公明党の神崎武法代表と浜四津敏子代表代行らは19日午前、東京・千代田区内で日本経済団体連合会の御手洗冨士夫会長らと会い、来年度予算概算要求に向け、社会保障改革などの重要政策課題について懇談しました。
冒頭のあいさつで御手洗会長は、回復基調にある日本経済の背景について、リストラなどの企業努力のほか、「小泉改革の成果が着実に実っている」と強調。続いて神崎代表は、少子化対策などで「働き方の見直しや高齢者、女性の雇用拡大が最重要課題だ」と述べ、労働政策における協力を求めました。
その後、日本経団連側は、少子高齢化のもとでの社会保障費の伸び抑制に向け、IT(情報技術)を活用した医療の効率化を要望するとともに、社会保障の財源に消費税を充てる必要性や、負担の公平性を確保する社会保障番号制の導入などを主張。
また、競争力の強化へ、「第3期科学技術基本計画」の推進を予算面で支援することを要請したほか、外国とのEPA(経済連携協定)の早期締結などを求めました。
これに対し、公明党側は、社会保障制度について、セーフティーネット(安全網)を構築しつつ、多くの人の自立を促す仕組みが重要だと強調。今月初めに政府・与党で合意した「経済成長戦略大綱」に関しては、実現に向けた予算措置をしっかりと行うとの考えを表明しました。
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また冬柴鉄三幹事長と坂口力副代表らは同日午後、東京・千代田区内で全国商工会連合会の清家孝会長らと会い、来年度予算に関する重要課題について要望を受け、意見交換しました。
冒頭のあいさつで清家会長は、「まちづくり三法の改正をはじめ、三位一体改革の中でも、公明党の尽力により商工会関連予算に、ご高配をいただき、大変に感謝している」と述べた上で、中小企業の現況について言及。「経営環境は依然厳しい状況にある」と指摘し、さらなる支援を求めました。
その後、商工会側から、中小企業の活性化に向け、(1)小規模事業対策予算の拡充(2)事業承継対策の拡充(3)子育て支援の拡充(4)政府系金融機関の統合に関する配慮――などの要望が出されました。
公明党側は、政府系金融機関の統合に関し、「公明党の主張で、中小企業向け融資の機能を維持させることができた」と紹介。来年度予算に関して「十分に意見・要望を踏まえ、政策に反映していきたい」と語りました。
『へき地・離島の医師確保を』

一方、冬柴鉄三幹事長、坂口力副代表、井上義久政務調査会長らは同日、国会内で日本医師会の唐沢祥人会長らと懇談し、来年度予算概算要求に向けて要望を受けました。
冬柴幹事長は、持続可能な制度構築をめざし、年金、介護、医療の一連の改革を行ってきたと述べた上で、「意見を十分にうかがい政策に反映させたい」とあいさつ。唐沢会長は「国民の安心と安全を担う医療現場の意見を聞いていただきたい」と述べました。
この後、日本医師会から(1)医療費抑制策の見直しと国民皆保険制度の堅持(2)経営基盤の安定と医療安全の推進――などとともに、へき地や離島の医師確保、感染症対策の推進などで要請を受けた。また、安心して子どもを産み育てる環境整備の一つとして、医師の過失無過失を問わず、障害者や家族に迅速な補償を行う「分娩に関連する脳性麻痺に対する障害補償制度」の創設についても要望を受けました。