日に発表した「少子社会トータルプラン」について解説し、「出生率低下の最大の原因は晩婚化、非婚化」と強調した上で、(1)生活を犠牲にしない「働き方」への転換(2)子育ての負担を過重にしない「支え方」の確立――などの重要性を指摘しました。
最後に、浜四津代表代行は、公明党の女性議員が全議員の27%を超えるまでになったことを紹介。「来年の統一地方選でも数多くの女性候補が戦いに挑む」とした上で、「子育て支援、子どもの安全、食育など、直面しているさまざまな課題で着実に実績を積み上げていきたい」と述べました。