2007年3月


■2007.3.30 公明勝利で地域が前進。生活現場から政策実現――道府県・政令市議選が告示。公明 350候補が完勝めざす
 全国完勝を断じて! 第16回統一地方選挙の前半戦となる44道府県議選(茨城、東京、沖縄を除く)と、15政令市議選(静岡、北九州市を除く)が30日告示され、4月8日(日)の投票日に向け、決戦の火ぶたが切って落とされました。

 公明党からは、道府県議選の152選挙区に現職138人、新人43人の計181人が出馬(前回比3人増)。また、政令市議選では133選挙区に現職141人、新人28人の計169人(前回比23人増)を擁立。道府県議選と政令市議選を合わせて350人が立候補(うち8人が無投票当選)し、遊説をスタートさせました。
 ※350人の候補者のうち女性候補は、道府県議選で12人、政令市議選で31人の計43人。

 道府県・政令市議選の告示に当たり、公明党は30日、「未来に責任を持つ政治」を進める公明党への支援を訴えるアピールを発表しました。
公明党アピール(全文)


■2007.3.29 激戦突破へ議員が先頭に。統一選前半戦、全員当選期し総決起――代議士会で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は29日昼、国会内で開かれた代議士会であいさつし、30日に告示される統一地方選前半戦の県議選、政令市議選について、「公明党は、県議会、政令市議会選挙に350人が出馬する。全員当選を期して戦っていく」と力説しました。
 
 さらに、「激戦区も多く、市町村合併や政令市移行など(の影響)もあり、さまざまな状況が4年前と違う中で、厳しい選挙戦を各道府県で強いられている。国会議員が切り開いていくという意欲を持って戦っていこう」と呼び掛けた上で、かつて統一地方選の県議選で、公明候補が44票差で惜敗した例を挙げ、「1票、1票が貴重な戦いだ。今からが大事な戦いであると決めて、勝利していきたい」と訴えました。


■2007.3.29 羽田空港に保育園設置。公明の要望が実現。仕事と育児両立を促進――浜四津代行らが視察
 公明党の浜四津敏子代表代行は29日、東京・大田区の羽田空港を訪れ、同空港内に4月にオープンする予定の「羽田空港アンジュ保育園」の竣工式に出席し、あいさつするとともに、同保育園を視察しました。藤井一都議や高橋ひろし、とみた俊一、勝亦さとしの各大田区議(いずれも区議選予定候補)が同行しました。

 同保育園は、空港勤務の女性就業者や地域の働く女性への支援として、同空港の第1旅客ターミナルの改装に伴い設置されました。

 年中無休で保育時間は基本的に、午前8時から午後9時までだが、早朝・深夜の空港業務に対応し、(1)午前7時から午前8時(2)午後9時から午後11時――までの延長保育を実施。午前7時から午後11時までの時間帯で空港利用者の一時保育も行います。初年度の定員は約80人。

 竣工式のあいさつで浜四津代表代行は、昨年3月に同空港の女性客室乗務員や航空管制官らと懇談したことを踏まえ、北側一雄国土交通相(当時)に対し、羽田地域に官民を問わず利用できる保育施設の設置を申し入れた経緯を紹介。その上で、仕事と育児の両立に向け、「各地方で同じような(働く女性を支援する)取り組みを広げていきたい」と述べました。

 その後、保育所を訪れた一行は、遊具などの設備について担当者から説明を聞きながら、施設内を視察しました。


■2007.3.29 私学の自主性尊重決議へ。教育改革関連法案を了承――与党協議会
 与党の幹事長らによる与党・教育再生に関する協議会は29日、国会内で会合を開き、教育改革関連法案について、一部の内容に与党で合意した条件を付けた上で了承しました。公明党から浜四津敏子代表代行、北側一雄幹事長、斉藤鉄夫政務調査会長らが出席しました。
 
 与党の合意は、地方教育行政法改正案に関する二つの事項。このうち私立学校に関する教育行政では「知事が専門的事項について教育委員会に助言・援助を求められる」とする改正点について、「知事は具体的な運用に当たっては私学と協議し、教委は、知事に助言・援助を行う際、私学の自主性を尊重する」ことを確認。
 
 また、文部科学相が教委に行えるようになる「指示」については、「『指示』が必要な緊急時には、首長も教委に対して支援を行う」ことで合意しました。
 
 具体的には、与党の合意事項を(1)大臣答弁(2)法案の付帯決議(3)改正法の施行通達――を通して制度的に担保します。


■2007.3.29 薬害肝炎、患者の早期救済を――党厚労部会と対策PTが官房長官に申し入れ
 公明党の厚生労働部会(古屋範子部会長=衆院議員)と肝炎対策プロジェクトチーム(赤松正雄座長=衆院議員)は29日、首相官邸で塩崎恭久官房長官あてに「薬害肝炎問題の全面解決を求める申し入れ」を行った。下村博文官房副長官が応対しました。
 
 これには古屋部会長、赤松座長のほか、坂口力党副代表、江田康幸の両衆院議員、渡辺たかお参院議員が出席しました。
 
 席上、公明党側は、ウイルス性肝炎の国内推計感染者数が350万人に上り、薬害肝炎訴訟では国や製薬会社の過失責任を一部認める司法判断が相次いでいる現状を指摘。患者・家族の早期救済に向け、(1)薬害肝炎問題の全面解決への政治的決断(2)潜在患者の早期発見・治療に向けた体制の整備・充実(3)患者の医療費負担軽減と治療水準の向上――を求めました。
 
 これに対し、応対した下村副長官は、「ご意見はよく承った。官房長官、総理にも伝えたい」と応じました。


■2007.3.28 児童手当、乳幼児加算が成立。子育て家庭に朗報!!0―2歳児 支給額が1万円に倍増――参院本会議で民主は反対
 児童手当の乳幼児加算を盛り込んだ改正児童手当法は、28日午前の参院本会議で採決され、自民、公明の与党両党などの賛成多数で可決、成立しました。民主党は、2000年、04年、06年の3度の法改正の反対に引き続き、今回もまた反対しました。

 今回の成立で、0―2歳児の第1、2子の児童手当支給額は現行の月額5000円から、月額1万円に倍増します。4月から実施され、支給(4―5月の2カ月分)は6月からとなります。乳幼児加算の対象になる児童がいて、既に手当を受けている保護者は、特に新たな手続きの必要はありません。制度改正による児童手当の拡充は、公明党が連立政権に参加して以降、今回で5度目となります。

 公明党は、国の制度としての児童手当制度創設(1972年)以前から地方自治体での導入に尽力。国で実現してからは一貫して支給年齢引き上げと所得制限緩和を推進してきました。

 特に、99年10月の連立政権参加以降は、2000年度に支給対象年齢を「3歳未満まで」から「小学校入学前まで」に拡大し、翌01年度には所得制限を大幅に緩和。04年度からは対象を「小学3年修了前まで」に、06年度は「小学6年修了前まで」に引き上げ、所得制限も緩和しました<図参照>。



 現在、所得制限は、サラリーマンの標準世帯(夫と専業主婦、子ども2人)の場合は年収860万円未満、自営業者は同780万円未満。06年度の児童手当制度の支給対象児童数は1310万人、支給率は約90%に達しています。

 児童手当の拡充は、子育て家庭で喜ばれており、全国の主婦が選ぶ第13回「助かりました大賞」で「子育て」部門の金賞にも選ばれました(リビング新聞が実施、05年秋から1年間の新サービスなどを対象に、約2万4000人が投票)。


■2007.3.28 公務員制度改革、全体像示す工程表必要。社保庁、緊急性高い解体的出直し――記者会見で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は28日午前、国会内で記者会見し、記者団の質問に答える形で公務員制度改革などについて見解を述べました。

 北側幹事長は、新たに設置される公務員制度改革に関する政府・与党協議会での議論について、「(省庁の“天下り”規制や能力・実績主義の導入などを柱とする国家公務員法改正の)中身そのものを、よく協議していく必要がある」と述べるとともに、「定年制や官民交流、労働基本権など、全体として公務員制度をこれからの時代にふさわしいものに再構築していこうというわけで、それぞれがリンク(関連)している問題」と指摘。

 その上で、「個々の論点について、基本的な方向と工程を取りまとめる必要がある」として、公務員制度改革の全体像を示す工程表が必要との考えを表明しました。工程表については「プログラム法を作るのが一番いい。全体としての公務員制度改革の基本的な理念、方向などの内容について、法律できちんと枠組みを決めていくのが一番いいと思うが、少なくとも大綱的なものを閣議決定するようなことが必要だと思っている」と述べました。

 また、官僚の再就職あっせんを一元化する新人材バンクについて北側幹事長は、「いかに機能するものにするかの制度設計が極めて重要だ」と述べ、安倍晋三首相が一元化までの移行期間を「3年」としたことについては「あまり長い先の話をしてもダメだし、拙速もいけない。首相の話は、一つの目途を示されたものだと思う」と述べました。

 一方、北側幹事長は社会保険庁の解体的出直しを図る改革関連法案と、働き方の見直しを進める労働関係法案について、「ともに今国会で成立できるように頑張りたい」と強調。特に社会保険庁改革について「昨年来、ずっと続いてきた議論だから必要性が高いし、緊急度もある」と述べました。

 従軍慰安婦問題について下村博文官房副長官が「(強制連行への)軍の関与はなかった」と発言したことに対し、北側幹事長は「官房副長官は自分の意見を言う立場ではない。個々人の発言は慎重にしてもらいたい」と述べました。


■2007.3.28 公務員改革で政府・与党協を設置へ
 自民、公明の与党両党の幹事長、国会対策委員長、政務調査会長は28日午前、都内で会談し、天下り°K制を柱とする公務員制度改革や今国会での重要法案の取り扱いについて協議しました。公明党から北側一雄幹事長、漆原良夫国対委員長、斉藤鉄夫政調会長が出席しました。

 会談では、26日の政府・与党協議会で北側幹事長が提案していた公務員制度改革に関する政府・与党協議会について、政府側が了解したことを受け、近く設置することを確認。来週にも初会合を開くことを申し合わせました。


■2007.3.28 温暖化対策の強化を。浜四津代行、加藤氏ら。災害への備えも要望――首相官邸
 公明党の地球温暖化対策委員会の浜四津敏子委員長(代表代行)と加藤しゅういち副委員長(参院議員)らは28日、首相官邸に下村博文官房副長官を訪ね、地球温暖化による異常気象災害の対策強化を求める安倍晋三首相あての要望書を手渡しました。

 これには、3月初旬から茨城県内各地で実施された地球温暖化の抜本的解決を求める38万8239人分の署名簿も添えられました。

 九十九里海岸をはじめ、全国で地球温暖化による海岸浸食が深刻化しています。要望は、地球温暖化による災害と環境破壊を防止し、災害に強い地域社会を構築することが目的です。

 加藤副委員長は、(1)災害に強い堤防や道路などの基盤整備、海岸浸食対策(2)集中豪雨や竜巻対策に有効なドップラーレーダーの整備・拡充(3)学校施設などでの屋上緑化の推進(4)太陽光や風力といった自然エネルギーの開発強化(5)二酸化炭素ガスの排出削減――などに政府が積極的に取り組むよう要望しました。

 下村官房副長官は、「公明党の要望は重く受け止めた。首相にも伝えたい」と答えました。


■2007.3.28 民法772条でPT設置。参院選の与党重点政策、公明が策定を提案――与党政策責任者会議
 自民、公明の与党両党は28日、衆院第1議員会館で政策責任者会議を開き、「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」と推定する民法772条の見直しについて、与党のプロジェクトチーム(PT)を設置することで合意しました。
 
 与党PTでは、離婚後300日以内に誕生した子でも、現在の夫の子と認める特例法案を議員立法として策定、国会提出することをめざします。また、女性の離婚後の再婚禁止期間を6カ月と定めている民法733条の見直しに関しても議論を行います。
 
 一方、公明党の斉藤鉄夫政務調査会長は、7月の参院選に向け、与党が掲げる重点政策の策定を提案。自民党側は検討する意向を示しました。
 
 このほか、会議では、「有明海・八代海再生特別措置法改正案」と「映画盗撮防止法案」の議員立法2法案の国会提出を了承しました。


■2007.3.27 被災者への支援早急に。能登半島地震。公明が首相に緊急要望。医療、住宅などきめ細かく。産業復興、交通の復旧「激甚災害」の指定も――太田代表ら強調
 公明党の太田昭宏代表は27日午前、党能登半島地震災害対策本部の漆原良夫本部長(国会対策委員長)らとともに、首相官邸で安倍晋三首相と会い、能登半島地震の復旧・復興支援に関する緊急の申し入れを行いました。これには、同対策本部の荒木清寛副本部長(参院議員)、魚住裕一郎事務局長(同)が同席しました。

 席上、太田代表は、地震発生の翌日(26日)に自ら被災地である石川県輪島市の現地調査を行ったことを報告。被災地の特徴として、避難者・被災者に高齢者が非常に多い点を指摘し、「(がれきや散乱した家財道具の)片付けをはじめ、人手がいる。きめ細かな対応をしないといけない」と述べ、現場に即した具体的な支援の必要性を強調しました。

 また、被災者生活支援法の適用による被災者への早期支援策として、医療・福祉分野の支援や仮設トイレやシャワーなど避難場所での生活に必要な設備の早期整備、住宅が倒壊した被災者への仮設住宅の整備などを要望。復旧事業への国庫補助率の引き上げなどを行う激甚災害制度の速やかな指定を求めました。

 このほか、太田代表らは、(1)被災した能登半島の温泉・旅館や輪島塗など伝統産業への復興支援(2)能登半島の基幹的交通基盤である国道249号線や能登有料道路、能登島大橋、能登空港などの早期復旧(3)被災自治体などへの財政支援――などの早期実施を要望しました。

 これに対し安倍首相は、要望内容を踏まえ、さまざまな支援に「スピード感を持って頑張っていきたい」と復旧・復興支援に全力で取り組む考えを表明。激甚災害の指定については、「関係省庁とよく相談して、激甚災害の指示が速やかにできるようにしたい」と前向きな姿勢を示しました。

 会談後、太田代表は、記者団に対し、被災地を訪問した際、大きな余震が発生したことに触れ、「(避難・被災住民は)お年寄りが多いので、(余震に対し)不安に思うし、なかなか眠れない状況もある。(復興支援は)心のケア≠煌ワめた運用をしないといけない」と述べました。


■2007.3.27 温首相の訪日成功を、路副委員長ら。中国全人代一行と会談――太田代表、北側幹事長ら
 公明党の太田昭宏代表は27日、参院議員会館で中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の路甬祥常務副委員長と会談し、日中関係の発展について話し合いました。公明党から井上義久副代表、北側一雄幹事長、高野ひろし国際委員長、上田勇同副委員長、福島豊国際局次長、高木陽介衆院議員、全人代側から王英凡全人代外事委員会副主任委員らが同席しました。

 冒頭、太田代表は「日中関係の前進をさらに加速させたい」と表明。来月中旬に予定されている温家宝・中国首相の訪日について心から歓迎する意向を示しました。

 路副委員長は「公明党は歴史問題で正しい立場を堅持し、中日関係を一貫して推進してきた政党だ」と高く評価。今年1月の太田代表の訪中などにも触れ、公明党の日中関係推進への多大な努力に敬意を表しました。また温首相の訪日について「戦略的互恵関係の中身と枠組みについて合意を達成し、両国の世々代々にわたる友好、共同発展の局面を迎えていくことを信じている」と述べました。

 さらに、路副委員長は「両国関係の政治的基礎となる歴史問題、台湾問題に正しく対処していかなければならない」と述べ「(日中共同声明など)三つの政治文書の精神を堅持していくことが大切」と強調。両国間の相違点については「対話と協議を通じて適切に対処していかなければならない」と指摘する一方、日本の平和憲法に触れ「公明党も一貫して貫いてきた日本の平和発展の道のりを中国側は高く評価する」と述べました。

 太田代表は台湾問題について「1972年の国交正常化の時点でのわが国との間の取り決めについては私たちは決して揺らぐものではない」と応じました。

 一方、北側幹事長は「温首相の訪日を何としても成功させたいと、日本側もしっかり全力で努力したい」と述べた上で「(温首相訪日で)戦略的互恵関係が一つでも二つでも具体化していくことが極めて重要だ」と力説しました。


■2007.3.27 政治資金の透明性確保。管理団体の不動産所有。禁止含め研究で一致――与党PTが初会合
 自民、公明の与党両党の「政治資金改革プロジェクトチーム(PT)」は27日、衆院第1議員会館で初会合を開き、政治資金の透明性、公開性をめぐり意見交換しました。公明党から東順治副代表(党政治改革本部長)、佐藤茂樹(同事務局長)、大口善徳の各衆院議員が出席しました。

 会合では、政治家個人の資金管理団体による不動産所有問題について、禁止を含め研究していく方向で一致しました。また、不透明性が指摘されている事務所費について、東副代表らは、(1)支出項目の細分化(2)5万円超への領収書添付の義務付け――を盛り込んだ政治資金規正法の改正をすべきと主張しました。与党PTでは今後、両党内の意見を聞きながら会合を開き、法改正を視野に協議を進めていく方針です。


■2007.3.26 「来てくれてありがとう」――石川・能登半島地震で太田代表、被災者を激励。激甚指定など早期復旧を全力で支援
 公明党の太田昭宏代表は26日、能登半島地震で震度6強の揺れに見舞われた石川県輪島市を訪れ、精力的に調査活動を行い、家屋倒壊などの被害を受けた被災者を励ましました。
 
 これには25日から救援活動に当たっている党石川県本部の庄源はじめ代表(県議)と、やち律夫県副幹事長、秋島とおる総支部青年部長、伊藤敦子七尾市議、鶴野幸一郎能登町議が同行しました。
 
 太田代表は、まず県の災害対策本部が設置されている県立能登空港に駆け付け、山岸勇副知事らに会い、激甚災害の早期指定について要望を受ける一方、被災状況について詳しく聞きました。
 
 輪島市、七尾市などでは家屋倒壊や断水など住民生活に影響した被害が多く出ており、26日午前10時現在、県内38カ所の避難所に約2300人が避難しています。また、能登有料道路の一部崩落や能登地域の県道の一部が土砂などで寸断されています。
 
 太田代表は、激甚災害の指定をめざす考えを示しました。
 
 一行は続いて、輪島市河原、門前両町などの被災地域へ急行しました。輪島漆器販売を営む久保田八重子さん(72)の店舗は家屋が傾き、中はめちゃくちゃな状態。久保田さんは「戸が傾いて店の中に入れない。壊すしかない」と被害状況を説明し「売り上げが落ち込んでも、地元で頑張りたい」と語っています。
 
 また、地震で崩れた家屋の1階部分から脱出したという木嶋峯子さん(76)は「一日も早く家に住めるようにしてほしい」と要望を寄せました。
 
 太田代表らは「大変でしたね」「お体に気をつけてください」と励ますとともに、復旧支援に全力を上げると約束しました。
 
 さらに、一行は、同市門前町に設けられた避難所の輪島市門前会館や門前西小学校に足を運び、住民を激励するとともに、被災者の声に耳を傾けました。被災者からは「来てくれてありがとう」との声とともに「高齢者ばかりで後片付けが大変」「余震が怖くて家に入れない」などの要望が多く寄せられました。
 
 視察を終えた太田代表は、「一人ひとりの心配事に即応した対策が必要」と強調。「全壊でない家屋でもダメージを受け、住めない家が多い」と述べ、住まいの確保が重要との考えを示しました。また、被災地の現状を27日に安倍晋三首相に報告し、激甚災害の指定など早期復旧を要望していくと語りました。


■2007.3.26 震災復興策を協議。27日に政府に緊急申し入れ――党石川県能登半島沖地震対策本部
 公明党「石川県能登半島沖を震源とする地震災害対策本部」(総合本部長=北側一雄幹事長、本部長=漆原良夫国会対策委員長)は26日、国会内で初会合を開き、復旧対策について協議しました。
 
 席上、内閣府担当者から、家屋の倒壊や被災者の避難状況などについて報告を受けた。メンバーは、路面が一部陥没した道路の復旧作業や、社会福祉施設・公共施設の被害状況などを聞くとともに、被災者・被災地の支援・復興対策について意見を交換しました。
 
 この日の太田昭宏代表の被災地視察を踏まえ、同本部として、27日に政府に緊急の申し入れを行うことにましした。


■2007.3.26 07年度予算が成立。児童手当や奨学金拡充など公明の主張、随所に反映――参院予算委で沢氏が質問、討論
 2007年度予算政府案は26日夕、参院本会議で自民、公明の与党両党の賛成多数で可決、成立しました。予算案の年度内成立は9年連続です。
 
 07年度予算の一般会計総額(予算全体の規模を示す)は、06年度当初予算に比べ3兆2228億円増の82兆9088億円。税収も、景気回復が追い風となって、同7兆5890億円増の53兆4670億円となり、過去最大の増額幅となりました。
 
 政策に使う一般歳出の総額は46兆9784億円を計上。歳出削減を徹底する一方で、少子化対策や経済成長、教育再生などに重点配分しました。
 
 07年度予算では、公明党の主張が随所に反映されました。このうち、児童手当については、0〜2歳児の第1、2子の支給額を1万円に倍増。また、教育費負担の軽減へ、奨学金の貸与人員を5万2000人増やし、合計で過去最高の114万人とするとともに、国立大学などの授業料の減免措置も拡充。中小企業対策費は、経済成長戦略の実現に向け増額となりました。このほか、フリーターの正規社員化の促進や、いじめ、がん対策の拡充などが盛り込まれています。
 
 本会議での採決に先立ち参院予算委員会では、公明党の沢雄二氏が締めくくり質疑と賛成討論を行いました。
 
 賛成討論の中で沢氏は、政府案に関して、「財政健全化に向けた大きな前進が見られるほか、再チャレンジ支援や少子化対策などの予算が拡充され、大いに賛意を表する」と強調。
 
 その上で、賛成理由として、(1)新規国債発行額の過去最大の減額(2)若年者雇用や地域活性化策などの充実(3)特別会計改革などによる行政効率化の推進――などを挙げました。


【国民の安全・安心に寄与――太田代表が談話】

 公明党の太田昭宏代表は26日、2007年度予算が成立したことに対し、次のような談話を発表しました。

一、本日、2007年度予算が参議院本会議で可決・成立した。

一、本予算は、歳出改革等により財政健全化をさらに進めるとともに、児童手当の拡充など少子化・次世代育成支援、学校耐震化などの安全確保対策、がん対策の強化など健康フロンティア戦略の拡充、地域活性化、若年者雇用対策、中小企業対策など、国民生活にとって重要な施策を多く含むものである。

 その意味において、本予算が、年度内に成立し、新年度において支障なく執行されることとなったことは、国民生活の安全・安心を図る上で、極めて大きいものと考える。

一、予算成立後の後半国会においては、国民生活にとって直結する重要法案が山積しており、会期内の法案成立を期していきたい。

一、公明党は、今後の課題として、景気の回復が地域や家計・中小企業などに必ずしも十分に浸透していない実情を踏まえ、さらに若年者をはじめとする雇用対策、地域の再生など、いわゆる格差問題への取り組みを強めるとともに、現在の景気回復の果実が、家計や地方へと大きく波及するよう、施策の拡充に努めていく決意である。


■2007.3.26 公務員制度改革、政府・与党協設置を。機能する新人材バンクに――政府・与党協で北側幹事長
 政府と自民、公明の与党両党は26日昼、国会内で協議会を開き、当面する諸課題について協議しました。公明党から北側一雄幹事長、漆原良夫国会対策委員長、こば健太郎参院幹事長、風間昶参院国対委員長が出席しました。
 
 席上、塩崎恭久官房長官は、「本日、参院で2007年度予算政府案が成立する運びだ」と謝意を表明。引き続き日切れ法案や、重要法案への協力を求めました。中川秀直、北側両幹事長は、同予算案成立について「与党としての責任を果たした」と応じました。
 
 また、塩崎官房長官は、25日に発生した能登半島地震について、被災地の復旧・復興に全力を尽くす考えを示しました。これに対して、北側幹事長は、公明党の太田昭宏代表、魚住裕一郎参院議員らが被災地に入ったことを紹介した上で、「被災地の一日も早い復旧・復興を政府・与党で万全を期したい」と述べました。
 
 さらに、北側幹事長は、“天下り”規制を柱とする公務員制度改革について、「公務員制度は国民の重要なインフラ(社会資本)であるから、誤りのないようにしなければならない」と指摘した上で、「(官僚の再就職あっせんを一元化する)『新人材バンク』については機能するものでなければならないし、公務員制度改革が、全体のパッケージとして、どのようになされるか議論していかなければならない」と強調し、公務員制度改革に関する政府・与党協議会を設置するよう提案した。与党幹部は設置を了承。塩崎官房長官は「首相に報告する」と述べました。


■2007.3.25 領収書添付で政規法改正、今国会で成立めざす。国民投票法案3党(自公民)修正、最後まで――テレビ番組で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は25日午前、テレビ朝日系番組「サンデープロジェクト」に出演し、「政治とカネ」の問題や、憲法改正の手続きを定める国民投票法案、イラク人道復興支援特別措置法の延長問題などについて見解を述べました。

【政治とカネ】

 太田代表は、事務所費や光熱水費など、政治資金の不透明な使途のあり方をめぐる政治資金規正法改正論議について、23日の安倍晋三首相との懇談に言及し、「『政規法改正を具体的にやるのか、やらないのか』『このままでは、うやむやになってしまうのではないか』という声が出ており、この国会で政規法の改正を『やりましょう』と強く首相に申し上げた。首相は『やる』と言われた」と明らかにしました。

 また、公明党が主張する、5万円以上の支出に対する領収書などの添付義務付けに関しても、「領収書の添付について、はっきり申し上げた。首相は(自民党改革実行本部長の)石原伸晃幹事長代理に指示した、と話された」とした上で、政規法改正について「今国会で通す」と強調しました。

 一方、松岡利勝農林水産相の光熱水費問題について、「説明責任を果たさなければならない。予算委員会などの場で、もっと誠実に答える必要がある。説明は不十分と思う」との考えを示しました。

【国民投票法案】

 投票権年齢を原則18歳以上(当面は20歳以上)とするなどの与党修正案について太田代表は、「民主党にかなり歩み寄った。自民、公明、民主の3党は、ほとんど一致のところまできた」と指摘し、「最後まで(3党による共同修正に)努力してもらいたい」との考えを示しました。

 その上で、民主党が投票対象を憲法改正以外の、国政の重要課題にも広げる「一般的国民投票」を主張していることについて「(国民投票法案は)もともと、憲法改正への国民投票として提起され、数年間、議論してきた。あえて一般的国民投票を持ってきたということは、『反対を表明するため』という気がする」と述べました。

【憲法改正問題】

 太田代表は、憲法改正問題に関して「公明党は、部分的に直していく、現行憲法に足らざるものを加えていく『加憲』ということを言っている」とした上で、「憲法9条1項、2項は堅持する。(新たに)加わるのは、現在の自衛隊の存在を認知するということ。それは自民党が言うような『自衛軍』ではなく、必要最小限の実力装置」と強調するとともに、「(自衛隊は)国連安保理の決議があった多国籍軍には参加するが、武力行使を伴うものには参加しない。集団的自衛権の行使を認めない。これは『9条1項、2項を堅持』ということで表現している。自民党とはここが違う」と述べました。

【イラク支援特措法延長】

 7月に期限が切れるイラク人道復興支援特措法の延長問題について、太田代表は「党として、(政府方針の)2年延長の方向で最終のまとめをしている」とした上で、イラクで復興支援活動を行っている航空自衛隊について、「人道復興支援に最大の焦点がある。戦争に行くわけではない」と指摘した上で、特措法の安全確保支援の中で、イラク隣国のクウェートから首都バグダッドや北部アルビルの国連事務所へ輸送活動を行っていると述べました。


■2007.3.25 石川・能登で震度6強。女性1人死亡、170人の重軽傷――魚住氏、庄源県代表ら被災地で住民を激励
 25日午前9時42分ごろ、能登半島を中心に強い地震があり、石川県輪島、七尾両市と穴水町で震度6強の揺れを記録しました。

 気象庁によると、震源地は輪島市の南西約30キロの能登半島沖で、震源の深さは約11キロ、地震の規模(マグニチュード)は6・9と推定されています。このほか震度6弱が同県志賀町、中能登町、能登町で、珠洲市では震度5強が観測されました。

 石川県内では、公民館などに計1320人が避難。谷本正憲県知事は防衛省に自衛隊の災害派遣を要請しました。政府は官邸対策室を設置し、調査団を現地に派遣。気象庁も職員を派遣し、被害状況などの調査に当たります。警察庁も災害警備本部を設置しました。

    ◇

 地震を受けて、公明党石川県本部「能登沖地震災害対策本部」の庄源はじめ本部長(県代表、県議)は25日、地震被害の状況を調査し、復旧へ住民の要望を聞くため、輪島市、七尾市を相次ぎ訪れ、被災者らを激励しました。これには、同本部のやち律夫党県副幹事長と、ますえ啓、松井じゅんいち両金沢市議、かどの恵美子、秋島とおる両氏が同行しました。

 このうち輪島市では、地震により家屋が倒壊した現場で住民らを励まし、要望などを聞きました。また同日夜、公明党の魚住裕一郎参院議員が輪島市に駆けつけました。


【公明党が対策本部設置】

 能登半島沖地震の発生を受け、公明党は25日午前、「石川県能登半島沖を震源とする地震災害対策本部」を設置しました。

 同対策本部のメンバーは次の通りです。

▽総合本部長=北側一雄
▽副総合本部長=こば健太郎
▽本部長=漆原良夫
▽副本部長=高木陽介、赤羽一嘉、荒木清寛
▽事務局長=魚住裕一郎
▽事務局次長=古屋範子、谷合正明、庄源はじめ、やち律夫


■2007.3.23 日本の支援継続を期待――太田代表ら、イラク復興でハーシミー副大統領と会談
 公明党の太田昭宏代表は23日、参院議員会館で、イラクのターリク・アル・ハーシミー副大統領と会談し、今後のイラク情勢などについて意見交換しました。これには、浜四津敏子代表代行、北側一雄幹事長、山口なつお政務調査会長代理(参院議員)、佐藤茂樹国対副委員長(衆院議員)、遠山清彦国際局次長(参院議員)が同席しました。
 
 冒頭、太田代表は「公明党、日本はイラクと友好関係にある」と述べ、ハーシミー副大統領の訪日を歓迎。その上で、厳しい国内状況にあるイラクに対し、「できる限りの(支援の)努力を、公明党としてもやっていきたい」と語りました。
 
 さらに、「民生の安定が平和の礎だ」として、雇用、産業振興、治安の回復が重要だとの考えを強調。ハーシミー副大統領に対し、(1)イラク国内の治安状況について今後の展望(2)日本に期待する支援(3)自衛隊の役割への評価――について聞きました。
 
 ハーシミー副大統領は、イラクの治安状況について「大変難しい状況で過渡期にある」との認識を示した上で、近いうちにシーア派とスンニ派の対立をはじめとした国内問題を解決することができると強調。さらに、イラクの国のあり方や憲法の改正、国民の政策決定過程への参加などについて「しっかりと一体感を持った結論を出すことができると信じている」と語りました。
 
 また、自衛隊の人道・復興支援活動については、個人的見解とした上で「日本の自衛隊の役割を評価している」と述べ、「ぜひ、引き続き日本が経済援助だけでなく(イラク国内で)存在感を持って支援活動してほしい」と求めました。
 
 最後に、ハーシミー副大統領は、イラク復興支援特別措置法の延長について公明党の考えを質問。太田代表は「副大統領から率直な意見を伺ったので、それを念頭に結論を出していきたい」と述べました。


■2007.3.23 統一選、全員当選へ総力。格差是正で実現力発揮。教育関連法改正私学の独立性を担保――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は23日午前、国会内で記者会見し、統一地方選への取り組みや、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議、公務員制度改革などについて、大要、次のような見解を述べました。

【統一地方選】

一、昨日、(都道県知事選が告示され)統一地方選が始まった。わが党は、地域ネットワーク政党、地方議会から始まった政党、生活現場主義の党として、全力を挙げている。

 30日に告示される道府県議会、政令市議会選挙の勝利に向かって力を振り絞って戦っていきたい。

一、市町村合併や地方分権が進むとともに、地域間格差が指摘される中、現場力・地域力・実現力(の発揮)に力を注ぎ、どの党よりも党幹部が前線に立って、全員当選をめざして走っていく決意だ。

【6カ国協議】

一、(6カ国協議が休会したことに関して)朝鮮半島の非核化に向けた議論に入れなかったことは遺憾だ。(拉致問題については)全体会合で、日朝作業部会の結果が報告され、北朝鮮に対して、もっと真剣に話し合うようにとの意見が多く出され、北朝鮮へのメッセージが発せられたことは意味があったと思う。

【格差是正】

一、格差問題は、少子高齢化の中で、単身高齢者が増えていることや、景気回復が、まだら模様になっていることなど、さまざまな要素を加味して考えなくてはならない。

 一つひとつの格差を直視し、原因を捉え、中小企業のバックアップや、インフラ(社会資本)の整備、人への支援など具体策を展開することが大事だ。今、格差是正に向けた政党の実現力が問われている。

【公務員制度改革】

一、(安倍晋三首相が、国家公務員の再就職について、各省庁によるあっせんを禁止し、新人材バンクに一元化する方針を示したことについて)定年制のあり方や、労働基本権付与の問題、能力・実績主義の導入などをどうするのかなど、総合的な、全体のパッケージの中で考えることなしには、安心感も出ないと思っている。

 天下りにはわが党は厳しく対応してきた。「機能する人材バンク」など安倍首相が示した方向性には、基本的には賛成だ。

【国民投票法案】

一、(投票権年齢を原則18歳以上<当面は20歳以上>とするなどの与党修正案に、自民党の一部で再修正の意見が出ていることに関して)長い時間をかけて委員会の場で決めてきた経緯がある。にわかにこれを変えようという動きは、これまでの経緯を踏まえていないと思う。与党修正案が大きく動くことはない。

【政治とカネ】

一、(政治資金規正法改正の見通しについて)自民、公明の与党両党間で激しい論議が交わされていると承知している。何らかの法改正、制度改正を含めた成案を得て、今国会で結果が国民に示されると思っている。

【教育関連法改正】

一、(政府が教育委員会による私立学校への直接関与を見送ったことについて)公明党は、教委が私学に直接、指導・助言・援助を行うことを認めるべきでないと主張してきた。

 都道府県知事が必要とした場合、教委に助言・援助を求めることができるとしたことはいい形になっていると思う。あくまで、私学の自治、建学の精神が、自由に教育の場で展開される必要があり、そこが担保されていると思う。


■2007.3.20 感染症撲滅へ支援に感謝。エイズ・結核問題活動家、ズル氏が首相と懇談――浜四津代行らが同席
 公明党の浜四津敏子代表代行は20日午後、エイズ・結核問題のザンビア人活動家、ウィンストン・ズル氏とともに首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と面会しました。遠山清彦参院議員、浜田昌良外務大臣政務官(公明党)が同席しました。

 ズル氏は、自らHIV(エイズウイルス)と結核の二重感染に苦しみ、同様に兄弟4人を二重感染で失ったことから、世界中でエイズ・結核の脅威を語り撲滅を訴える活動に献身しています。

 席上、ズル氏は日本政府の世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対する多額の拠出に謝意を示すとともに、「アフリカの医療現場などで、日本の支援を実感している」と述べました。浜四津代表代行は、世界抗結核薬基金(GDF)の財務理事4カ国のうち、日本だけ拠出金がないと指摘、GDFへの拠出を求めました。

 安倍首相は、エイズのまん延防止などを掲げたミレニアム開発目標(MDGs)の達成のため、「日本の役割を果たしたい」と強調しました。また、GDFへの拠出について「検討したい」と述べました。


■2007.3.20 民主、児童手当にまた反対。育児休業給付引き上げにも――衆院本会議
 衆院は20日の本会議で、児童手当の乳幼児加算を盛り込んだ児童手当法改正案を自民、公明の与党両党などの賛成多数で可決、参院に送付しました。

 これに対し、民主党は、2000年、04年、06年の三度の法改正の反対に引き続き、今回もまた反対。しかも、民主党議員が反対討論にまで立って、断固反対”した。 同法改正案は、0〜2歳児の第1、2子の児童手当支給額を現行の月額5000円から、月額1万円に倍増します。成立すれば、4月(支給は6月)から実施されます。公明党が連立政権参加以降、制度改正による児童手当の拡充は今回で5度目。

 そのほか、衆院本会議では、育児休業給付を50%に引き上げる雇用保険法改正案の採決が行われ、与党の賛成多数で可決したが、民主党は、児童手当法改正案と同様、反対討論まで行い反対しました。


■2007.3.20 統一地方選、全国会議員が先頭に。民主は子育て支援に不熱心――党代議士会で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は20日午後、国会内で開かれた代議士会であいさつし、22日の知事選の告示でスタートする統一地方選挙(道府県・政令市議選=30日告示、区市町村議選=4月15日告示)への取り組みなどについて見解を述べました。

 この中で、太田代表は統一地方選を、(1)地方分権の進む中、地域の担い手である地方議員を選ぶ選挙(2)参院選の前哨戦、国政へつながる選挙(3)地域のネットワーク政党・公明党の未来を決める選挙――と意義付け、「全国会議員が先頭に立って、何がなんでも全員当選を期していきたい」と訴えました。

 その上で、民主党が格差問題を統一地方選、参院選の争点にする構えを見せていることに関連し「『格差是正、格差是正』と言っていれば、(格差が)是正されるというわけではない。叫んだり、パフォーマンスではなくて、どのように格差是正に(地域で)取り組み、(現場で)行動し、予算案に入れて、どう結果を出したのか、その具体策が問われる選挙であり、『現場力、地域力、実現力』が問われる選挙だ」と強調しました。

 さらに、同日の衆院本会議で、乳幼児加算を盛り込んだ児童手当法改正案が採決されることに言及。「賛否には国民の厳しい視線が当てられている。民主党が(同改正案に)反対することは、民主党が子育て支援に熱心でないということだ」と指摘しました。


■2007.3.19 シンガポール首相と会談。アジアでの日本の役割に期待――太田代表ら
 公明党の太田昭宏代表は19日、都内でシンガポールのリー・シェンロン首相と会談し、日本のアジア外交などをめぐって和やかに語り合いました。これには公明党の東順治副代表、高野ひろし国際委員長(参院議員)、上田勇同副委員長(衆院議員)、赤羽一嘉国際局長(同)、シンガポールのヨー外相、リム貿易産業相らが同席しました。 

 会談でリー首相は「アジアで日本が活発な役割を担うことを期待する」と述べ、アジアに対する日本の貢献について質問。太田代表は「日中、日韓といった線で結んだ関係性を超えて、(アジアでの)中産階級の台頭を背景にして、面としてより強い経済などの関係をつくりたい。日中関係の改善を含め、与党は、より強固な関係をつくりたいと思っている」と述べました。

 またリー首相は日本とインドの関係について質問。太田代表は「相互に友好的な意識を持った関係だ」と述べる一方、日本企業のインド進出にはインフラの未整備など障害が多いことを説明。「シンガポールが日本とインドの仲介役を務めてくれることを期待している。インド、ロシアを含めたアジア全体の大きな発展を図っていかなければならない」と語りました。

 一方、太田代表はリー首相に北東アジア情勢に関して質問。首相は「東アジアの外交のカギは日中関係だ。最近の日中関係の改善は歓迎している。密接な経済関係に見合った、温かい政治関係が築かれることを期待している」と表明。併せて「ただ、最近の従軍慰安婦問題をめぐる日本国内の議論には当惑を感じる」と述べました。

 これに対し太田代表は「(同問題を謝罪した)1993年の河野(洋平官房長官)談話でわが国の考え方は定まっており、それに基づき、行動している。安倍晋三首相も河野談話を継承することは明言している」と理解を求めました。


■2007.3.18 領収書添付で法改正を。中小企業、家計を支援地域間格差を解消――テレビ番組で、こば参院幹事長
 公明党の、こば健太郎参院幹事長は18日、NHK番組「日曜討論」に与野党の参院幹事長とともに出演し、「政治とカネ」や格差の問題などについて見解を述べました。

 この中で、こば氏は光熱水費に関する松岡利勝農林水産相の説明について「説明責任を果たしているかというと、なかなか厳しい部分がある」と述べるとともに、政治資金管理団体が巨額の不動産を所有する民主党の小沢一郎代表や、光熱水費の虚偽記載をしていた民主党の中井洽元法相の釈明会見についても「疑念が晴れない部分がある」と指摘。さらなる説明が必要との認識を示しました。

 その上で、政治資金規正法の改正について(1)事務所費など支出項目の細分化(2)政治資金管理団体の不動産所有の禁止――は、自民党とほぼ合意できていると述べ、「残りは領収書(添付)の問題。ぜひ自民党にもご理解をいただきたい」と強調し、今国会中の領収書添付を含む法改正に強い意欲を示した。自民党の片山虎之助参院幹事長は「真摯に検討する」と応じました。

 格差問題について、こば氏は来年度予算案や今国会提出法案に格差を固定化させない対策が盛り込まれているとし、地域間格差の解消へ「中央から地方、大企業から中小企業、企業から家計という“三つの波”を進めていきたい」と力説しました。また、地域の活性化にはインフラ(社会基盤)の整備も必要との認識を示しました。

 憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、こば氏は「民主党も一緒に賛成できる法案になる方が一番いい」との考えを示し、「参院に送られてきたら、議論を重ね、今国会で成立させたい」と述べました。


■2007.3.16 与党幹事長、胡錦濤主席と会談
『中日は戦略的利益を共有――胡主席』
『交流、連携、協力の拡大を――北側幹事長ら』


 【北京16日=金城裕司】自民・中川秀直、公明・北側一雄の与党幹事長訪中団は16日午後4時(日本時間同5時)すぎ、北京市内の人民大会堂で胡錦濤国家主席(中国共産党総書記)と会談しました。

 胡主席は、「両幹事長は、古き友人として中日両国の与党間の交流を促進し、大いにご尽力していることに感謝の意を表明する」と述べるとともに、率直な意見表明を求めました。

 中川幹事長は、日中両国の戦略的互恵関係の発展について多角的な角度から言及。互恵関係の前進を国民の目に見える形で前進させる観点から、日中間の懸案事項となっている東シナ海の資源開発などに協力を求めました。さらに、朝鮮半島の非核化、北朝鮮の拉致問題の解決への中国の協力を求めました。

 北側幹事長は、最初に公明党の太田昭宏代表からの「くれぐれもよろしくお伝えください」との伝言を伝えました。その上で「今年は日中関係にとって大切な一年である」と指摘し、日中間における「交流」「連携」「協力」――の「3つの拡大」を提案しました。

 この中で、北側幹事長は今年500万人を突破する見込みの両国の相互交流に関して、青年の交流、文化の交流などを拡大し「近い将来、1000万人にし、現在、週に約600便の定期旅客機を週1000便にしたい」との意向を表明。さらに、省エネ・水資源の分野で「日本は経験や技術を蓄積しており、中国への協力では最適である」として、環境分野での協力拡大を力説しました。

 両幹事長の発言を受け、胡主席は「提言については関係各部署が真剣に検討していく」と約しました。その上で、日中関係について「両国はいくつかの点で相違はあるが、より多くの分野で戦略的な利益を共有している」「『平和共存』『世代友好』『互恵協力』『共同発展』を堅持しなければならない」と述べました。

 朝鮮半島問題については、6カ国協議での共同声明を実行に移すことが重要であり、「日本との協調および意思の疎通を継続したい」と語りました。 一方、東シナ海の資源開発では「もうすぐ政府間協議が開始されるが、早期に問題解決につながることを期待する」と語りました。


■2007.3.16 臨界事故の再発防げ。公務員制度改革。天下りに厳しく対処――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は16日午前、国会内で記者会見し、北陸電力志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町)の臨界事故隠し問題や、同日のライブドア前社長・堀江貴文被告の実刑判決、公務員制度改革などについて見解を述べました。

 この中で、太田代表は、志賀原発で1999年6月、定期検査中に原子炉内の核分裂が臨界状態に陥り制御不能になった事実が隠ぺいされていたことについて、「国民の生命にかかわることであり、誠に遺憾だ」とした上で、同年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)で2人の作業員が死亡した臨界事故を挙げ、「もし、(志賀原発の)事故が発表され対応されていたならば、3カ月後の事故はなかったかもしれない」と述べ、北陸電力の対応を批判しました。

 その上で、「経済産業省も特別調査し、再発防止に全力を挙げてもらいたいし、厳正な対処を強く求めたい」と述べました。

 また、堀江被告の実刑判決について、「多くの株主に多大な損害を与え、社会のあり方に問題を提起した事案」と指摘し、「厳しい判決が下されたと思っている。(堀江被告は)厳しく受け止めるべきだ」と述べました。

 さらに、民主党の中井洽元法相の資金管理団体による光熱水費の虚偽記載などに言及。「中井さんも松岡(利勝農水相)さんも、疑惑を持たれた方は説明をすることが大事だ」とした上で、「(中井氏は)なぜ、そうしたことをしたのか、まだ(国民から見て)疑惑が残るなら、明らかにすることだ」と強調しました。

 一方、中央省庁の“天下り”規制を柱とする公務員制度改革について、「公明党は天下りに厳しく対処する。(天下りは)昨今の官製談合の温床の一つという認識を持っている」とした上で、天下り規制について、定年前の退職を勧める「早期退職勧奨」慣行など退職管理、再就職のあり方や、能力・実績主義の人事評価制度の導入、民間出身者の幹部起用などの官民交流などを挙げ、「公務員制度改革全般にかかわる、総合的な幅広い論議の中で判断する必要がある」との認識を示しました。

 また、臓器提供の条件を緩和する臓器移植法改正案(自公有志議員提出)について、「(改正を)急いでほしいという、(移植を待っている人の)深刻な要望がある。できるだけその気持ちを酌んで、国会としても審議を進めていくことが大事だと思っている」と述べました。


■2007.3.15 児童手当「乳幼児加算」審議入り。公明党が一貫して推進。制度創設、拡充へ40年の闘い――代議士会で太田代表が強調
 公明党は15日昼、国会内で代議士会を開き、太田昭宏代表は、衆院で審議入りする児童手当法改正案について、北側一雄幹事長、漆原良夫国会対策委員長らは、憲法改正の手続きを定める国民投票法案をめぐる民主党ら野党の対応について、それぞれ見解を述べました。

 この中で、太田代表は、同日の衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われる児童手当法改正案について、4月(支給は6月)から3歳未満の第1、2子の児童手当支給を月額1万円(現在5000円)に倍増する乳幼児加算が盛り込まれていることを指摘し、「公明党が大きく推進してきた法律」と強調しました。

 その上で、児童手当制度について、40年前の1967(昭和42)年に千葉県市川市議会などで公明党議員が提唱し、翌年、いち早く制度を創設。これを機に同制度の実現を求める公明党の取り組みが全国に波及し、72年に国の制度としてスタートした経緯に言及。

 さらに、99年に公明党が連立政権に参画して以来、政権与党の子育て支援策の柱として「児童手当の拡充」が位置付けられ、この7年間で児童手当の支給対象が5・4倍の1310万人に広がったことを踏まえ、「公明党が現場で闘いながら、一歩ずつ前進させ、今回の乳幼児加算が実現する。政党の政策とは、このように一歩ずつ実現していくものだ」と訴えました。


『民主の対応は不誠実。国民投票法案の公聴会「反対のための反対」に終始――北側幹事長、漆原国対委員長』

 一方、漆原国対委員長は、衆院憲法調査特別委員会における国民投票法案の公聴会日程をめぐる与野党協議の経緯を報告。

 この中で漆原国対委員長は、円満な委員会運営を求める公明党の主張により、(1)中央公聴会の開催を議決する委員会の開催を1週間延期した(2)民主党など野党が要求してきた地方公聴会の開催も、自民党と精力的に協議し、26日の開催を提案したが、野党が受け入れなかった――などの経緯に触れ、「(民主党は)要求をのめばさらにハードルを上げろという。まったく不誠実な態度だ」と厳しく批判しました。

 さらに、15日の同特委で22日の中央公聴会を与党の賛成多数で議決したことについても、「強行でも理不尽でもない。民主党および野党の方が理不尽な要求をどんどんつり上げてきて、こういう(委員会混乱の)結果になった。その責任は野党にある」と糾弾しました。

 北側一雄幹事長は、同特委での民主党の対応について、「反対のための反対と言わざるを得ない」と指摘。同党が、国民投票法案に関する党内の意見集約ができていないことや、野党共闘を優先して党の意見を明言できなくなっている現状を指摘し、「民主党に政権担当能力があるとはとても言えないことを実感した」と述べました。


■2007.3.15 イラク復興へ連携重要。太田代表ら、中東の安定などでイラン大使と懇談
 公明党の太田昭宏代表は15日午後、参院議員会館でイランのモーセン・タライ駐日大使と会い懇談した。浜四津敏子代表代行、高野ひろし国際委員長、遠山清彦国際局次長(参院議員)が同席しました。

 席上、太田代表は「イランには、中東地域の平和と安定に重要な働きをしてもらいたい」と述べるとともに、「日本はイランと緊密な連携をとる必要があると思っている」と表明。

 その上で、イラクの復興支援について、「異なる宗教や、部族を超えて共生していく国家を形成していくことが大事だ」と強調し、日本の果たすべき役割について意見を求めました。

 これに対して、タライ大使は、「イラクの安定化のために公明党の協力を必要としている。イラク復興における公明党の政策、役割、動きをイラン政府は支援する」と表明した上で、「イラクとイラクの周辺国とが良い関係を樹立できるよう協力してほしい。国連安保理や欧米諸国と中東地域の“橋渡し”をし、日本の知恵を中東地域で生かすことが大事だ」と述べました。。


■2007.3.14 政治資金の透明性、今国会で。民主・中井氏“虚偽記載”で説明求める――記者会見で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は14日午前、国会内で記者会見し、与党幹事長の中国訪問(15日から19日)や、「政治とカネ」の問題、臓器移植法改正案の対応などについて見解を述べました。

 この中で、北側幹事長は、今回の与党幹事長訪中について「4月に温家宝首相が訪日し、安倍首相と首脳会談を行うが、戦略的互恵関係をいかに具体化していくかが、一つのテーマになると思う。その地ならしができればいい」と抱負を述べました。

 また、臓器提供の条件を緩和する臓器移植法改正案(自公有志議員提出、衆院で継続審議)について「長年、論議してきているし、臓器移植を求めている多くの方の声に応えていかなければならない」と指摘。「まずは論点を整理してもらい、党議拘束を掛けないということなので、全国会議員に、よく理解してもらうという作業をした後で、(今国会で)どうするか判断したいと思う」との認識を示しました。

 さらに、民主党の中井洽元法相の資金管理団体が光熱水費を虚偽記載していたとする一部報道に言及し「中井氏は説明責任を果たしてもらいたい」と強調。電気、ガス、水道使用料など経常経費の光熱水費について、「もっと細分しようと思えばできる。検討してもいいのではないか」との考えを示すとともに、政治資金規正法の改正について「政治資金の透明性を高めるために、今国会で法改正すべきだと考える」と述べました。

 一方、松岡利勝農林水産相の光熱水費問題で野党が証人喚問を要求していることについて「証人喚問は解せない。きのう(の参院予算委員会集中審議)だって、やろうと思えば、資料を示した上で、(追及がもっと)できたはずだ」と指摘。その上で、松岡氏の答弁については「もう少し誠実に説明されてしかるべきではないかという印象を持っている」と述べました。

 また、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の衆院採決時期に関して、「今国会で成立を期すという考えは変わらない。具体的な日程はこれからの論議だ」と強調しました。


■2007.3.14 原爆症認定問題決着を。被団協が党対策委に要望
 党原爆被爆者対策委員会(谷合正明委員長=参院議員)は14日、参院議員会館で初会合を開き、原爆症認定問題について日本原水爆被害者団体協議会(被団協)から要望を受けました。

 被団協は、原爆症の認定について「直接被爆だけが、被爆の実態を表しているわけではない」とし、直接被曝線量だけを重視するやり方でなく、残留放射線の影響などを含めた、「被爆実態から認めるべき」と主張。

 その上で、同対策委に対し、国に対して認定却下の取り消しを求めた集団訴訟での東京地裁判決(22日)後に「政治的に決着を図っていただきたい」と訴え、(1)原爆症について国会で質問(2)厚生労働相との面談(3)厚労相に対して控訴断念の申し入れ――などを行うよう求めました。

 谷合氏は「与党として自民党と連携を取りながらやっていきたい」と述べました。


■2007.3.13 格差是正へ労働法整備。公明、今国会で成立めざす。関係3法案を閣議決定。労働基準法改正案、残業代の割増率アップ。中小企業は適用を猶予、長時間勤務に歯止め
 政府は13日の閣議で、長時間残業の割増賃金率を引き上げる労働基準法改正案、生活保護との整合性を考慮した最低賃金法改正案、そして雇用ルールの開始から終了までを定めた労働契約法案の労働関係3法案を決定、国会に提出しました。公明党は格差是正や働き方の改革を進める3法案の早期成立をめざします。

 労働基準法改正案は、過労死や少子化の要因と指摘されている長時間労働に歯止めをかけるため、残業代の割増賃金率を引き上げ、企業に見直しを求めます。

 具体的には、労働時間が1カ月に45時間を超える場合は、労働時間短縮や割増賃金率の引き上げを労使間で決定することを努力義務としています。同80時間を超える場合は、割増率を50%(現行25%)に引き上げる。また、引き上げ分の割増賃金は、支払いを有給休暇に代えることもできます。中小企業に対しては、経営基盤に配慮して当分の間、適用しない猶予措置を講じます。

 そのほか、年次有給休暇のうち5日分は、子どもの通院などに対応できるよう、時間単位でも取得が可能になります。

 公明党は、2006年4月に発表した「少子社会トータルプラン」で、時間外労働の見直しの必要性を指摘し、中小企業に配慮しつつ、残業代の割増賃金率の引き上げを主張し、取り組んできました。

 さらに厚労省の改正論議では当初、一部の会社員を労働時間規制や残業代支払いの対象から外す「自己管理型労働制」(日本版ホワイトカラー・エグゼンプション=WE)の導入が焦点となっていたが、太田昭宏代表が昨年末の安倍晋三首相との党首会談を皮切りに「慎重に行うべき」といち早く主張したことによって政府・与党内に慎重論が広がり、導入が見送られた経緯があります。

報酬水準を引き上げ
生活保護との整合性を考慮
最低賃金法改正案


 最低賃金法改正案は、働いても、地域によっては生活保護の水準以下の収入しか得られない問題を改善するため、提出されました。そのため、地域別最低賃金の原則として、「生活保護に係る施策との整合性に配慮するもの」との文言を盛り込んでいます。加えて、地域別最低賃金の不払いを行った企業に対する罰金額を、現行の2万円から50万円に引き上げ、実効性を高めている。これにより、労働者の報酬水準の引き上げを図ります。

 公明党は、一貫して最低賃金法改正の重要性を強調。労働者へのセーフティーネット(安全網)としての機能を十分に果たせるよう、国会質問などを通して働き掛けてきました。

雇用ルールを明確化 労働契約法案

 働き方の多様化に伴って増加する雇用トラブルを改善するため、労働契約法案は、労働契約の締結から変更、また継続や終了など、雇用全般にわたるルールを明確化しています。

 法案では、労働契約の内容の理解促進や契約内容をできるだけ書面で確認することなど、労働者と使用者が納得し、安心して就労できる環境を整備します。


■2007.3.12 政治とカネ、今国会で制度改正を。中国の環境対策支援、日中で「基金」創設提案――政府・与党会議で太田代表
 政府と自民、公明の与党両党は12日昼、首相官邸で連絡会議を開き、当面する諸課題について協議しました。公明党から太田昭宏代表、北側一雄幹事長らが出席しました。

 席上、安倍晋三首相は、2007年度予算政府案が衆院を通過し、年度内成立に目途が立ったとした上で、予算案、予算関連法案の早期成立に向けて与党の協力を求めました。

 また、7、8両日の日朝国交正常化のための作業部会について、「日本の基本的な立場を(北朝鮮に)伝えることができ意義があった。日米両国が緊密に連携を取り、今後の対処をしていきたい」と述べました。

 太田代表は、「政治とカネ」の問題に関して、「これまで、どちらかというと、“入り”の問題が論議されることが多かったが、“出”の、資金の使い道に一層の透明性が求められている。また、常識を超える不動産の取得・所有なども国民の批判が強まっている」と指摘。「今のところ、スキャンダルの追及のみで、制度改正への議論が進んでいないことは残念だ」とし、「ぜひとも今国会中に制度の改正をして、政治資金の透明化、使途の適正化に取り組む必要がある」と強調しました。

 また、対中国ODA(政府開発援助)について、円借款が08年の北京オリンピックの前までに新規供与が終了することを指摘し、環境対策を資金面で支援するための「日中環境基金」の創設を改めて提案しました。

 連絡会議終了後、太田代表は、首相官邸で記者団の質問に答え、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の成立時期について、「(憲法記念日の)5月3日(までの成立)は目途であって、こだわるものではない。この国会で成立を期すことは変わらない」と述べました。

 また、教育関連法の改正論議で焦点になっている「教育委員会への国の関与」について、「地方分権が大事でもあるし、現在の制度でほとんど実効性がある」と述べ、権限を発動する場合も「特例に近い形で、極めて限定的に、慎重にすべきだ」との認識を示しました。


■2007.3.9 日朝、粘り強く協議を。拉致問題、北の対応は遺憾。国民投票法案、民主は審議復帰すべき――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は9日午前、国会内で記者会見し、7、8両日の日朝国交正常化のための作業部会における交渉や、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の対応などについて見解を述べました。

 この中で、太田代表は、今回の日朝作業部会について、「1年1カ月ぶりの協議でもあり、第1回がスタートしたばかりなので、今後とも粘り強く協議を進めることが大事だ」とした上で、「拉致問題に対し、(北朝鮮の)誠意ある対応が全く見られなかったのは遺憾だ。わが国が(拉致問題で)主張すべきことを主張したことは評価していい」と述べました。

 その上で、「日朝作業部会は、6カ国協議の枠内にあり、単に日朝2国間の協議にとどまらない」と指摘し、「北朝鮮が望んでいる『テロ支援国家指定の解除』は、拉致問題が進展しないと実現できないなど、大きな枠組みに入っている意義は大きい」と強調しました。

 また太田代表は、国民投票法案の衆院採決時期について、「『車は動いてからハンドルを切ること』だ。今は、衆院憲法特別委員会の審議に入って論議をすることが大事であり、特に民主党にも(その姿勢を)求めたい」と民主党など野党の審議復帰を促した上で、「採決の時期がきたら、論議の果てに、粛々と結論を出すことだ」と述べました。

 さらに、地方教育行政法など教育関連法の改正に関する中央教育審議会(中教審)の審議の焦点になっている、教育委員会のあり方をめぐる論議については、「地方分権の視点を入れて判断することや、(いじめによる自殺など)生命にかかわる緊急なものへの対応など、論議の土俵自体は(公明党と)共有されてきており、いい議論がされているのではないか」との認識を示しました。

 一方、太田代表は、中央省庁の“天下り”規制を柱とする公務員制度改革について、「公明党は天下りについて厳しく対処してきた。国民の疑惑を招くような天下りはあってはならないというのが基本だ」と強調。昨今の官製談合事件を挙げ、「国民の厳しい視線をしっかり受け止めるような改革でなくてはならない」と述べ、党の行政改革推進本部に指示し、できるだけ早く党の考え方をまとめる考えを示しました。

 また、従軍慰安婦問題に関する安倍晋三首相の発言に海外から批判が出ていることについて、「『河野官房長官談話』を継承するという(安倍首相の)姿勢が、米国や近隣諸国に強く伝わることを期待する」と述べました。


■2007.3.9 教育委へ「指示」は 慎重に。地教行法の了承見送り。関連法で議論集約――与党検討会
 与党教育再生に関する検討会(大島理森座長=自民)は9日、衆院第1議員会館で会合を開き、教育関連法の改正に関して、検討会の議論を集約しました。中央教育審議会(中教審)が示した改正の骨子案について、学校教育法、教職免許法および教育公務員特例法については、厳格な運用を図ることなどを前提に基本的に了承したが、地方教育行政法は了承を見送りました。
 
 公明党から、浜四津敏子代表代行、斉藤鉄夫政務調査会長、西博義文部科学部会長、山下栄一教育改革推進本部事務局長、伊藤渉同事務局次長が出席しました。
 
 検討会は、地方教育行政法の改正について、(1)文科相の教育委員会への関与は、現行制度でも可能な「要求」(具体的な是正の内容は自治体の裁量)の適切な運用に努めるべき(2)「指示」規定を設ける際には、国民の生命保護などのためと条件を限定している地方自治法を基本とすべき(3)教育長の任命承認は不必要(4)私立学校への教育委員会の「指導」規定は見送り、「助言・援助」も私学関係者の理解を得られる内容とする――ことを確認しました。
 
 さらに会合では、出席議員から、「私学に対する関与は、原則として現状維持が望ましい」との意見も出ました。


■2007.3.8 民主の国会対応は理不尽。理由ない審議拒否。ルールも無視し混乱誘発――北側幹事長らが糾弾
 公明党は8日午後、国会内で代議士会を開き、東順治副代表と漆原良夫国会対策委員長は、民主党が「国会は不正常な状態」とし、各委員会で本会議や委員会の開催日程の協議に応じない姿勢を示していることなどについて厳しく批判しました。

 漆原国対委員長は、民主党が7日の同党国対役員・筆頭理事合同会議で、「(国会は)不正常な状態。今後は、これまでとは違う委員会運営を行ってもらう」(平野博文・民主党国対委員長代理)とし、(1)委員会の理事会、理事懇談会での日程協議には応じない(2)委員長職権で委員会などの開催が決まった場合は、委員会に出席するが、慣例となっている質問の事前通告をしない――などの方針を徹底したことに言及。

 その上で、同会合で民主党国対幹部らが、各筆頭理事らに対し、「(委員会などの)現場を混乱させるため」「この状況を楽しんでください」などと指示していることを指摘し、「全く不埒なことを言っています。予算関連法案や(年度末までの処理が必要な)日切れ法案の審査の時期を見計らって、理不尽な国会対応をしている民主党の態度は、到底、国民の納得を得られるものではない」と厳しく糾弾しました。

 東副代表は、民主党が8日の衆院本会議の開会直前まで、質問の事前通告をしなかったことについて、「質問の事前通告は、与野党の合意で、原則、2日前に行うルールになっている。国会運営のルールを無視した、独り善がりの身勝手な行動だ。全く許されない」と強く批判。

 さらに、2007年度予算案を採決した2日夜から3日未明にかけての衆院本会議で、民主党の小沢一郎代表が途中退席したことに触れ、「予算委員長、総務委員長の解任決議案を提出した民主党の党首が決議案に投票しないで議場を退席するなどということがあり得るのか。そういうリーダーの行動に対して『けしからん』という意見が出ないところに、(民主党の)政党としての常識を疑う。こんなことを野放しにしていたら、議会政治は無茶苦茶になってしまう」と激しく指弾しました。

 一方、同日午前に開かれた党中央幹事会で、北側一雄幹事長は、民主党が「国会は不正常」と主張していることに関して「(3日未明の衆院本会議で)委員長の解任決議案を否決し、さらに財務金融委員長の解任決議案は、彼らが撤回した。なぜ不正常なのかが理解できない。今の民主党の対応は、全く理由のない審議拒否と変わらない」と述べました。


■2007.3.7 国民投票法案、成立は多くの賛同得て。日朝交渉「拉致」解決へ前進期待――記者会見で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は7日午前、国会内で記者会見し、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の対応や、日朝国交正常化に関する作業部会の交渉開始などについて見解を述べました。
 
 この中で、北側幹事長は、国民投票法案について、「法案は昨年5月に国会に提出され、一年近く、衆院特別委で熱心に論議されてきた。どこかで採決をしないといけないというのも理屈だ」とした上で、「今国会で、できるだけ多くの方の賛同を得て、法案を成立させるべきだし、その努力を積み上げていくべきだ」と強調しました。
 
 その上で、憲法記念日の5月3日までに成立をめざす動きについて、「5月3日そのものに、特段の意味があると思っていない。民主党の理解を得る努力を続けた方がいい」との考えを示しました。
 
 また、日朝作業部会での交渉について「拉致問題の解決に向けて、一歩前進するような交渉を期待している」と表明。「北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の枠内での日朝作業部会と位置付けられたことに意味があり、米国との連携は極めて重要だ。粘り強く、次につながる交渉にしてもらいたい」と述べました。
 
 さらに、従軍慰安婦問題に関する安倍晋三首相の発言に、周辺諸国から批判が出ていることについて、「首相は旧日本軍の関与を否定していない。首相は(官憲による強制連行など『狭義の強制』はなかったと言っているのであって)『強制が全くなかった』という趣旨で言っていない。そこが正確に伝わっていないのではないか」と指摘した上で、「誤解を与えるような発言は慎重であってしかるべきだと思う」と述べました。
 
 一方、松岡利勝農林水産相の政治資金収支報告に多額の光熱水費が計上されている問題に関連し、「(事務所費以外の光熱水費、備品・消耗品費など)経常経費についても、できる限り透明性を高めていくことが大切だ」と強調。「細目を分けることや、一定額以上の支出は領収書などの書面を添付することなどが党内で議論されている」と述べました。


■2007.3.7 友好関係を幅広く発展。マレーシア副首相と会談――北側幹事長ら
 公明党の北側一雄幹事長、東順治副代表は7日、都内で、マレーシアのナジブ副首相(国防相兼務)と会見し、外交関係開設50周年を迎えた日本、マレーシア関係の発展について意見を交わしました。

 これには、公明党の高野ひろし国際委員長、遠山清彦、山本かなえの各参院議員、マレーシアのオン住宅・地方自治相、ジャマルディン科学技術革新相、カレド起業家協同組合開発相らが同席しました。
 
 会談の冒頭、北側幹事長は「大きな佳節に閣下を日本に迎えることができ、大変うれしい」と歓迎。「訪日を機会に両国関係がさらに発展することを期待する」と述べました。

 これに対しナジブ副首相は「両国関係を幅広くし、深めていきたい」と応じるとともに、「昔からの長い絆のある日本のことを忘れることはない」と強調。公明党に対しても「政府の中で2国間関係をよりよくしていく手伝いをしていただければありがたい」と望みました。

 この要請に対し北側幹事長は、マレーシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)の中核であり、日本の経済連携協定締結国、そして重要航路のマラッカ海峡沿岸国であることを指摘し、両国関係を極めて重視していることを表明。「貴国とは、経済はもちろん文化交流を含め、さらなる友好拡大ができるようわれわれも努めたい」と述べました。

 ナジブ副首相は包括的な2国間関係の構築に賛意を示しつつ、「マレーシアの位置は地政学的に言ってもASEANの中心、戦略的な位置にある。特にASEAN自由貿易地域を宣言しているので、マレーシアをゲートウエー(玄関口)として見ていただきたい」と述べ、日本からの投資拡大に期待を表明。また「特に人材開発の分野で日本からの支援を期待している」と語り、大学院レベルの学生を日本に送り出す考えを示しました。

 これに対し北側幹事長は「そうした人材交流、人の交流をぜひ積極的にやっていきたい」と応じるとともに、「昨年、わが党訪問団を貴国に派遣したが、また機会があれば与党を含めて、ぜひ継続的に交流を深めたい」と提案。副首相は「大歓迎だ」と応じました。


■2007.3.7 問題多い「300日規定」。民法772条でNGOと意見交換――党PTが初会合
 離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫の子どもとする民法772条の「300日規定」の問題で、公明党の「民法772条問題対策プロジェクトチーム」(PT、丸谷佳織座長=衆院議員)は7日、衆院第2議員会館で初会合を開き、NGOの「民法改正情報ネットワーク(mネット)」から、772条の問題点などを聞き、意見交換しました。

 「mネット」の坂本洋子共同代表は、「300日規定」によって、再婚女性と現在の夫との間に生まれた子どもでも前夫の戸籍に入ってしまうとし、本来の父子関係に戻すために、再婚女性が前夫を巻き込んで戸籍の修正や嫡出否認の裁判などをしなければならない実情を説明。

 さらに、前夫との関係によっては無戸籍のままにされる場合があることを挙げ、「子どもの身分を早期に安定させるための規定が、逆に(子どもの)戸籍をつくれなくさせている」と指摘し、772条の早期改正が必要と訴えました。

 丸谷さんは、「法改正を視野に入れながら、問題解決に取り組んでいきたい」と述べました。


■2007.3.6 新型インフルエンザ対策を強化。タミフル300万人分を追加。検疫の整備や1千万人分のワクチンも――公明の強力な推進で
 政府は6日の閣議で、発生の危険性が高まっている新型インフルエンザ対策をさらに強化するため、緊急措置として、新たに(1)予防投与を行うためのタミフルの備蓄(68億円)(2)空港での感染防止対策(1・5億円)(3)ウイルスの変異に対応し、1000万人分のワクチン製造の基盤整備(3億円)――に必要な財源約73億円を、2006年度一般会計予算の予備費で対応することを決定しました。

 強毒性の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)は世界中で発生し、感染者277人、死亡者が167人(1日現在)に上っています。政府は既に、新型インフルエンザが国内で大流行した場合に備えて、治療用の抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」約2500万人分の備蓄を進めており、今回の追加措置で、治療用のタミフルに加え、感染を初期段階で封じ込めるために予防投与用のタミフルを新たに300万人分を備蓄します。

 さらに、新型インフルエンザウイルスは変異速度が極めて速いことから、新たに1000万人分のワクチン製造に必要な基盤整備を進めます。

 また、新型インフルエンザウイルスは外国から航空機で持ち込まれる可能性が高く、空港へのPCR検査(遺伝子を調べ感染を判定する)機器や携帯用サーモグラフィー(熱を測定する装置)の整備、検疫官らに対する感染症防護服7000人分を新たに購入し、検疫体制の強化にも全力を挙げます。

 今回の緊急措置は、公明党の積極的な対策を求めた申し入れや国会質問が実ったものです。

 公明党は1月19日に党の新型インフルエンザ対策本部(渡辺たかお本部長=参院議員)が高病原性鳥インフルエンザ対策に関する申し入れを安倍晋三首相に行いました。

 申し入れには、渡辺本部長、江田康幸事務局長(衆院議員)、こば健太郎、沢雄二の両参院議員が出席し、政府の「新型インフルエンザ対策行動計画」(新型インフルエンザの発生状況を6段階に分類し、対策を定めたもの)の着実な実施や、抗ウイルス薬の備蓄、迅速なワクチン開発・生産体制の確保などを求めました。

 また、2月5日の参院予算員会では公明党の沢氏が、国民の生命の安全確保が最優先の課題として、予防投与に必要なタミフルの備蓄や空港の対策強化、新しいワクチン製造のための予算確保などを要請しました。安倍首相は「国民に安心してもらうよう万全を期す」と述べ、対策の早急な予算措置のため、行動計画を今月2日に改訂し、予防投与に向けた備蓄方針などを盛り込みました。


■2007.3.6 現場からの教育提言。いじめ、不登校に具体策。パパママ・スクールやレスキュー隊設置など。党推進本部、首相にも要請
 公明党の太田昭宏代表と教育改革推進本部の浜四津敏子本部長(代表代行)らは6日、衆院第1議員会館で記者会見を開き、同推進本部がまとめた「緊急提言・現場からの教育改革――希望が持てる教育へ――」を発表しました。会見には太田代表、浜四津本部長のほか、斉藤鉄夫政務調査会長、山口なつお政調会長代理、西博義文部科学部会長が同席しました。

 提言は、同推進本部として、いじめや不登校、教育格差など教育・生活現場の直面する声を精力的に聞き、まとめられました。対策の柱は、(1)「いじめ」に立ち向かう強い絆づくり(2)不登校をつくらない「安心サポート」体制(3)「パパママ・スクール」の推進(4)教育の機会均等のために公教育を充実――の四つです。さらに、教員の資質向上、学校活性化などの諸問題に対する公明党の考え方を別項目で示しています。

 いじめ対策では、いじめの連鎖を断ち切るには、強い意志と人間同士の“絆”を結び付けることが必要だと強調。子どもたちのSOSに瞬時に対応するため、「いじめレスキュー隊」(仮称)の設置や、いじめの予兆を早期発見する仕組み、子どもと触れ合う時間を確保するための教員への事務作業の思い切った削減などを提案しています。

 このほか、学生OBらが不登校児らの相談相手となる「メンタルフレンド制度」の普及、育児の仕方など“親”になることを応援する態勢、教育費負担の軽減などを提案しています。

 会見の席上、太田代表は、「教育改革は現場から前進させることが重要だ」と強調した上で、教育関連3法案と提言の関係については、「社会総がかりの教育再生という大きな動きの一部が法律として議論されていると認識しています。教育改革はもう少し幅広い、大きな課題だ」との考えを示しました。

 浜四津本部長は、「机上の議論ではなく、教育現場から細かく声を聞き、苦しんでいる人にどう対処するかに焦点を当てて取りまとめた」と力説。学生ボランティアによる不登校児への支援などについて、「現場で効果を挙げているものを国や自治体に提言するとともに、ネットワーク政党として全国に運動論としても展開していきたい」と述べました。

 記者会見後、浜四津本部長と斉藤、西両氏は、首相官邸に塩崎恭久官房長官を訪ね、安倍晋三首相あてに、提言の内容を踏まえ緊急の対策を講じるよう申し入れました。

 塩崎官房長官は、特に、いじめレスキュー隊やパパママ・スクールの具体的な在り方に関心を示し、「公明党の提言はいつも具体的だ」と述べ、首相、政府の教育再生会議にしっかりと伝えると応じました。

<緊急提言の骨子>

(1)「いじめ」に立ち向かう
1.「いじめレスキュー隊」を設置
2.総点検で早期発見、未然防止
3.教員が子どもと触れ合う時間確保
4.生徒たちの自発的取り組みを応援

(2)不登校をつくらない
1.「ほっとステーション」づくり
2.何でも話せるメンタルフレンド
3.放課後子ども教室などでサポート

(3)親の応援体制
1.「親教育プログラム」の普及
2.育児相談の拡充
3.体験学習で育児体験を推進

(4)公教育の充実
1.土曜活用など学習機会の拡充
2.教育費の負担を軽減



■2007.3.6 温暖化対策で協力を。グローブ(地球環境国際議員連盟)訪日団と意見交換――太田代表ら
 公明党の太田昭宏代表は6日、国会内で、訪日したグローブ(地球環境国際議員連盟)インターナショナルのエリオット・モーリー会長らと、地球温暖化対策に必要な国際協力体制づくりについて議論し、意見を交換しました。

 これには、太田代表のほか、浜四津敏子代表代行、田端正広、高木美智代の両衆院議員、山本保、高野ひろし、加藤しゅういち、遠山清彦の各参院議員が同席しました。

 同連盟はEC(欧州共同体、現在のEU=欧州連合)、米国、日本の各議会に所属する国会議員が、環境問題解決に向けた国際連携を図るため1989年に設立しました。同連盟は、原則毎年1回、世界総会を開催するが、2008年は日本で開催が予定されています。同連盟の訪日は、日本での環境問題対策の進ちょく状況を調査することが目的です。

 太田代表は、「公明党は環境の党と言われており、政策の中心に自然環境保護を掲げてきた」と説明し、同連盟が地球温暖化対策に果たしている役割を高く評価しました。

 これに対し、モーリー会長は、地球環境問題に対する日本の貢献に期待を述べました。


■2007.3.5 日本を“がん対策”先進国に。全国同水準の医療へ。国、都道府県の迅速な計画策定を――基本法が4月に施行
 『前進する対策』

・放射線治療医・スタッフの育成
・早期からの緩和ケアの実施
・がん診療連携拠点病院の整備
・乳がん検診(マンモグラフィ)の精度を向上
・がん登録に必要な体制の整備

 患者がどこに住んでいても適切な医療が受けられることを基本理念とした「がん対策基本法」が4月から施行されます。

 「がん対策先進国・日本」をめざす公明党が、立ち遅れていた放射線治療と緩和ケアの充実をがん対策の柱に盛り込み、地域や病院間における格差の是正を進める法律の制定に全力を挙げてきた成果です。

 その結果、同法の施行と合わせ、2007年度予算案のがん対策費が大きく前進。厚生労働省関係予算は212億円(今年度161億円)と大幅に拡大しています。

 同法の制定によって、全国同水準のがん治療を行うための「がん診療連携拠点病院」の整備が各都道府県で着実に進んでいます。また、放射線治療の専門医や医療スタッフの育成、在宅緩和ケアの支援充実、マンモグラフィ(乳房エックス線撮影装置)による乳がん検診の精度向上、がん予防のための普及啓発事業などが前進します。

 同法はまた、4月の施行を踏まえ、基本的施策を具体的、計画的に推進するため、国や都道府県に計画の策定を義務付けています。

 今後、実効性のある、がん対策を大きく前進させるため、放射線治療、緩和ケアの体制整備を盛り込んだ計画を速やかに策定する必要があります。

 これまでの日本のがん対策は、1984年から「対がん10カ年戦略」をスタートさせ、04年からは「第3次対がん10カ年総合戦略」に乗り出し、早期発見、診断・治療法の開発に目覚ましい進歩を遂げてきました。

 しかし、日本人のがんは、81年以降、死亡原因の第1位を占め、現在、3人に1人が、がんで亡くなっています。10年後には、2人に1人が、がんで亡くなると予想されるなど、がん対策が十分な成果を挙げているとはいえません。そこで一連の総合戦略の実効性を高めるため、公明党が主導して法制化を実現したものです。

 放射線治療医の育成を急ぐ背景には、がんの欧米化があります。かつて胃がんが主流だった日本のがん治療は、手術中心でした。近年は、肺がんや、乳がん、前立腺がんなどの欧米型のがんが増え、その治療に放射線が高い効果を発揮しています。

 放射線治療の需要が急激に増える一方で、専門医が全く足りないのが実情。患者が手術か放射線の治療法を選択できる医療体制を提供するためにも、放射線治療医の育成を図ることが急務です。

 また、緩和ケアを早期から行うことで、その人らしい生き方ができるよう、がん患者の生活の質の向上を図ることができます。がん登録についても、必要な体制整備が重要だ。92年にがん登録法を制定した米国では、データを対策に生かし、患者や死亡率減少につなげています。

『公明が一貫して法制化を推進』

 公明党はがん対策について、2004年1月の衆院本会議で神崎武法代表(当時)が日本のがん対策を国家戦略として強力に推進するよう訴えて以来、党の重要政策と位置付け、対策の推進に全力を挙げてきました。

 同年5月には自民党とともに「健康フロンティア戦略」を策定し、政府に実現を申し入れ。乳がん対策として、500台のマンモグラフィの緊急整備を決定し、全国への配置が進んでいます。

 05年6月には、がん対策プロジェクトチーム(PT)を党内に設置し、専門家との意見交換や、がん医療現場を視察していく中で、適切ながん治療を求めてさまよう「がん難民」の実態や、遅れている課題が浮き彫りになってきました。

 そこで公明党は、がん患者中心の医療を整備するためにも、法制化が急務と考え、06年1月に党がん対策PTを格上げして「がん対策推進本部」を設置、がん対策の取り組みを加速させてきました。

 法制化に向け公明党は、党独自の要綱骨子を発表。その後、与党PTで法案の条文化を進め、06年6月、念願の「がん対策基本法」制定にこぎ着けました。


■2007.3.4 政治とカネ、政規法改正すべき。民主・小沢代表の巨額不動産「庶民から見ておかしい」――テレビ番組で東副代表
 公明党の東順治副代表(政治改革本部長)は4日午前、NHK番組「日曜討論」に与野党の政治改革担当者とともに出演し、「政治とカネ」の問題などについて見解を述べました。

 この中で東副代表は、不透明性が指摘される事務所費の問題に関し、党政治改革本部として5万円以上の支出には領収書などを添付する方針をまとめた理由について、(1)政党交付金や政治活動費の報告基準に合わせた(2)政党交付金の支出は5万円以上の領収書添付で9割以上が明らかになっている――と説明し、「5万円で妥当という判断になっている」と述べました。

 その上で、東副代表は「事務所費という項目だけでくくるのではなく、例えば家賃や公租公課(税金、保険料など)、通信・交通費などの項目に並べ直し、(使途を)はっきりさせる法改正をきちんとやれば、クリアできる」と述べ、政治資金規正法を改正し、支出項目を細分化すべきとの考えを示しました。

 また、民主党の小沢一郎代表の政治資金管理団体が10億円余の巨額の不動産を所有している問題について、東副代表は「普通の庶民の感覚から見ると、ちょっとおかしい」と疑問を呈し、「法規制ができないのか、(所有を)禁止できないのかをきちんと議論していかなければいけない」と述べました。

 一方、今後の国会論戦について東副代表は、働き方や年金・医療・介護の問題などに対する国民の関心が非常に高いと指摘し、雇用などの国民生活に密着した課題について「しっかり前進していくように頑張らなければいけない」と強調しました。

 これに関連し、同番組に出演していた自民党の石原伸晃幹事長代理は、「公明党の皆さま方の大変、幅広い生活者の方々の接点を、私たち(自民党)が見落としているようなものを、政策として入れていってくださる」と述べ、与党として公明党の主張を取り入れた総合的な政策を打ち出していく考えを示しました。


■2007.3.2 年長フリーターの就職支援。景気回復の今がチャンス。高齢者、女性も。東京しごとセンター視察――太田代表と党雇用本部
 公明党の太田昭宏代表と雇用・再チャレンジ支援本部(福島豊本部長=衆院議員)は2日、東京・千代田区の東京しごとセンターを視察し、雇用問題の実情を聞きました。

 同センターは、あらゆる年齢層を対象に、就職相談から能力開発、職業紹介までのサービスを1カ所で行っています。概ね29歳以下の若者が利用する3階のヤングコーナーが「ジョブカフェ」に当たり、14人程度のクラスで、仲間やアドバイザーと技術を磨く「就コム」(就職コミュニティ)などが好評を博しています。

 一行は、ヤングコーナーや総合相談、中・高年コーナー、電話相談ブースを視察し、就コムのアドバイザーや相談員、施設を利用する若者らと懇談。利用者からは、「大学の就職課にはない、幅広い情報が得られた」との意見が聞かれ、職員からは、過去の就職達成者の「40歳を過ぎ、1年の空白期間からの再就職は気が重く、自分ひとりではできなかったと感謝している」「就コムで心の奥を話せる仲間と、あきらめずに活動を続ける自信を得ることができた」などの声が紹介されました。

 センターを運営する東京しごと財団の菊地輝雄理事長は、「好景気を背景に(求職の)新規登録が減少傾向にある一方、月平均の就職達成者は増えている」と説明。一方で、電話相談の大半が保護者や年長フリーターだと紹介し、「今後、依然として厳しい年長フリーターや高齢者、女性の就職支援に力を入れたい」と述べました。

 太田代表は、「雇用の安定は今年一番の課題。景気が回復している今が大きなチャンスであり、年長フリーターや教育格差の問題、正社員の働き方まで含め、集中的に改善できるよう政治がリーダーシップを発揮していきたい」と強調しました。

 意見交換では、公明党から年長フリーター対策の強化を求めたのに対し、菊地理事長らは、29歳以下が中心の就コムや試行雇用の対象を来年度から拡充する方針を示しました。

 同センターの今年1月末までの登録者は約4万8000人で、約2万人が就職を達成しました。来年度からは託児専用ルームを設け女性への支援を拡充するほか、多摩地域でもサービスを展開します。


■2007.3.2 07年度予算案、衆院通過へ。児童手当乳幼児加算など少子対策、教育、成長に重点――野党は採決妨害
 2007年度予算政府案が2日夕、衆院予算委員会で自民、公明の与党両党の賛成多数で可決されました。採決では野党議員が委員長席に詰め寄り、マイクを奪い取るなど激しく採決を妨害しました。

 同日深夜にも衆院本会議で採決が行われ、与党の賛成多数で可決し、参院に送付される見通しです。

 予算委は2日、民主党など野党が委員会に出席はしたものの質疑を拒否。このため、野党の質問時間が経過した後、採決が行われました。

 予算案では、予算全体の規模を示す一般会計総額が82兆9088億円と、06年度当初予算に比べ3兆2228億円の増額。税収は、景気回復の影響により、同7兆5890億円増の53兆4670億円で過去最大の増額幅となりました。大幅な税収増に伴い、新規国債発行額は、同4兆5410億円減の25兆4320億円と過去最大の減額幅を記録しました。
 
 政策に使う一般歳出の総額は、46兆9784億円を計上。歳出削減を徹底し、公共事業費や防衛関係費などを軒並み減額する一方、少子化対策や教育再生、経済成長などには重点配分を行い、歳出にメリハリを付けました。

 2日夜に開かれた公明党の代議士会で、北側一雄幹事長は、「予算委員会はこれまで野党の要求を考慮し、慎重審議を行ってきた。公聴会、参考人質疑、集中審議も実施された」とした上で、2日の予算委が混乱したことに関して、「本日、安倍首相と全閣僚が出席した締めくくりの質疑に、野党は出席しながら、質問を全く行わず、2時間30分の審議時間を空費した。これは自分たちの質問権を放棄したもので、審議拒否と同じだ」と野党の対応を厳しく糾弾しました。


■2007.3.2 「予算」年度内成立が重要。従軍慰安婦問題「河野談話」を支持、継承――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は2日午前、国会内で記者会見し、通常国会の重要法案への対応や、従軍慰安婦問題に関する、1993年の「河野官房長官談話」の見直し論議などについて見解を述べました。この中で、太田代表は、2007年度予算案の衆院採決をめぐる与野党の攻防に関連し、27日から28日にかけて起こった世界同時株安に言及した上で、「国民は景気の動向に注目している。安定した成長軌道の中で、(景気拡大の恩恵が)家計や地域、中小企業に波及していくことが大事だ」と強調。「予算案の年度内成立を期すことが極めて重要」と指摘し、切れ目のない予算の執行が経済の安定に不可欠との考えを示しました。
 
 また、「政治とカネ」の問題をめぐる政治資金規正法の改正論議について、不透明性が指摘されている事務所費のあり方や、政治家個人の政治資金管理団体が不動産を取得・所有することの是非などを挙げ、「『政治とカネ』について、国民の疑問が起きないよう、与党でよく協議し、(法改正に向けて)前進する合意を形成してもらいたい」と力説しました。
 
 さらに、従軍慰安婦問題への旧日本軍の関与を公式に認め、謝罪した「河野談話」の見直し論議について、「わが党は、『河野談話』を支持し、継承する姿勢は変わらない」と強調。安倍晋三首相も「河野談話」の継承を明言していることを挙げた上で、米下院に提出された対日非難決議案について、「かなり認識を欠いたものであると思っている」と述べました。
 
 一方、太田代表は通常国会の重要法案への対応について、「教育、雇用、地域再生の三つの課題を、地域再生の中では、特に中小企業対策に関係するものを、重点的に(推進し、成立を期)したいと思っている」と強調。
 
 その上で、提出予定の教育関連3法改正案のうち、教育委員会制度の改正で論議になっている、教育長人事への国の関与について、「地方分権の流れの中で現行制度になっている。その方向性が基軸だ。あくまで、地方分権を重視した判断があるべきだ」と述べました。


■2007.3.1 欠陥住宅の被害補償。売り主破綻時も保護。耐震偽装再発防止。新法の今国会成立めざす――公明が法案了承
 公明党政務調査会(斉藤鉄夫政調会長)は1日、衆院第1議員会館で全体会議を開催し、すべての新築住宅の売り主に対し、欠陥が発覚しても確実に補償できるだけの資力確保を義務付ける「特定住宅瑕疵担保責任履行確保等法案」を、了承しました。3月上旬に閣議決定し、今国会に提出します。2009年秋ごろの施行をめざします。

 同法案は、一連のマンションなどの耐震強度偽装事件で、売り主の「ヒューザー」(破産手続き中)が経営破綻し、住宅品質確保法に基づく欠陥補償の責任を果たせず、マンション居住者が多大な負担を強いられていることを教訓とし、再発を徹底的に防止することが目的です。

 これによって、違法行為を行った建築士などに対する大幅な罰則強化や、建築確認・検査の厳格化が柱の改正建築基準法、「構造設計1級建築士」と「設備設計1級建築士」の認定制度を創設することを定めた改正建築士法に続き、耐震強度偽装の再発防止策としては、3弾目の対策となります。

 具体的には売り主に対し、保険加入か、法務局への保証金供託のいずれかを選択するよう義務付け、販売後10年以内なら経営破綻しても住宅購入者に補修費が確実に支払われるようにします。

 保険加入のケースについては、国が住宅保証機構や民間保証機関を「住宅瑕疵担保責任保険法人」に指定。

 売り主は同法人に保険料を支払う一方、欠陥が発覚すれば、補修費を保険金で賄います。同法人は保険加入時の住宅の検査や、欠陥が見つかった場合の査定などの業務も担います。

 売り主が経営を存続している場合は補修費の8割程度、破綻したらほぼ全額の保険金を同法人が購入者に支払います。1戸当たりの保険料は、約3000万円の戸建て(土地付き)で8万円程度の見込みです。

 一方、供託による欠陥補償では、売り主が供給戸数に応じた保証金を法務局に供託。欠陥発覚時や売り主の破綻時に補修費が購入者に支払われます。しかし、故意や重大な過失による欠陥は保険の適用外。保険に安易に依存して劣悪な住宅が造られるモラルハザード(倫理観の欠如)を招く懸念があるためです。

 そこで、国土交通省は住宅保証機構に「住宅購入者等救済基金」を創設し、万一の故意・重過失の欠陥にも備えます。基金は、売り主が1戸当たり500円程度を拠出し、10年間で数十億円の積み立てを目標とします。また、瑕疵担保責任の扱いをめぐって売り主と購入者間で起こるトラブルを円滑に処理するため紛争処理体制を拡充します。

 公明党は、耐震強度偽装事件が発覚した当初から、瑕疵担保責任の履行確保を売り主に義務付けることが、再発防止策として最も有効であると指摘し、法案化へ尽力してきました。


■2007.3.1 自立支援の充実、/DV防止法見直し。内閣府に審議状況聞く――党ワーキングチーム
 配偶者などからの暴力(DV)防止に取り組む公明党のDV防止法改正検討ワーキングチーム(松あきら座長=参院議員)は1日、衆院第1議員会館で、DV防止法の見直しに関する審議状況について、内閣府と意見交換しました。松座長、山本かなえ事務局長(同、同=比例区)、古屋範子衆院議員、荒木清寛参院議員が参加しました。
 
 会合では、被害者への自立支援に関し、1年たたないと活用できない母子寡婦福祉制度を柔軟に適用する措置をはじめ、(1)保護命令(2)就業の促進(3)民間団体に対する援助――などについて、内閣府から説明を受け、活発に議論しました。
 
 松座長は、「生活費確保の点は一歩前進。今後さらに工夫できるように検討していく」と述べました。