
公明党の太田昭宏代表は23日午前、国会内で記者会見し、統一地方選への取り組みや、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議、公務員制度改革などについて、大要、次のような見解を述べました。
【統一地方選】
一、昨日、(都道県知事選が告示され)統一地方選が始まった。わが党は、地域ネットワーク政党、地方議会から始まった政党、生活現場主義の党として、全力を挙げている。
30日に告示される道府県議会、政令市議会選挙の勝利に向かって力を振り絞って戦っていきたい。
一、市町村合併や地方分権が進むとともに、地域間格差が指摘される中、現場力・地域力・実現力(の発揮)に力を注ぎ、どの党よりも党幹部が前線に立って、全員当選をめざして走っていく決意だ。
【6カ国協議】
一、(6カ国協議が休会したことに関して)朝鮮半島の非核化に向けた議論に入れなかったことは遺憾だ。(拉致問題については)全体会合で、日朝作業部会の結果が報告され、北朝鮮に対して、もっと真剣に話し合うようにとの意見が多く出され、北朝鮮へのメッセージが発せられたことは意味があったと思う。
【格差是正】
一、格差問題は、少子高齢化の中で、単身高齢者が増えていることや、景気回復が、まだら模様になっていることなど、さまざまな要素を加味して考えなくてはならない。
一つひとつの格差を直視し、原因を捉え、中小企業のバックアップや、インフラ(社会資本)の整備、人への支援など具体策を展開することが大事だ。今、格差是正に向けた政党の実現力が問われている。
【公務員制度改革】
一、(安倍晋三首相が、国家公務員の再就職について、各省庁によるあっせんを禁止し、新人材バンクに一元化する方針を示したことについて)定年制のあり方や、労働基本権付与の問題、能力・実績主義の導入などをどうするのかなど、総合的な、全体のパッケージの中で考えることなしには、安心感も出ないと思っている。
天下りにはわが党は厳しく対応してきた。「機能する人材バンク」など安倍首相が示した方向性には、基本的には賛成だ。
【国民投票法案】
一、(投票権年齢を原則18歳以上<当面は20歳以上>とするなどの与党修正案に、自民党の一部で再修正の意見が出ていることに関して)長い時間をかけて委員会の場で決めてきた経緯がある。にわかにこれを変えようという動きは、これまでの経緯を踏まえていないと思う。与党修正案が大きく動くことはない。
【政治とカネ】
一、(政治資金規正法改正の見通しについて)自民、公明の与党両党間で激しい論議が交わされていると承知している。何らかの法改正、制度改正を含めた成案を得て、今国会で結果が国民に示されると思っている。
【教育関連法改正】
一、(政府が教育委員会による私立学校への直接関与を見送ったことについて)公明党は、教委が私学に直接、指導・助言・援助を行うことを認めるべきでないと主張してきた。
都道府県知事が必要とした場合、教委に助言・援助を求めることができるとしたことはいい形になっていると思う。あくまで、私学の自治、建学の精神が、自由に教育の場で展開される必要があり、そこが担保されていると思う。