2007年5月


■2007.5.31 医師確保対策を決定、骨太方針に盛り込む。国が不足地域へ緊急派遣――政府・与党
 政府と自民、公明の与党両党は31日、首相官邸で「医師確保対策に関する政府・与党協議会」を開き、医師不足地域に対し、国レベルで緊急に医師を派遣するシステムの整備などを盛り込んだ緊急医師確保対策を取りまとめました。政府は対策を来年度予算編成の基本方針となる、いわゆる「骨太の方針2007」に反映させます。

 同協議会には、公明党から太田昭宏代表、坂口力副代表、北側一雄幹事長、漆原良夫国会対策委員長、斉藤鉄夫政務調査会長、山口なつお参院公明党政審会長、福島豊社会保障制度調査会長が出席しました。

 緊急医師確保対策は、自民、公明両党の案を基に作られ、国が都道府県からの求めに応じ、医師不足地域へ緊急臨時的に医師を派遣する体制を整備するほか、勤務医の交代勤務制など過重労働を解消するための環境を整えます。また、院内保育所を整備し、女性医師などが働きやすい職場環境づくりを進めます。

 このほか、(1)研修医の都市への集中を是正するための臨床研修病院の定員見直し(2)産科補償制度の早期実現(3)医師不足の地域で勤務する医師の増加を図るため、医学部の地域枠を拡充する――などが盛り込まれています。

 席上、太田代表は、医師の確保とともに、「看護師も偏在にならないように、対応をしてほしい」と指摘し、「より具体的に(アクションプログラムに)書き込み、これを実行してほしい」と主張しました。

 柳沢伯夫厚生労働相は、「実効性のあるアクションプログラムをつくっていきたい」と述べ、2008年度の診療報酬の改定を通じて、地方が医師を確保しやすい環境を作っていく必要があるとの見解を示しました。

 安倍晋三首相は、緊急医師確保対策について、「骨太の方針2007に盛り込んだ上で、できるだけ速やかに具体化を進め、多くの国民が地域の医療が改善されたと実感できるように全力で取り組む」と述べました。


■2007.5.31 受給者対策、早急に具体化。地球環境問題日本がサミットで主導を――自公党首会談
 安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の太田代表は31日昼、首相官邸で会談し、7月の参院選への取り組みや、年金記録問題対策などについて意見を交換しました。この中で、太田代表は、6日からドイツで開催される主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)に言及し、「地球環境問題で、ぜひとも、日本がリーダーシップをとってもらいたい」と要請。

 安倍首相は「来年の日本におけるサミットでは地球環境問題について、京都議定書後の大きな流れをつくっていきたい」と応じました。

 また、会談では、5000万件の年金納付記録が該当者不明になっている問題について、与党提出の年金時効特例法案を早期に成立させ、早急に対策を具体化させることを確認しました。

 さらに、参院選の全国の情勢を分析した上で、自公両党で過半数を確保する決意を固めるとともに、首相が、参院選の争点に憲法改正問題を挙げていることついて、太田代表は「首相の『ともに憲法を考えましょうという訴え方をさせてもらう』という考えは、よく理解できた」と述べました。


■2007.5.30 基礎年金番号、出発点の責任者は菅氏。不十分な仕組みが未統合招く――記者会見で北側幹事長
 北側一雄幹事長は30日午前、国会内で記者会見し、年金保険料の納付記録約5000万件が該当者不明になっている問題や、与党提出の政治資金規正法改正案などについて見解を述べました。

 北側幹事長は、基礎年金番号の未統合について、「基礎年金番号への統合を政策判断した際(1996年閣議決定)に、この問題は当然出てくるはずだった」と強調。「(3億件もあった年金記録の)統合をいかにスムーズに、円滑に、国民の協力を得ながら、どう進めていくかという問題意識が(政策判断の際に)なかった」とし、「当時の厚生相は菅直人氏(民主党代表代行)で、出発点の最高責任者だが、統合に向けての制度・仕組みをきちんとつくっていなかったところに大きな問題がある。菅さんの責任が一番大きい」と指摘しました。

 その上で「社会保険庁は(5000万件の)調査を積極的に進め、(年金受給年齢に達していない人の記録約2000万件については)『ねんきん定期便』などで周知し、番号の統合をできるだけ早く進めるよう努めるべきだ」と述べるとともに、年金の支給漏れが判明した場合に、年金支払いの時効を撤廃する年金時効特例法案の早期成立を図る考えを示しました。

 また、政規法改正案に盛り込まれた、現在、不動産を保有している政治家の資金管理団体の収支報告義務について、「本当に政治活動に活用されているかどうかを、きちんと報告すべきだし、不動産の売却に伴う対価を収支報告書に記載する必要がある、と当初から考えていた」と述べました。

 さらに、安倍晋三首相が松岡利勝前農林水産相の葬儀への参列を、30日の党首討論への出席を求める民主党の理解が得られず取りやめたことについて、「閣僚の一人が亡くなったわけで、首相の心情、社会常識から考えても、民主党の今回の対応は理解しがたい」と批判。「これまで、さんざん党首討論をやろうと言っても、(民主党は)やらなかったわけで、こういう事態の時には延期してもよいのではないか」と述べました。


■2007.5.30 1年間で照合作業終了。24時間態勢の相談窓口設置へ――党首討論で安倍首相
 安倍晋三首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表による今国会2回目の党首討論が30日午後、開催されました。首相は該当者不明の年金記録5000万件の調査について、1年以内にめどを付ける方針を表明しました。さらに「有識者の委員会をつくり、どこに責任、問題があったか検証してもらいたい」と述べ、有識者会議を設置して問題点や責任の所在を明確にする考えを明らかにしました。

 また、首相は「わたしは政府の責任者だから大きな責任を感じている」と、国民の不安払しょくに全力を挙げる決意を強調。(1)標準的な受給開始年齢の60歳に達している記録2880万件と受給者3000万人を1年間で照合。受給年齢に達していない被保険者も1年以内にすべて調査する(2)領収書や記録がないケースは第三者委員会で検討する――などの対策を示しました。

 また、国民の不安に応えるため社保庁に土日も通じる24時間態勢の電話相談窓口も設置する方針を明らかにしました。


■2007.5.30 政規法改正案を国会提出。政治資金の透明性向上、所有不動産の規制強化――与党
 自民、公明の与党両党は30日夕、政治資金の透明性を高めるため、政治家個人の資金管理団体の規制を強化する政治資金規正法改正案(議員立法)を国会に提出しました。今国会での成立を期します。
 
 同改正案は、25日の与党政治資金改革プロジェクトチームでとりまとめたもの。具体的には、資金管理団体について、(1)5万円以上の経常経費(人件費を除く)の支出に明細の記載と、領収書の写しの添付を義務付ける(2)不動産の取得を禁止する――ことが柱です。
 
 さらに、その後の与党間協議の結果、資金管理団体がすでに所有している土地や建物などの不動産について、その利用内容の透明性を高めるため、政治活動目的の事務所以外に利用されている場合は、使用者や用途、賃貸料などを収支報告書に記載しなければならないとする付則を設けることになりました。
 
 これに先立ち、公明党政務調査会全体会議、与党政策責任者会議が同日、相次いで開かれ、同法案を了承しました。
 
 今国会で公明党は、国会議員の資金管理団体による不透明な事務所費支出が取り上げられたことを機に、党政治改革本部を中心に政規法改正をいち早く協議。併せて、政治家の資金管理団体による巨額の不動産所有が発覚したことを踏まえ、資金管理団体による不動産所有を禁止する方針を決めました。
 
 その後、一部閣僚による不透明な光熱水費支出が明らかとなり、改正議論が本格化。与党としてもPTを設置し、政規法改正の協議を進めてきました。


■2007.5.30 命を守る施策万全に。中小企業、環境対策も「骨太方針」で大田経財相に要望――斉藤政調会長ら
 公明党の斉藤鉄夫政務調査会長は30日、内閣府に大田弘子経済財政担当相を訪ね、「骨太の方針(経済財政運営と構造改革に関する基本方針)2007」の策定にあたって盛り込むべき重点項目を申し入れました。山口なつお政調会長代理や荒木清寛、山本保、渡辺たかおの各政調副会長が同席しました。

 骨太の方針は、今後の政策運営の方向性を示し、来年度予算編成の指針となるものです。政府の経済財政諮問会議の議論を基に、与党との協議を経て策定される。6月中に閣議決定される見通しです。

 重点項目は、(1)国民の命を守る(2)「子どもたちの未来」(3)国民の安全、暮らしの安心(4)勢いのある国の構築へ(5)地球環境問題に日本がリーダーシップを(6)(その他)重点的に取り組むべき施策――の6項目に沿った政策と来年度予算編成を行う上での考え方を示しています。

 席上、斉藤政調会長らは、国民の命を守る国づくりを強力に進めていく必要性を訴えた上で、地域間・診療科間の医師偏在による医師不足への対応に「政府・与党で全力を挙げるべきだ」として、新たな医師派遣システムの構築や小児科・産科医師の労働環境改善など、総合的な医師確保策の推進を要望。また、放射線治療や緩和ケアの普及などによる、がん対策への重点的な取り組みを求めました。

 さらに、勢いのある国の構築に向けては、不動産担保に過度に依存しない融資や事業再生などを推進し、地域・中小企業の活力を引き出すとともに、長時間労働の是正といった働き方改革も進めるべきだと強調。環境問題への取り組みでは、京都議定書の目標達成とともに、米国や中国、インドなど、温暖化ガス主要排出国のすべてを含めた枠組みの構築へ、日本が主導的な役割を果たすよう求めました。

 このほか重点的に取り組むべき課題に関しては、年金保険料の納付記録の多数が該当者不明になっている問題を挙げ、「国民の信頼回復へ、政府の徹底した姿勢を示してほしい」と要望しました。

 一方、来年度予算編成の考え方では、財政改革について、「(財政健全化への道筋として)昨年に政府・与党で決めた『歳出・歳入一体改革』を守ることが大前提だ」とする一方、これまでの社会保障関係費の伸び抑制で「国民にしわ寄せがきている」と述べ、「国民生活の安心確保の観点から、抑制のあり方を改めて検討すべき」と訴えました。

 大田経財相は、「歳出・歳入一体改革に沿って、改革を進める」と述べた上で、重要課題に対応できるよう「策定に一生懸命取り組む」と答えました。


■2007.5.30 がんに負けない社会を実現。放射線、緩和ケア、がん登録に重点。患者らの苦痛軽減、死亡率の20%減少めざす――対策推進協が基本計画案了承
 厚生労働省のがん対策推進協議会は30日、「がんに負けることのない社会」の実現をめざし、具体的な目標を盛り込んだ政府の「がん対策推進基本計画」案を了承しました。

 計画案は、関係省庁との協議を経て、6月中旬に閣議決定される予定です。各都道府県はこの基本計画を基に「がん対策推進計画」を作成し、「国民病」ともいえるがんの対策に全力を挙げます。

 重点的に取り組む課題は、(1)放射線療法・化学療法の推進と専門医などの育成(2)治療の初期段階からの緩和ケアの実施(3)がん登録の推進――の3点を掲げました。

 今後10年間に達成すべき全体目標としては「75歳未満のがんによる死亡率の20%減少」「すべてのがん患者・その家族の苦痛軽減と療養生活の質の維持向上」を提言。

 個別目標には「放射線療法・化学療法の推進と医療従事者の育成」を明記。すべての「がん診療連携拠点病院」に、5年以内に放射線療法・外来化学療法を実施できる体制を整備し、少なくとも都道府県の拠点病院などに放射線療法部門・化学療法部門の設置を提唱。さらに放射線療法の充実については、治療計画を立てたり、物理的な精度管理を支援する人材確保のほか、大学での放射線腫瘍学や腫瘍内科学などの講座設置の必要性を掲げました。また、早期からの緩和ケアについては「10年以内に、すべてのがん診療に携わる医師が研修などにより、緩和ケアについての基本的な知識を習得する」とし、研修を義務付けた画期的な内容となっています。

 一方、セカンドオピニオンについては、患者が適切な治療法を選択できるようにするため、「担当医に遠慮せず、他の専門性を有する医師や医療機関において、治療法の選択などに関して主治医以外の医師による助言を受けられる体制を整備していく」と表記。がん患者の不安や悩みの解消をめざします。


■2007.5.29 年金記録問題、与党が「救済法案」提出。5年の時効制度を撤廃。遺族も対象。支給されなかった差額補償
 自民、公明の与党両党は29日、年金記録問題に対する国民の信頼を回復するため、年金の支給漏れが判明した場合に、年金支払いの時効を撤廃し、受給者を救済する特例措置法案を議員立法で国会に提出しました。

 現在の制度では、年金の受給者に新たな年金記録が確認された場合でも、会計法上の時効規定により、5年間しかさかのぼって支給されません。

 そこで特例法案では、5年の時効を撤廃し、年金を受け取り始めた年までさかのぼって年金の未払い分すべてを支給します。また、過去に支給漏れが判明したが、5年の時効によって支払われなかった人(遺族を含む)についても救済対象とすることなどを盛り込みました。

 さらに、今後、年金を受給する人についても、公明党の推進で実現した「ねんきん定期便」(2008年4月から本格実施)で保険料の納付実績や年金の見込み額などを提供し、現役の段階から年金記録を適正なものにするよう注意喚起を行うことにしています。

 一方、本人の保険料納付を証明する領収書などの記録がない人の救済策としては、有識者による第三者機関を設置し、公平な審査を実施。本人の声を十分に聞いた上で、状況証拠に基づき、できるだけ適切に救済できるよう努力する方針です。

     ◇

 社会保険庁が管理する年金保険料の納付記録のうち、約5000万件が該当者不明になっている問題は、1997年に年金記録を一元的に管理する基礎年金番号が導入される以前、年金の記録が国民年金や厚生年金など複数の制度ごとに管理され、それが複数の年金番号を持つ原因となっています。

 基礎年金番号の導入時は約3億件の年金記録が存在し、今日までの約10年間で2億5000万件が基礎年金番号に統合され、現在、約5000万件の未統合記録が残っています。

 この5000万件のうち、約2880万件は年金受給世代で、約2000万件が年金受給年齢に達していない世代の記録。約2000万件の未統合は「ねんきん定期便」による確認や、58歳通知などを通じて統合への呼び掛けを推進します。

 問題となっている約2880万件の年金受給世代の未統合記録は、死亡した人の記録や年金受給資格のない記録も多数含まれている半面、支給漏れも起きています。そこで政府は約2880万件の年金記録と、年金受給者約3000万人の記録を再調査し、記録漏れの可能性がある人に通知することなどを決めています。


■2007.5.29 基礎年金番号、導入時の判断甘かった。記録問題、菅氏(当時の厚相)にも責任――代議士会で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は29日夕、国会内で開かれた代議士会であいさつし、年金保険料の納付記録約5000万件が該当者不明になっている問題に関して、「基礎年金番号が導入された1997年、国民年金や厚生年金、共済組合などの制度ごとに管理されていた約3億件ある年金(加入者)記録を、いかに統合させていくかについて、よく議論する必要があった」と強調した上で、「当時の判断が甘かったと言わざるを得ない。(基礎年金番号導入が閣議決定された96年)当時、厚生相は菅直人氏(民主党代表代行)だった」と述べ、菅氏にも責任があると指摘しました。
 
 一方、漆原良夫国会対策委員長は、救済特例法案について、「できれば30日に、衆院厚生労働委員会で審議してもらい、採決をお願いしたい」と述べるとともに、救済法案と社会保険庁改革関連法を、31日の衆院本会議で採決する意向を示しました。


■2007.5.29 医師不足問題で提言。地域偏在、過重労働などに対策――党対策本部が取りまとめ
 公明党の医師不足問題対策本部(福島豊本部長=衆院議員)は29日、衆院第2議員会館で会合を開き、「医師不足問題への提言」を取りまとめ、了承しました。19日に発表した参院選重点政策の「命のマニフェスト」に盛り込んだ「医師不足対策の拡充」を具体化したものです。

 提言は、同日の与党政策責任者会議に示され、自民党と協議した上で、与党の提言として、政府へ申し入れる方針です。

 提言では、医師不足の地域に対し、都道府県からの求めに応じて、国レベルで緊急臨時的に医師を派遣する体制を2007年中に整備することを規定しています。

 また、病院勤務医の過重労働を解消するため、(1)交代勤務制など医師の働きやすい環境を整備し、必要な診療報酬上の対応を08年度中に実施(2)医師、看護師などの業務分担のあり方を見直し、助産師や医療補助者の積極的な活用を進めるための措置を講じる(3)地域医療を支える病院の医師不足やそれに由来する過重労働を改善するための集約化、臨床研修医の確保の支援などを08年度中に実施――などを盛り込んでいます。

 そして、女性医師の就労環境改善のため、院内保育所の整備へ財政的支援を充実させるほか、女性医師バンクの体制強化と財政支援を07年度中に実施。また、復職のための研修を行う病院などへの支援策を講じます。

 医療リスクに関する支援体制については、産科補償制度の早期実現や一般的な無過失補償制度の検討を進めます。

 一方、医師の養成に関し、緊急臨時的な増加を行うとともに、地域の医療に従事する医師数を増やすため、医学部の地域枠を拡充します。

 このほか、提言では、初期臨床研修制度の見直しや「総合医」のあり方の検討などを盛り込み、医師不足問題改善への施策を提案しています。

 坂口力副代表は、提言について、「緊急に必要なことや中長期的展望で考えていかなくてはならないことの両方を併せてまとめた」と述べました。


■2007.5.28 年金記録問題、今国会に「救済法案」提出。支給漏れ 時効撤廃し全額を補償――与党
 政府と自民・公明の与党両党は28日昼、国会内で協議会を開き、社会保険庁が管理する公的年金の保険料納付記録のうち、約5000万件が該当者不明になっている問題などについて、対応を協議しました。公明党から北側一雄幹事長、漆原良夫国会対策委員長、風間昶参院国対委員長が出席しました。

 塩崎恭久官房長官は、年金記録問題に関する安倍晋三首相の「国民の視点に立って、行うべきことは全部やる。国民の不安の解消に全力を尽くしたい。原因は何なのか、いつまでに、どう対策を講じるかという点も含めて、対応していきたい」との伝言を伝えました。

 また、年金の支給漏れが判明した場合に、本来の受給額と実際の受給額との差額が受け取れる期間が過去5年分に限られる現行制度の時効を撤廃し、全額を補償するなどして、受給者を救済する法案(議員立法)に関して、自民党の中川秀直幹事長が、「安倍首相から、今国会でやってもらいたいとの指示を受けた」と報告しました。これを受けて、与党両党は同日午後、国会内で幹事長らが断続的に協議し、今国会で、早急に救済法案を衆院に提出することを確認しました。

 一方、政府・与党協議会で、塩崎官房長官は、31日の「医師確保対策に関する政府・与党協議会」で、医師不足対策をとりまとめることを明らかにしました。


■2007.5.27 参院選「未来に責任」掲げ勝利。医師確保、女性・地方に配慮。集団的自衛権憲法解釈の変更認めず――テレビ番組で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は27日午前、フジテレビ系「報道2001」、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」の両番組に出演し、憲法改正や、集団的自衛権の行使に関する論議などについて、大要、次のような見解を述べました。

【憲法改正問題】

一、(憲法改正を参院選の争点にするかどうかの是非について)今は、憲法改正で何かを国民に問い掛けている段階ではない。

 憲法改正を争点にするといっても、「憲法をこうしますから、どうですか」と、(具体的な)中身を問わなければ意味がない。改正の中身について(自民党などと)合意しているわけではないから、(参院選の)争点にはしない。

 (憲法改正の手続きを定めた国民投票法に基づいて改正原案の提出・審査ができない)3年間は衆参両院の憲法審査会で十分、論議を行う。 

一、(公明党の「加憲」方式について)現在の憲法は良い、定着している。その上で、環境権やプライバシー権など足らざるものを補強していく「加憲」が公明党の立場だ。(自衛隊の存在を明記するかどうかについては)ほとんどの人が自衛隊は合憲だと解釈しながら存在している。現在の自衛隊をそのまま認めるという書き方があってもいいのではないか、など加憲論議の対象としている。

【集団的自衛権の研究】

一、(安倍晋三首相の有識者懇談会での議論について)安倍首相は、憲法解釈を変えるものではない、これまでの国会論議などを十分尊重すると国会で明言。枠がはまった上で、集団的自衛権と個別的自衛権の間のグレーゾーンの検討であって、なし崩し的に集団的自衛権の行使を認めるものではない、と私にも明言している。

一、(米国に向かう可能性がある弾道ミサイルの迎撃など4類型の事例に関する研究について)集団的自衛権の研究ではないと思っている。個別自衛権でできるのではないかというところもある。(PKOにおける)武器使用(基準)の拡大や、国連の集団安全保障でいけるところもある。4類型の研究は何ら否定しないし、具体的に提起して議論することはあってもいい。しかし、集団的自衛権の憲法解釈を変えていくという意図を持って議論することがあってはならない。

【参院選への政策】

一、(参院選で公明党が訴える政策について)「未来に責任を持つ政治」として、「国民の命」「子どもたちの未来」「国民の安全」「暮らしの安心」「勢いのある国づくり(経済、地方の活性化)」「平和」の六つを掲げた。

一、(「国民の命」に責任を持つとして掲げた「命のマニフェスト」のうち、医師不足対策について)女性医師が(出産、育児などで離職した後、職場に)戻ってこれるような措置や、院内保育所の整備など、さまざまなバックアップシステムが必要だ。また、(大学医学部卒業後)地方勤務を条件に授業料を免除する措置をとり、(地方で就業する医師を)応援したい。

【政治とカネ】

一、(松岡利勝農林水産相の光熱水費をめぐる疑惑について)疑惑を持たれた政治家は常に説明責任を果たす必要がある。(松岡農水相は)説明は十分にされていないと思う。(民主党の小沢一郎代表の不動産所有については)説明を一応したが、どうして、そうしたお金が入ったか、疑惑は残っているのではないか。


■2007.5.27 年金記録問題救済過程を公開へ。地域間格差、所得再配分見直しを――NHK番組で斉藤政調会長
 公明党の斉藤鉄夫政務調査会長は27日午前、NHK番組「日曜討論」に与野党の政策責任者とともに出演し、年金記録問題や地域間格差について見解を述べました。

 斉藤氏は、社会保険庁管理の年金保険料の納付記録のうち、約5000万件が該当者不明となっている問題の救済策について、与党の要請で、(1)年金受給者の記録と照合する(2)本来の受給額との差額が判明した場合の時効を撤廃する――との方針を政府が示したことを紹介し、「過程をすべて公開することが必要」と述べました。

 また、納付の証拠となる領収書がなくても、「状況証拠から見て、厚生年金(保険料)を払っていたことは間違いないと分かれば救っていく」との考えを示しました。

 このほか、斉藤氏は、基礎年金番号の導入準備期間である1996年当時、民主党の菅直人代表代行が厚生相であったとし、「準備期間の最も責任者だった菅さんが(この問題で批判を)言う資格はない」と指摘しました。

 一方、地域間格差について、斉藤氏は「財政力の少ない県は人口そのものも少ない。(地方に)税源移譲しても、税金を払う人がいない」と述べ、「最終的には国レベルで所得再配分機能をもう一度考えなくてはいけない。日本の文化、環境を守ってきた地方をどう活性化させていくかが今後の一番大きなテーマだ」と強調しました。


■2007.5.25 年金記録問題、全面救済へ。公明の質問に安倍首相が明言。受給者とデータ照合。特別立法で5年間の時効を撤廃――衆院厚労委で福島氏
『基礎年金番号導入時の厚相――菅氏にも責任』

 衆院厚生労働委員会は25日、安倍晋三首相が出席して、社会保険庁改革関連法案について審議しました。この中で安倍首相は、社会保険庁が管理する年金保険料の納付記録のうち約5000万件が該当者不明となっている問題について、公明党の福島豊氏らの質問に答え、本来の受給額との差額を時効で5年分しか受け取れない受給者を救済するため、時効を撤廃する方針を表明。柳沢伯夫厚生労働相は、すべての年金受給者に記録を送付する考えを示しました。

 審議の中で、安倍首相は「年金制度は国民の信頼の基盤の上に成り立つもの。国民の信頼を失った社会保険庁は廃止しなければならない。これは政府・与党共通の思いだ」と述べ、社保庁の“廃止・解体6分割”を断行することで国民の信頼を回復し、国民の期待にこたえていく考えを表明。年金記録問題に関する今後の対応について、首相は「国民の視点に立って、やるべきことはすべてやるよう指示した」と強調しました。

 柳沢厚労相は「最も問題なのは、年金を現に受給している方に支給不足が起こっているケースだ」と述べ、5000万件のうち、60歳以上の記録約2880万件(生年月日が特定できない約30万件を含む)を対象に、既に年金を受給している約3000万人のデータと照合し、本人に確認を求めるなどの対応に全力を挙げる考えを示しました。

 現行法では時効となる5年超の過去分の支給漏れ年金について、福島氏が「保険料の納付に応じて年金給付が確実に行われるという国民の信頼にこたえる必要がある」と強調し、国が救済できる特別立法を与党として検討していることを表明、政府の見解を求めました。

 これに対し、安倍首相は「年金記録が訂正され給付額が増額されたのに、一部が時効で消滅する事態を招かないようにすることが必要だ」と指摘。「時効消滅したすべての部分を回復し救済するための特別立法を政府と与党が一体で実現に努力していきたい」と述べました。

 また福島氏は、年金記録の調査の中で、納付期間がわずかに足らずに受給権が得られないケースも出てくることが想定されるとし、保険料を一定期間さかのぼって追納できる「事後納付制度(の創設)を提案したい」と述べました。

 年金記録問題の原因について福島氏は、基礎年金番号の導入準備が本格的に行われていた1996年当時、民主党の菅直人代表代行が厚生大臣であったことを指摘。「最初の段階できちっと(混乱が起きないよう)仕組みをつくっていなかった点に最大の問題がある。菅氏にも責任があり、十分配慮していなかったと言われても仕方がない」と述べました。


■2007.5.25 社保庁改革法案を可決。野党が採決妨害の暴挙。非公務員の新法人設立へ――衆院厚労委
 衆院厚生労働委員会は25日、社会保険庁を解体し年金業務を非公務員型の公法人に引き継ぐ政府提出の「社会保険庁改革関連法案」の採決を行い、自民、公明の賛成多数で可決しました。採決に当たり、野党議員は委員長席に詰め寄り、桜田義孝委員長(自民)の口をふさぎ、イスから引きずりおろし、マイクを奪い取るなどの妨害行為をしました。

 同委員会の福島豊理事(公明党)は、与党が採決に踏み切ったことについて、「審議自体は30時間を超え、十分な質疑時間を確保した。また、年金機構の問題よりも年金記録の問題がクローズアップされたが、それについても、総理の裁断ということで、国民の年金に対する信頼を損ねないように徹底して対応するという方向が明確に示された。採決に至る状況に瑕疵はない」と強調。野党の対応については、「誠に許し難い暴挙だ」と批判しました。


■2007.5.25 環境対策大きく展開。不信解消へ社保庁解体し新体制に――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は25日午前、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が24日に発表した地球温暖化対策や、基礎年金番号に統合されていない年金保険料納付記録が大量に見つかった問題などについて見解を述べました。
 
 この中で太田代表は、首相が24日に表明した「世界全体の温室効果ガス排出量を2050年までに半減する」などの地球温暖化対策について「評価したい」と述べた上で、「環境は極めて重要な政治課題であり、まもなく行われるサミット(主要国首脳会議)でも、来年わが国で行われるサミットでも最重要なテーマが地球環境の問題だ」と強調。「環境(政策)を常に推進してきたわが党としては、より強く、より大きな環境対策を展開していきたい」と述べました。
 
 年金記録問題について太田代表は「与野党を超えて政府一丸となって対応に乗り出す(必要がある)。急がなければならない」と、国民の不安解消へ救済策を急ぐ考えを力説。
 
 その上で、納付記録を管理する社会保険庁に積極的な調査を求め、「できるだけ早い基礎年金番号への統合に、全力を挙げていかなくてはいけない」と述べるとともに、年金の支給漏れが見つかった場合の救済策について、時効(5年)で年金が支払われない問題を解消するため、「時効を撤廃する法整備をしていかなくてはいけない」と強調しました。
 
 さらに、年金をめぐる国民の漠然とした不信を取り除くため、「社会保険庁を解体し、速やかに新しい体制(にする)ということが、信頼回復につながる」との認識を表明。年金記録問題に関する政府の責任については「長年にわたっての話であり、民主党の人たちが政府を構成した時期も含んでいる」と指摘。「速やかな対応こそが政府の責任だ」と述べました。
 
 政治資金規正法の改正に関して太田代表は、政治家の資金管理団体を対象に人件費を除く5万円以上の経常経費支出に領収書添付を義務付ける与党案について、「国民の不信にこたえるものだ」とし、「今国会での成立に力を注ぐ」と述べました。
 
 一方、政府が検討している中国残留孤児への新たな支援策について太田代表は、公明党がかねてから「国として決断し、(生活保護に代わる)特別な計らいをすべきではないか」と主張してきたことを挙げ、残留孤児が納得する支援策の取りまとめを求めました。


■2007.5.25 政規法改正案を了承。来週にも国会提出。資金管理団体に規制――党政調部会長会議
 公明党政務調査会(斉藤鉄夫会長)は25日、衆院第1議員会館で部会長会議を開き、政治資金規正法の改正について、政治家個人の資金管理団体の規制を強化する与党案を了承しました。また、党政治改革本部・総務部会の合同会議が同日、参院議員会館で開かれ、同案の審査を行い、これを了承しました。今後、両党の手続きや与党政策責任者会議での了承を経て、来週にも今国会に提出し、成立を期します。
 
 与党案は、資金管理団体について、(1)5万円以上の経常経費(人件費を除く)の支出に領収書の写しの添付を義務付ける(2)不動産所有を禁止する――ことが柱。
 
 これに先立ち、自民、公明の与党両党の政治資金改革プロジェクトチーム(PT)は同日午前、衆院第1議員会館で会合を開き、与党案をまとめました。


■2007.5.25 いじめ自殺、遺族に“事実”教えて――浜四津代行らが国会内で、NPOの要望受ける
 公明党の浜四津敏子代表代行は25日、国会内で、いじめのない社会をめざすNPO法人ジェントルハートプロジェクトの小森美登里理事らから、いじめによる事故が発生した場合、情報を学校が保護者と共有できるよう求める要望を受けた。西博義党文部科学部会長、山下栄一参院議員が同席しました。

 席上、小森さんは、いじめによる自殺で娘を亡くした経験を紹介。痛ましい事故の再発防止を求めるとともに、「(事故が発生した時)学校と教育委員会が知っていることを当の親だけが知ることができない」と強調し、保護者への報告の徹底を要望しました。

 浜四津代表代行は、「事実を一番知りたい遺族が知ることができないのは本末転倒」と述べ、保護者との情報共有の仕組みを検討すると強調しました。

 小森さんらは、池坊保子文科副大臣(公明党)にも同様の要望を行いました。


■2007.5.24 太田代表、アロヨ比大統領と会談
『アジアの発展へ緊密な連携――太田代表』
『地域の平和と安定に役割を――アロヨ大統領』


 公明党の太田昭宏代表は24日、都内で、フィリピンのアロヨ大統領と会談し、アジアの平和と安定などについて語り合いました。これには、公明党から東順治副代表、高野ひろし国際委員長(参院議員)、松あきら女性局長(同)、赤羽一嘉国際局長(衆院議員)ら、フィリピンからロムロ外務長官らが同席しました。

 冒頭、太田代表は、23日の日比首脳会談が実り多いものだったことを喜ぶとともに、1月の東アジア首脳会議でアロヨ大統領が議長声明に「拉致問題」を明記して北朝鮮に解決を促したことに謝意を表明。大統領は「和平と朝鮮半島の非核化について私たちも努力するので安心してほしい」と応じました。

 太田代表は「平和が経済をはじめ、すべての面で前提になければならない」と指摘。アジアが世界経済の中心になることは間違いないと述べつつ、「その安定的な発展のためにより緊密な連携が各国間で大事だ」と力説しました。

 大統領は、安倍晋三首相との会談で経済的統合と地域の平和・安定などで合意したと述べ、「日本が地域の平和と安定により大きな役割を果たしてほしい」と要請。

 太田代表は、日本の安全保障政策を説明するとともに、「災害を含め世界に紛争が非常に多くあるというリアリズムの中から、ものを考えなければならない」と述べ、紛争や飢餓などで苦しむ人々が世界にいるという現実に目を向ける重要性を指摘。特に戦争から復興に向かう一番困難な時期に支援の力を注ぐ必要があると述べました。

 大統領は「その段階にあるのが東ティモールだ」と応じ、「フィリピンも東ティモールの平和維持のために尽くしたい」と述べました。

 経済問題で大統領は、日本の景気回復は地域にとっても良いことだと述べるとともに、日本は景気の悪い時期でもODA(政府開発援助)などで世界で役割を果たしたと評価しました。

 最後に、太田代表は日本国民はフィリピン国民に友好的な感情を抱いていると述べると、大統領は「日比経済連携協定が発効すると、やさしい、技能に長けたフィリピンの看護師や介護福祉士が日本のお年寄りの面倒をよく見る」と応じ、さらなる両国の友好を約し合いました。


■2007.5.24 賠償仮払金の返還免除。カネミ油症救済法案が可決――衆院農水委
 衆院農林水産委員会は24日、カネミ油症被害者救済法案を全会一致で可決しました。

 同法案は、国が返還を求めていた損害賠償の仮払金について、4人世帯で税引き後の年収が1000万円未満の患者らに対し、全額免除することなどを定めています。

 採決に先立ち、公明党の田端正広氏が質問した。この中で田端氏は、カネミ油症問題の救済について、2001年12月の参院決算委員会で、公明党の山下栄一参院議員の質問に対し、「坂口厚生労働相(当時)がダイオキシン類汚染であることを認めたことがきっかけとなった」と強調しました。

 その上で、田端氏は、患者にとって大きな負担となっている仮払金返還問題に関し、免除対象にならない患者への対応についても「柔軟な対応を」と訴えました。

 農水省の山田修路生産局長は、仮払金債権の免除対象者数について、「(患者全体の)9割程度が免除される」と述べた上で、現在免除対象となっていない患者が資力の変動によって将来的に要件を満たした場合、「免除の対象となる」と述べました。

 また田端氏は、2008年度の予算措置で患者1人当たり20万円を支払う「カネミ油症研究調査協力金」に関連し、約1300人の生存患者に対する調査方法について、政府の見解をただしました。

 厚労省の藤崎清道食品安全局長は、検診や家庭訪問によるアンケートなどで調査を実施し、「患者に対してきめ細やかな対応ができるよう検討する」と述べました。

 一方、田端氏は、ダイオキシンが体内に入った場合の根治療法について、「これからの最大のテーマ」と指摘し、治療法の開発のための研究体制の強化を訴えました。

【公明の取り組みに感謝――党PTと患者団体が懇談】

 公明党のカネミ油症問題対策プロジェクトチーム(PT)の田端正広座長(衆院議員)らは24日、カネミ油症被害者救済法案が衆院農林水産委員会で可決された後、衆院第1議員会館で、患者団体の代表らと懇談しました。坂口力副代表、西博義衆院議員、こば健太郎参院幹事長、山下栄一参院議員が出席し、患者らとともに喜び合いました。
 
 「カネミ油症医療恒久救済対策協議会」の矢野忠義会長は、「起点となったのは、(山下氏の質問に対する)坂口厚生労働大臣(当時)の(カネミ油症の原因が)ダイオキシンであるという答弁。本当に感謝している」と語りました。
 
 また、「カネミ油症五島市の会」の矢口哲雄会長は、同法案の可決について、「当然のことが当然になった」とした上で、「公明党の力がなかったらここまで来れなかった。感謝している」と述べました。


■2007.5.24 労働3法案が審議入り。最低賃金で柳沢厚労相、民主の主張「非現実的」――衆院本会議で江田氏
 国会は24日、衆院本会議を開き、雇用契約の基本的なルールを定める労働契約法案および労働基準法、最低賃金法の改正案に対する趣旨説明と質疑が行われ、与党を代表して公明党の江田康幸氏が質問に立ちました。
 
 江田氏は、今回の最低賃金法改正案が労働者の賃金を下支えする一層のセーフティーネット(安全網)となるよう主張。その上で、地域別最低賃金の水準について、民主党案では、「全国最低賃金の導入」や「全国平均1000円」を主張し、最低賃金を決定する際、賃金支払能力を考慮していないことに対し政府の見解を求めました。
 
 柳沢伯夫厚生労働相は地域によって物価水準に差があるなど「全国一律に最低賃金を定めることは適当ではく、各地域の実情に応じて決定されるべき」との考えを示すとともに、全国平均1000円への引き上げについては、中小企業を中心に事業経営が圧迫され、「かえって雇用が失われる面もあり、非現実的と考える」と述べました。
 
 また、江田氏は、労働基準法改正案に関し、公明党が「少子社会トータルプラン」を公表し、長時間割増賃金率引き上げなどによる長時間労働の是正を訴えてきた点を踏まえ、長時間労働の抑制策について質問。
 
 柳沢厚労相は、公明党の主張も踏まえ、割増賃金率の引き上げや、時間外労働の削減に取り組む中小企業への助成制度の創設などに取り組みたいと述べました。


■2007.5.24 経済発展へ関係強化さらに。インドネシア副大統領と確認――太田代表ら
 公明党の太田昭宏代表は24日午後、来日したインドネシアのユスフ・カラ副大統領と東京都内で和やかに会談し、アジアの平和や経済の発展へ、日本とインドネシアの関係を一層強化していくことで一致しました。公明党から高野ひろし国際委員長、松あきら女性局長、赤羽一嘉国際局長が同席しました。

 席上、カラ副大統領は来年の日本とインドネシアの国交樹立50周年に向けたイベントが始まっているとし、「将来のインドネシアと日本の関係強化に、公明党の協力を引き続きお願いしたい」と要請。経済・政治・文化など、さまざまな面で両国関係を強化していきたいとの考えを示しました。太田代表は「アジアの平和や経済の発展のため、インドネシアとの関係強化が大事だ」と応じました。

 また、太田代表はインドネシアが国連安全保障理事会の非常任理事国であることに触れ、「安全保障の面で大いなるリーダーシップを取っていただきたい」とインドネシアの活躍に期待を表明。カラ副大統領は「中東の和平、世界の調和のために役割を果たしたい」と述べました。

 一方、スマトラ島沖地震による大津波災害やジャワ島中部地震の際の公明党などの支援に対し、カラ副大統領は「インドネシア国民として一生、忘れられない」と語りました。


■2007.5.24 少年法改正案が可決。こば、山本保氏が質問。取り調べの可視化を――参院法務委
 少年法改正案は24日、参院法務委員会で自民、公明の与党両党の賛成多数で可決されました。

 採決に先立つ質疑で公明党のこば健太郎氏は、触法少年の取り調べで、「適正手続きを保障し、取り調べの過程を録音・録画する必要がある」との意見を紹介し、「えん罪を生じさせることなく、触法少年に対する任意調査の適正をどのように確保するのか」と訴え、法務省の見解を聞きました。

 小津博司刑事局長は、これまでの国会審議の中で警察庁から改正法の趣旨を踏まえた準則を作成すると答弁があったことを挙げ、「法務省としても警察庁へ協力していく」と答えた。また、取り調べの可視化については、「(司法改革)全体の中で、捜査手法のあり方などについて議論していきたい」と述べました。

 一方、午前に開かれた法務委員会・厚生労働委員会連合審査会で公明党の山本保氏は、触法少年の少年院送致年齢の下限を「おおむね12歳」としたことに関し、年齢による一律な区別でなく、個々の子どもにあった選択をしていくべきと訴えました。

 長勢甚遠法相は、少年院が非行の立ち直りのためにあるとした上で、「少年の年齢や心身の発達だけでなく、非行に至る経緯などを総合的に考慮し、最も適当な処遇が選択されるべき」との考えを述べました。



■2007.5.23 集団的自衛権、政治家が判断する問題。現行の憲法解釈の中で議論を――記者会見で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は23日午前、国会内で記者会見し、集団的自衛権の行使に関する安倍晋三首相の有識者懇談会での議論について、「政治家が判断する材料を研究されていると思う。この問題は、政治家が判断しなければならない。国会なしに行政府だけで判断できる事項ではない」と強調。

 その上で、「時の政権によって(憲法解釈が)変わることがあってはならない。現行の政府解釈の中で、何ができるのか、できないのか、冷静に議論しなければならない」と指摘しました。

 また、総務省の「首長の多選問題に関する調査研究会」が、地方自治体の首長について、3選以上を法的に制限することは憲法上、許されるとの報告書を提出する動きに関して、「公明党は原則、4選以上(の首長候補)は推薦しないと決めている」とした上で、制度として、多選禁止規定を設けていくことの是非について、「憲法違反でないと本当に言えるのかどうか、選挙の自由、政治活動の自由、表現の自由にかかわらないのか、よく検討する必要がある。おそらく両論があるのではないか」との認識を示しました。

 さらに、継続審議になっている臓器提供の条件を緩和する臓器移植法改正案(自公有志議員提出)について、「相当、議論を積み重ねてきている。野党の理解が得られれば、今国会で成立をめざすことも視野に入れて、前に進めさせてもらいたい」と述べました。


■2007.5.22 「安心の年金」さらに強化。豊かな暮らしへ改善策。国民年金、5年以内の事後納付創設――党政調全体会議が決定
 公明党政務調査会(斉藤鉄夫会長=衆院議員)は22日午後、衆院第1議員会館で全体会議を開き、参院選に向けた重点政策の一つとして「『安心の年金』をさらに強く、きめ細かく」と題する年金制度の改善策を了承、決定しました。6月中にまとめる参院選向けマニフェスト(政策綱領)に盛り込みます。

 これは、2004年の年金改革で公明党案をベースにした「負担」と「給付」の抜本改革を実現し、100年先までの財政を見通した揺るぎない年金制度が確立されたことを受け、特に自営業者など国民年金加入者の年金をより充実するための改善策をまとめたもので、(1)保険料の事後納付制度の創設(2)国民年金基金の改善――が柱です。

 すべての年金加入者に保険料納付実績や将来の年金給付額などを分かりやすく通知する「ねんきん定期便」の送付など、段階的にスタートしている施策や、公明党の「マニフェスト2005」に掲げている社会保険庁改革、被用者年金(厚生・共済)の一元化などと併せ、公明党は、より安心で信頼できる年金制度への改革に全力で取り組んでいきます。

 最初の「保険料の事後納付制度の創設」は、国民年金の保険料の未納による無年金や低年金を防止するための対策。現行法では、保険料の納付は2年で時効となり、それ以降の事後納付は認められていないが、特例で過去5年にさかのぼって納付できる制度を創設します。追納した保険料は、受け取る基礎年金額にすべて反映されるため、未納期間の短縮や年金給付額の増加につながります。

 二つ目の「国民年金基金の改善」は、国民年金に任意で上乗せできる国民年金基金について、より加入しやすい環境を整備し、豊かな老後に備える自営業者らの自助努力を支援するものです。

 例えば、加入の1口目について、月額約9000円の掛け金で月額3万円(15年間保障付き終身年金で20歳の男性の場合)上乗せできる現行制度を、月額約6000円程度で月額2万円の上乗せができるようにするなど、加入しやすい掛け金へと小口化を進めます。

 また現在、60歳前までしか加入できない国民年金基金について、60歳以降も任意で国民年金に加入し保険料を払っている場合には、それと連動して加入し続けられるよう加入年齢を引き上げることにしています。

 一方、公明党の強い主張で2004年年金改革に盛り込まれ、今年(2007年)3月から35歳を対象に一部先行実施している「ねんきん定期便」の送付については、12月から45歳にも拡大されます。

 さらに来年(2008年)4月からは、すべての年金加入者に送付されることになっており、「年金がどのくらいもらえるのか分からない」という不安が解消され、年金制度への信頼回復につながるものと期待されます。


改善策のポイント

▽無年金・低年金の防止へ保険料の「事後納付制度」を創設
▽国民年金基金の改善
 ・掛け金の小口化で加入しやすく
 ・国民年金と連動し60歳以上も加入可能に
▽全加入者に「ねんきん定期便」


■2007.5.21 女性医師が働きやすく。再就職支援する「バンク」。太田代表、浜四津代行ら院内保育所も視察――順天堂医院、日本医師会
 公明党の医師不足問題対策本部(福島豊本部長)は21日、医師不足解消へ大きなカギを握る女性医師の就労支援策を探るため、東京都内にある順天堂大学医学部付属順天堂医院の院内保育所と、日本医師会女性医師バンク中央センターを視察、関係者と意見交換しました。

 院内保育所には太田昭宏代表、古屋範子厚生労働部会長(同事務局長)が、女性医師バンクには浜四津敏子代表代行と井上義久副代表(同対策本部顧問)、古屋部会長、大口善徳法務部会長が訪れました。

 現在、新人医師の3人に一人が女性となるなど、医師に占める女性の割合が急増。その半面、女性医師が出産や育児を機に一度離職すると復職は難しく、結果として医師不足をもたらす一因となっています。このため、医師不足対策では女性医師が働き続けられる就労環境の整備が喫緊の課題となっています。

 太田代表と古屋部会長は、女性医師が子育てをしながら働くことができる順天堂医院の院内保育所を訪問。同大学人事部の繁藤勝給与厚生課長の案内で施設内を見て回りました。

 同保育所は現在、同病院で働く女性医師や看護師の乳幼児12人が預けられています。こうした施設は都内でもごくわずかといわれています。

 太田代表は、「若い世代の働く女性にはこうした施設が欠かせない。女性医療関係者が働き続けられる環境づくりに全力を挙げていきたい」と述べました。

 一方、女性医師バンクは、女性医師の再就職をあっせんする施設で今年1月にスタート。厚生労働省の委託を受けて日本医師会が運営に当たり、東日本と西日本の拠点を東京と福岡市に開設しています。バンクではデータベースに登録された復職希望の女性医師に、就業条件の見合う医療機関を紹介。医師の資格を持ったコーディネーターが採用までのきめ細かい相談に乗ることが大きな特徴になっています。

 5月18日現在、バンクに登録した求職登録者は117人、求人登録件数は736件。このうち、これまでに15件で就業が決まるなど、「当初予想を超える」(バンク側)成果を挙げています。

 懇談の場で、日本医師会の唐澤祥人会長は「女性医師の就業継続が大事な問題になってきた」と強調。同バンクの保坂シゲリ運営副委員長らは少人数運営の実態を説明し、高いニーズに応えるためのコーディネーター増員など事業拡大に向けた予算拡充を要請しました。

 浜四津代行は、「公明党は(参院選の重点政策である)命のマニフェストで医師不足対策を最重点課題に掲げている。党としてもこの問題に全力で取り組んでいきたい」と述べました。


■2007.5.20 憲法9条1、2項は守る。イラク復興支援国連からも継続の要請――テレビ番組で斉藤政調会長
 公明党の斉藤鉄夫政務調査会長は20日、フジテレビ系番組「報道2001」に与野党の政策責任者とともに出演し、憲法改正論議などについて、公明党の見解を述べました。

 斉藤政調会長は、憲法改正を参院選の争点とすべきかとの問いに対し、「改正の中身を争点にするのであれば理解はできるが、改正そのものを争点にすることは理解しがたい」と述べました。

 さらに、国民投票法が憲法改正案の審査について3年間の凍結期間を設けていることを指摘し、「憲法を改正すべきかどうかも含めてじっくり議論するために、当初2年だったのを公明の主張で3年にした。各党が真摯に冷静に議論をすることが先ではないか」と述べました。

 また、憲法9条については、「公明党は憲法9条1項、2項を守る。戦争への反省、平和主義への発信という意味で守っていく」と主張しました。

 一方、イラク復興支援特別措置法改正案が衆院を通過したことについて、斉藤政調会長は、イラクが1年前に民主的手続きによって政府が発足したばかりであり、国連からも支援継続の要請があったことを挙げ、「今、イラクが自活できるように支援していくべきだ」と訴えました。

 「ふるさと納税」については、「寄付金税制の中で議論すべきものではないか」との考えを示しました。


■2007.5.20 ドクターヘリ配備に期待。太田代表、東国原知事と懇談――宮崎市
 太田昭宏代表は20日、宮崎市で東国原英夫・宮崎県知事と懇談しました。

 席上、太田代表は、「東九州自動車道の早期実現に全力を尽くしたい」と表明。東国原知事は、「地方にとって大事なのは、中山間地問題を含め地域間格差をなくすことだ」と強調。その上で、「ふるさと納税」に賛意を示し、「寄付行為は税控除を含め検討してほしい」と求めた。太田代表は「税理論上の課題はあるが、同納税は賛成だ」と述べました。

 また、太田代表は、「農業の振興、中山間地対策に積極的に取り組みたい」とし、林業の振興にも力を尽くす考えを示した。さらに、へき地医療対策について「政府、与党間で6月までに(医師確保対策の方向性をまとめ)『骨太の方針』をつくる方針だ」と述べました。

 また、太田代表は、公明党が進めるドクターヘリについて言及し、「2012年までに全国配備したい」と語り、東国原知事も「ぜひ実現してほしい」と期待を寄せました。


■2007.5.19 日本の未来、公明党の手で。参院選、愛知から全国遊説第一声。「比例区8」「5選挙区」断じて。野党勝てば政治は混乱。与党過半数で改革前進――太田代表が強調
 政治決戦に勝利し、「未来に責任を持つ政治」を大前進させよう!――公明党の太田昭宏代表は19日午前、名古屋市内で街頭演説を行い、7月の参院選に向けて全国遊説のスタートを切りました。太田代表は、参院選について「過去最高得票で『比例区8議席獲得』、愛知・埼玉・神奈川・大阪・東京の『5選挙区完全勝利』で何としても改選13議席を死守し、公明、自民の与党として過半数議席を制したい」と強調。「万が一、野党が勝てば、政治は混乱、景気は腰折れすることは必至だ。断じて勝たなければならない」と訴えました。山本保、草川昭三、魚住裕一郎の各参院議員が決意を披歴。斉藤鉄夫政務調査会長、高木陽介選挙対策委員長、荒木清寛県代表らが参加しました。

 太田代表は、日本の政治における公明党の役割を「改革の推進力」と位置付け、「改革断行の『アクセル』と国家主義・政治腐敗への『ブレーキ』、そして『ハンドル』も握って未来の日本に向けてスタートを切っていきたい」と力説。

 その上で、公明党が掲げる「未来に責任を持つ政治」について、「国民の命」「子どもたちの未来」「国民の安全」「暮らしの安心」「勢いのある国づくり(経済の活性化)」「平和」に責任を持つと強調しました。

 具体的な政策として、まず「国民の命に責任を持つ政治を始めたい」とし、参院選向け重点政策の柱の一つに「命のマニフェスト」を掲げ、(1)ドクターヘリの全国配備の推進(2)医師不足対策の促進(3)がん対策の強化――の三つを挙げました。

 また、「子どもたちの未来に責任」について、児童手当の拡充、出産育児一時金の増額、奨学金制度の拡充など豊富な実績を挙げ、今後も子育て支援策に全力で取り組む考えを示しました。

 さらに、「国民の安全に責任」について、愛知県長久手町の立てこもり事件に触れ、銃器の取り締まり強化を推進する考えを示すとともに、防災、減災、耐震などについて、さらに全力を挙げる考えを表明しました。

 「暮らしの安心に責任」については、2004年の年金改革に言及し、「年金財政は破綻するどころか、積立金は2・1兆円も積み増して、積立金残高は150兆円を超える盤石な体制になった」と力説しました。

 その上で、国民年金加入者の老後の生活を、より豊かにするための「国民年金基金」を、より加入しやすい制度に改善するとの考えを示しました。

 また、日本経済に活力を与えるために、「勢いのある国づくり」を進めると力説。「景気がいい、仕事がある。若者がちゃんと正規雇用されていることが大事だ。中小企業のバックアップや、街づくり支援も含めて、(日本の)経済に責任を持っていく」と述べました。

 さらに、「平和に責任」に関して、「公明党は平和憲法を大事にする」とし、「憲法9条の1項、2項を堅持すると明言しているのが公明党。集団的自衛権の行使は、簡単に(憲法解釈を)変えることをしてはいけないと、クギを刺している」と述べました。

 一方、民主党の年金政策について「年金財源の消費税(年金目的消費税の創設)を選挙の前になって、引っ込めてしまった。あまりに無責任で困る」と述べ、民主党の姿勢を批判しました。

 斉藤政調会長は、公明党が野党時代から取り組み、14年間かけて実現した義務教育の「教科書無償配布」を挙げ、「野党だから政策実現に責任を持たないなどという政党に(日本の)未来は任せられない」と民主党を批判しました。

 山本保氏は、児童手当の乳幼児加算など多彩な実績を紹介し「何としても勝たせてほしい」と訴えました。草川昭三氏は「がん対策に一生懸命取り組む」、魚住裕一郎氏は「庶民の議席を守るために死力を尽くす」とそれぞれ決意を披歴しました。


■2007.5.19 「命のマニフェスト」を発表。ドクターヘリ、全国に配備。医師不足、がん対策も提案――重点政策第1弾
 公明党の太田昭宏代表と斉藤鉄夫政務調査会長らは19日、名古屋市内で記者会見し、参院選重点政策の第1弾「命のマニフェスト」を発表しました。

 「命のマニフェスト」は、国民の命を守ることが政治の最大の課題であるとの観点から、(1)ドクターヘリの全国配備の推進(2)産科・小児科などの医師不足対策の拡充(3)がん対策の強化――の3点を柱としてまとめました。

 医師や看護師が搭乗して迅速に初期治療が行えるドクターヘリは、救命率のアップとともに、へき地や離島、災害現場など、さまざまな場面での活躍が期待されています。

 公明党はドクターヘリの全国配備をいち早くマニフェスト(政策綱領)に掲げ、法制化の動きをリードしてきたが、今回の重点政策では「2012年を目途に47都道府県50カ所(現在は10道県11機)への拡大をめざす」と明記。搭乗する医師や看護師、スタッフの人材確保・育成、地方自治体の負担軽減のため運航費の一部への健康保険などの適用を推進するとしたほか、ドクターヘリをはじめ救急医療体制の整備を促進するため、国による財源措置を拡充します。

 医師不足対策では、すべての国民がいつでもどこでも安心して良質な医療サービスが受けられるよう、医師不足地域の解消や、夜間や救急対応が多い産科や小児科などの勤務医の待遇改善、女性医師の職場環境の整備に向けた対策を示し、予算確保や必要な法整備の検討など重点的な取り組みを実施すると表明しました。

 医師不足地域の解消策としては、拠点病院などからの新たな医師派遣システムの構築や、一定期間、地域医療に従事した医師への優遇措置など総合的な対策を行う。産科・小児科医の待遇改善では診療報酬の引き上げや事務補助員の配置などを提唱。女性医師が働きやすいよう、育児休業の取得や短時間勤務の推進とともに、女性医師バンクの整備拡大・機能強化を進め、退職後の再就職を支援するとしています。

 がん対策の強化については、公明党の強い主張で成立した「がん対策推進基本法」に基づき、実効性のある「がん対策推進基本計画」を策定するとしたほか、体に負担の少ない放射線治療を普及させるため、専門医やスタッフの育成を推進するとしています。また、患者の痛みを癒やし、生活の質を保つため「早期の治療段階からの緩和ケアの実施」を推進。このため、「がんを担当するすべての医師の研修を10年かけて行い、『がんになっても痛くない。苦しまない社会』の構築をめざす」と提言しています。

 さらに「セカンドオピニオン」(別の専門医による診断)の普及や「がん登録制度」の導入、国や都道府県による情報提供体制の整備を促進するとしています。

「命のマニフェスト」(全文)


■2007.5.19 活発に新人議員研修会。浜四津代行、北側幹事長「立党精神を胸に」強調――党本部、関西公明会館
 公明党東京都本部(山口なつお代表=参院議員)は19日、党本部で新人議員研修会を開き、浜四津敏子代表代行が出席し、「立党精神を胸に人々の幸福のために闘おう」と呼び掛けました。

 浜四津代表代行は、公明党結党の経緯と意義に触れながら、「公明党の闘いは常に政治の改革だ」と述べ、庶民の真っ只中で奉仕する公明党議員の在り方を強調しました。

 また、民主党などが権力奪取を目的としていることに関し、「公明党は権力のためだけに与党にいるのではない。人々の幸福、世界平和の実現、さらに公正、公平、正義に貫かれた社会の実現のためにいる」と述べ、全議員の結束を訴えました。

 山口都代表は参院選完勝へ「全力で戦う」と決意を披歴しました。

     ◇

 公明党の北側一雄幹事長は19日、大阪市西区の関西公明会館で開催された関西新人議員研修会に出席し、あいさつしました。

 北側幹事長は、公明党議員の基本姿勢として(1)自己研さんに励む(2)人格を磨く(3)団結第一で進む――の3点を強調。また、この日、公明党の太田昭宏代表が愛知県入りして参院選勝利に向けて全国遊説がスタートしたことを紹介し、「公明党は改革の推進力。未来に責任を持つ政治を訴えていきたい」と語りました。

 これに先立ち、白浜一良関西方面議長(参院議員)は、「参院選で“伝統の1議席”を断固、死守したい」と決意を述べました。

 同研修会には関西2府5県から統一地方選や昨年の統一外選挙で初当選した新人議員が参加。公明党の田端正広、佐藤茂樹の各衆院議員らが担当して研修を行いました。


■2007.5.18 深刻な医師不足に本腰。小児、産科医確保など全力。6月上旬にとりまとめ、対策を骨太方針へ反映――公明提唱で政府・与党が初会合
 政府と自民、公明の与党両党は18日朝、首相官邸で「医師確保対策に関する政府・与党協議会」の初会合を開き、取り組むべき諸課題について協議しました。

 公明党から、太田昭宏代表、坂口力副代表、北側一雄幹事長、漆原良夫国会対策委員長、斉藤鉄夫政務調査会長、山口なつお参院公明党政審会長、福島豊社会保障制度調査会長が出席しました。

 この日の会議では、医師不足対策が早急に取り組むべき重要な課題であり、政府・与党が一丸となって、さらに充実した医師確保対策を打ち出せるよう、必要な検討を行っていくという共通認識を確認。今後、政府の「骨太の方針」に反映させるよう、6月上旬には政府・与党として新たな重点対策について一定の結論、方向性を出すことを決めました。

 会議の冒頭、塩崎恭久官房長官は、「医師確保の問題は、国民生活に直結する喫緊の課題と認識しており、スピード感を持って検討を進めていく」と強調。

 安倍晋三首相は、依然として根強くある医師不足や医師の偏在を訴える声に対して、「医師確保対策には、すぐに効果が表れてくるものと、効果が出るまでに時間を要するものがある」と述べた上で、「どこに住んでいても安心して生活ができる基盤をつくっていくことが、政府・与党の重大な使命だ」とあいさつしました。

 太田代表は「医師確保とともに、それを取り巻く助産師の活用や看護師の配置も併せて取り組む必要がある」と主張。

 北側幹事長は「小児科医、産科医などの命にかかわるリスクの大きな診療科を医師が選ばない状況がある。医師の負担を軽減する取り組みが大事だ」と力説しました。

 深刻な医師不足の課題に対する主な論点としては、(1)大学医学部の医師派遣機能の低下(2)病院勤務医の過重労働(3)小児科医、産科医の厳しい勤務環境(4)女性医師の出産・育児による離職(5)医療にかかわる紛争の増加――などの意見が出されました。

 終了後、太田代表は記者団に対して、公明党の提案で実現した政府・与党の協議会について「与党間で合意を得て、政府・与党協議会という形できょうスタートを切ったことは極めて大きな意義がある」と強調。

 医師不足対策については「構造的な問題があるが、早急にできるものは早急に対応し、骨太の方針の中にも盛り込み、予算面でやらなくてはいけない」と述べ、党においても鋭意、その具体策をまとめ、反映させていく考えを示しました。


■2007.5.18 銃の取り締まり強化を。集団的自衛権の論議。現行憲法解釈を踏まえて――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は18日午前、国会内で記者会見し、集団的自衛権の行使に関する安倍晋三首相の有識者会議の初会合や、政治家個人の資金管理団体の事務所費など「政治とカネ」の問題などについて見解を述べました。

 この中で、太田代表は、警察官が射殺された愛知県長久手町の立てこもり事件に関して、「長崎市長射殺事件もあった。こうした暴力、テロは断じて許されることではない」と力説。「銃器の管理については、さらに取り締まりを強化することが大事だ」とした上で、4月23日の政府・与党連絡会議で多発する銃器使用犯罪対策の強化を求めたことを指摘し、「さらに(政府に対して)督促していきたい」と述べました。

 また、太田代表は「政治とカネ」の問題について「5年前、10年前とは国民の意識も変わっている。より透明性、公開性を求める声が高い」と指摘。「党派を超えて、(政治資金の)透明性を国民に示すことが大事だ」と強調。

 その上で、不透明性が指摘されている事務所費や光熱水費問題に関して、「常に、疑惑を持たれた人には説明責任がある。国民が納得できるよう誠意を示すことだ」と指摘するとともに、松岡利勝農林水産相の疑惑について、「国民は納得していないのではないか。説明は不十分」との認識を示しました。

 さらに、集団的自衛権の行使に関する有識者会議に関して、「論議に枠をはめる気持ちはないが、首相の、現行の憲法解釈を変えるものではない、これまでの(憲法解釈や国会における)論議を尊重していく、という(発言の)趣旨を踏まえた論議であるべきだ」との考えを改めて示しました。

 その上で、「『集団的自衛権の行使は認めない』という政府解釈は、憲法9条の1項、2項から引き出されてくる踏み固められた解釈だ」と強調しました。


■2007.5.16 参院選向け政策、民主は財源不明確。集団的自衛権、政府解釈の変更必要ない――記者会見で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は16日午前、国会内で記者会見し、集団的自衛権の行使に関する論議や、参院選への取り組みなどについて見解を述べました。

 この中で、北側幹事長は、「集団的自衛権の行使は、自衛のための必要最小限度の範囲を超え、憲法上許されない」としている内閣法制局見解に対して、集団的自衛権行使の中でも、必要最小限度の範囲内の行動もあり得る、などとする論議があることに関して、「これまで(自衛隊の)国際貢献などさまざまな場面において、論議は積み重ねられてきた。その見解は大切にすべきだ。今、あえて、政府解釈を変更する必要性は全くないと思っている」との考えを示しました。

 その上で、「政府解釈を維持しながら、個別、具体的なケースに応じて、個別自衛権の範囲なのか、集団的自衛権の行使になるのかを判断していくべきだ」と述べました。

 また、参院選での自民、公明両党の選挙協力について、「自公が参院で過半数を維持し、政治を安定させ、今やるべき改革を前に進めることが大事だ」と指摘するとともに、与党の過半数獲得に向け焦点となっている29の「1人区」での協力について、「大事な攻防の舞台だ。公明党も頑張りたいし、自民党は公明党の各県本部と連携を深めてもらいたい」と述べました。

 さらに、参院選の争点について、「人口減少、本格的な高齢社会の到来など、日本の人口構造の大きな変化の中で、年金をはじめとする社会保障制度を本当に維持できるのか、不安と関心を持っている人が多い。そこにしっかり応えていくことが大切だと思っている」との認識を示しました。

 一方、民主党の参院選政策について、最低保障年金や、子ども手当、生産農家への戸別所得補償政策などを挙げ、「財源がどうなるのか説明がない。マニフェストは期限(目標年次)、財源を提示するのが最低条件だ。財源論が不明確で曖昧という印象だ」と述べました。

 また、11月初めに「秋のゴールデンウイーク」をつくる構想について、「日本の勤労者はもう少しゆとりを持った生活をしていいのではないか、という議論が政府内でもなされている。個人消費の拡大に向けて経済効果も期待できる」と指摘しながら、「党内で論議している最中だが、個人的には、良いアイデアではないかと思っている。いろいろな意見があると思うが、党内で議論を詰めて、自民党ともよく協議してもらいたい」と述べました。


■2007.5.16 働く女性へ充実の支援――浜四津代行、山本かなえさんら、千葉・船橋市で幼保複合化施設を視察
 公明党女性委員会の浜四津敏子委員長(代表代行)と同委員会の山本かなえ青少年いきいき教育PT座長(参院議員)は16日、千葉・船橋市の幼保複合化施設「夏見台幼稚園・保育園(幼保園)」(鳥居勝一理事長)を訪れ、働く女性への子育て支援や幼児教育などの取り組みを視察しました。これには同PTの野上純子都議や市区議会議員、公明党千葉県本部の吉野秀夫県代表らが同行しました。

 同施設は、朝7時から夜9時までの長時間保育を可能としているほか、施設内に小児科クリニックを併設。子どもが突然発熱した場合でも、安心して預けられる環境が整っているため、働く女性にとっての悩みである仕事と子育ての両立を大きく後押ししています。

 また施設内には、広い園庭や小学校レベルの体育館などが整備されており、基礎体力づくりやコミュニケーション能力を育む多様な教育を実践している。

 視察後、浜四津委員長は、同施設について、「子どもの立場に立って配慮されている。働く女性への支援も充実している」と語りました。


■2007.5.16 18歳選挙権、早期実現を――党青年局が総務相に、国民投票法の成立受け関連法整備へ尽力を要請
 公明党の遠山清彦青年局長(参院議員)は16日、総務省に菅義偉総務相を訪ね、「18歳選挙権」の早期実現を求める要望書を手渡しました。これには、青年局次長の山本かなえ(同)、西田実仁、鰐淵洋子の各参院議員が同席しました。

 投票年齢を「満18歳以上」とする国民投票法が14日に成立。今回の要望は、同法の付則に3年後の施行までに、選挙権も「満18歳以上」とするため、公職選挙法や民法の改正など必要な措置を取るとされていることから実施しました。

 席上、遠山局長は、「選挙権の18歳への引き下げは、1970年に公明党の参院議員が国会で取り上げたのが議論の皮切りだ」と指摘し、公明党がマニフェスト(政策綱領)や青年政策などで18歳選挙権実現を掲げ、一貫して推進してきたことを紹介した上で、総務相の積極的な尽力を求めました。

 これに対し菅総務相は、「(18歳選挙権実現への)流れができつつあると思っている。対応できるよう、しっかりやりたい」と応じました。


■2007.5.16 首相、文民統制を強調、教育の現場刷新へ決意――今国会初の党首討論
 安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表による党首討論が16日午後、今国会で初めて開かれました。小沢氏は今年3月の防衛大学校卒業式で首相が「危機に臨んで、自らの信ずるところに従って的確な決断をすることが必要」と訓示したことをシビリアンコントロール(文民統制)の観点から批判。これに対し、首相は「文民統制に反するわけがない。わたしは自衛隊の最高指揮官。大きな判断はもちろんわたしがする」と反論しました。

 一方、教育改革について小沢氏が「大改革とは思えない」と指摘したのに対し、首相は「教育基本法を60年ぶりに変えた。これこそがまさに戦後レジーム(体制)からの脱却だ」と強調。また、「教員免許の更新制度など、なかなかできなかったことに取り組んでいる。教育の現場を刷新していく」と述べ、教育改革関連3法案の成立に意欲を示しました。

 首相は行政改革に関しても「国家公務員法改正案を今国会に出しており、政府・与党として責任を果たしていきたい」と同改正案の早期成立を目指す考えを強調しました。

【論議かみ合わず残念――党首討論で太田代表】

 公明党の太田昭宏代表は16日、国会内で記者団の質問に答え、安倍晋三首相と民主党の小沢一郎代表による今国会初の党首討論について、「かみ合っておらず、あまりいい論議ではなかった」と感想を述べました。

 太田代表は小沢氏の質問について、「今の自公政権が、変えるべきものは変えている、現実にやっている、ということを十分、踏まえていないような気がした」と指摘。党首討論のあり方について「論戦を実りあるものにし、国民の皆さまから見ても、急所の質問をしているな、あるいは答えがあるな、というものにしていかなければならない」とし、「今回は、そういう状況ではなかったのは残念だ」と述べました。


■2007.5.15 イラク特措法改正案が通過。国連などの要請受け復興支援を2年間延長――衆院本会議
 今年7月末で期限が切れるイラク復興支援特別措置法を2年間延長する改正案は15日、衆院本会議で自民、公明の与党両党などの賛成多数で可決され、参院に送付されました。

 イラク特措法は、国際社会がイラクの速やかな国家再建と国民生活の安定のために支援を行うことを決めた国連安保理決議1483に基づき、イラクへの人道復興支援活動などを実施するため、2003年7月に4年間の時限立法として成立。

 同法に基づき、政府は04年1月からイラクに自衛隊を派遣して復興支援活動を実施。陸上自衛隊は任務を終了して昨年7月に撤収したが、航空自衛隊は国連の要請を受け、現在も輸送支援活動を行っています。

 現在、イラクには空自隊員約200人とC130輸送機3機が派遣され、クウェートを拠点に、バグダッド国際空港、北部のアルビル飛行場(バグダッド経由)などを結び国連などの物資等を空輸。これまで実施日数は505日に上り、約523・6トン(10日現在)を輸送しました。

 特に、現地で活動する国連機関の本部と支部を結ぶバグダッド―アルビル間は、民間航空機が就航しておらず、空自の支援活動が国連の人員と物資を運ぶ唯一の手段となっています。

 今回、同法の期限切れに当たり、潘基文国連事務総長やイラク政府は、支援の継続を要請。イラクのハシミ副大統領やマリキ首相は、訪日して安倍晋三首相に対し「(空自の活動は)イラクの復興に死活的であり、極めて重要だ」などと訴え、活動の継続を強く求めました。

 一方、イラク政府は昨年5月に発足したばかりで、今後数年間がイラクの再建にとって重要な時期となります。イラクで活動する国連機関も今後数年の活動継続を予定していることから、日本政府は「イラク復興は道半ばであり、腰を据えて取り組む必要がある」(安倍首相)として、同法を2年間延長し支援の継続を決めました。


■2007.5.14 国民投票法が成立。「国民主権」行使を具体化。自民、公明の賛成多数で。反対の民主から造反。公明党がリードし中立公平なルールに――参院本会議
『国民投票法の骨子』

一、国民投票の対象を憲法改正に限定
一、投票年齢は原則18歳以上
一、施行は公布の3年後
一、有効投票総数の過半数で改正案を承認
一、公務員・教育者の地位を利用した運動を禁止。罰則は設けず
一、投票日前14日間はテレビなどの有料CMを禁止
一、放送事業者は国民投票に関する放送の政治的公平性に留意

 憲法改正の手続きを定める国民投票法が、14日午前の参院本会議で自民、公明の与党両党などの賛成多数で可決、成立しました。民主党から1人が造反し賛成したほか、4人が欠席した。1947年の憲法施行以来、初めて、憲法96条に定められた改正の手続きを具体化するものであり、国民主権を実質化する法律が制定されました。

 施行は3年後の2010年だが、同法の成立を受けて、夏の参院選後の次の国会で衆参両院に、憲法改正原案の審査や憲法全般に関する質疑などを行う憲法審査会が設置されます。3年間は改正原案の提出・審査はできないが、同審査会の場で本格的な憲法論議がスタートすることになります。

 同法は、公明党の主導で中立公平なルールとなっており、主な内容は、(1)投票の対象を憲法改正に限定(施行後に憲法改正についての予備的国民投票を検討)(2)公務員・教育者の地位を利用した国民投票運動の禁止(罰則は設けていない)(3)投票は「賛成」「反対」を「〇」で囲む方式で行い、有効投票総数の過半数の賛成で承認(4)憲法改正案の発議は、憲法全文一括ではなく、内容において関連する事項ごとに区分して行う――など。

 投票権年齢については、公明党が主張してきたように原則18歳以上と規定。これに伴って同法の施行までに、選挙権年齢や成人年齢などについて検討し、必要な措置が講じられるまでは20歳以上に据え置きます。

 一方、一定の投票率に達しないと投票結果が無効になる最低投票率に関する規定は、憲法上の疑義やボイコット運動を誘発する恐れなどから、設けられていません。

 国民投票法をめぐっては、2001年11月に超党派の憲法調査推進議員連盟が法案を作成。その後、04年12月に与党協議会が実務者のまとめた法案骨子を了承しました。05年9月には衆院憲法調査特別委員会が設置され、与党と民主党で法案の共同提案に向けて協議を重ねたが実現せず、06年5月にそれぞれ法案を国会提出しました。

 この間、公明党は民主党などを含めた合意形成を主張。与党案と民主党案の提出後も、自民、公明、民主の3党協議が続けられ、06年12月には3党でほぼ合意を得た修正案ができたが、民主党が党利党略によって選挙での野党共闘を優先して方針転換。やむなく与党は今年3月27日、民主党の主張を大幅に盛り込んだ与党修正案を国会に提出し、成立に至りました。


■2007.5.14 施行まで丁寧に論議。3年後めどに「加憲」案示す――国民投票法で太田代表が見解
 公明党の太田昭宏代表は14日、首相官邸で記者団の質問に答え、憲法改正の手続きを定める国民投票法が同日の参院本会議で成立したことについて、大要、次のような見解を述べました。

一、(同法成立について)憲法がスタートして60年という時期に、国民投票法が成立した意義は大変大きい。次の国会からになると思うが、憲法審査会がスタートし、(同法施行までの)3年間、極めて濃密な、そして未来志向の憲法論議が丁寧に行われていくことを期したい。

 併せて、国民の皆さまには具体的にどういうふうに投票されるかが、十分説明がされていない感じもする。分かりやすく示すことが非常に大事だ。

一、(今後の憲法論議について)投票権者が「18歳以上」と定められ、それに付随する法律が30近くある。これらについての論議を加速化し、実現していかなければならない。

 あるいは(憲法論議の)中身についても、「生命倫理」や「科学と人間」など、今までの憲法論議で十分示されなかった論点も含め、丁寧に国民の皆さまと一緒に(論議)していく時がいよいよきたと思う。

一、(公明党の「加憲」案について)加憲が具体化される形で、国民投票法が成立した意義は大きい。憲法3原則や憲法9条1項、2項を堅持した上で、時代の進展とともに提起されている環境権やプライバシー権などを現在の憲法に補強していくという角度が、(憲法改正を個別テーマごとに国民に問う)個別投票に表現されたと思う。党として、憲法審査会の3年間(の論議)を一つのめどとして、何らかの形で加憲案を示せるように努力していきたい。

一、(憲法は参院選での争点になるか)憲法が最もメーンの争点とはならないのではないか。条文とか改正論議ということ以上に、どういう国づくりをしていくのかという論議が大事ではないかと思う。


■2007.5.14 がん対策基本計画、首相が国民に語りかけを。放射線療法、緩和ケアの整備など――政府・与党会議で太田代表ら
 政府と自民、公明の与党両党は14日昼、首相官邸で連絡会議を開き、当面する諸課題について協議した。公明党から太田昭宏代表、北側一雄幹事長らが出席しました。

 席上、安倍晋三首相は、先の訪米、中東訪問について報告するとともに、通常国会への対応について「国民投票法案が成立しました。公務員制度改革関連法案など重要法案に向けて努力をお願いする」と協力を求めました。

 太田代表は、日米首脳会談に関して、「環境問題について、具体的な文書の形で結果を出したことを評価している」とした上で、「日本がポスト京都議定書の枠組みづくりで推進力になることを期待している」と述べました。

 また、太田代表は、がん対策基本法に基づいて6月にも閣議決定される「がん対策推進基本計画」に言及。閣議決定後、首相自身が会見して、同基本法に盛り込まれた、(1)早期の治療段階からの緩和ケアの実施(2)放射線療法・化学療法を担う専門医の育成(3)がん医療に関する情報収集・提供体制の整備――の3点を強調し、「『がんになっても痛くない、苦しまない社会』『がんになっても、手術か放射線治療かなどを国民が自由に選択できる時代にします。それが、この基本計画です』と国民に語りかけ、国民のがんへの不安を和らげるチャンスとすべきだ」と提案しました。

 北側一雄幹事長も、11日に東京大学医学部附属病院の放射線治療施設を視察したことを紹介し、「乳がんや喉頭がん、前立腺がんなどは、切るより放射線治療の方が良いと言われるほど技術は発展している」と指摘し、放射線治療の有用性の周知を図るべきとの見解を示すとともに、「緩和ケアの重要性を訴えていくべきだ」と述べました。

 さらに、北側幹事長は、医師不足対策に関して、「安心の医療体制確立をめざしていきたい」と強調。通常国会への対応について「重要法案にしっかり対応していく。政治資金規正法の改正や、ドクターヘリの全国配備を促進する特別措置法など重要な議員立法もある」とし、法案成立に全力を挙げる考えを示しました。

 一方、太田代表は、2004年の年金改革に触れ、「制度は壊れるといわれたが、現在、積立金は2・1兆円積み増しして、より(制度の)持続性は強化されている」との認識を示しました。

 その上で、社会保険庁が11日、公的年金の加入記録のうち約30万件が、生年月日不明であることを公表したことについて、「国民の不信を払拭するような説明をお願いする」と述べました。


■2007.5.14 ラオス首相と会談。太田代表、アジアの平和と安定で協力
 公明党の太田昭宏代表は14日、ラオスのブアソン首相と都内で会談しました。高野ひろし国際委員長(参院議員)、富田茂之財務副大臣(衆院議員)が同席しました。

 席上、太田代表は「ラオスは今、めざましく経済発展している」と指摘。富田氏は3日にラオスでブアソン首相と面会した際に受けた、(1)投資協定の締結(2)人材育成の促進(3)観光振興の推進――の要望を安倍晋三首相に伝えたことに触れ、「公明党としても支援していく」と述べました。

 これに対し、ブアソン首相は「安倍首相との会談で、投資協定の署名までいけるよう努力したい」と述べ、「日本企業が一層進出しやすくなるよう、ラオスの投資環境を整備していきたい」と意欲を示しました。

 また太田代表が、アジアの平和と安定に向け、ラオスと歩調を合わせていきたいと述べたことに対して、ブアソン首相も同意し、日本が国際社会で、より活躍できるよう、「日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りを強く支持する」と表明しました。


■2007.5.13 未来に希望持てる農業に。経営安定、担い手支援に全力。神崎、渡辺氏ら党推進本部が精力的に視察、フォーラム――福島・会津若松市、南会津町
 公明党農林水産業活性化推進本部(総合本部長=神崎武法常任顧問、本部長=渡辺たかお参院議員)は13日、農家の高齢化や後継者不足など深刻な問題を抱えている日本農業の再生をめざし、「農業活性化フォーラム」をスタートさせました。

 同フォーラムは、4月から「農業の担い手に対する経営安定のための交付金法」(担い手新法)など農政改革関連3法が施行され、担い手に対する支援が強化されたことなどを踏まえ、関係者との意見交換を通して農業をめぐる課題を真正面から受け止め、今後の対策に役立てるのが目的です。今後、全国各地で開催していきます。第1回となる今回は、福島県南会津町、会津若松市を相次いで訪れ、精力的に意見交換会と視察を行いました。

 これには、神崎総合本部長、井上義久(副代表)、斉藤鉄夫(政務調査会長)の両総合副本部長、渡辺本部長、遠藤乙彦衆院議員のほか、甚野源次郎・党福島県代表(県議)ら地元議員が参加しました。

 会津若松市で開かれた意見交換会「農業活性化フォーラムin会津」であいさつした神崎総合本部長は、日本の農業を50年、100年経っても揺るがないものにするために、公明党が2004年4月に発表した農業政策提言で、担い手に対する直接的な支援制度の導入を提唱し、戦後農政の抜本的な改革をリードしてきたことを紹介。その上で、「(農業関係者が)現実問題として直面する課題に対し、政治も行政も農業者も共通の認識を持って、希望を持てる農業へ、ともに取り組んでいかなければならない」と訴え、農業振興に全力を挙げて取り組む考えを強調しました。

 フォーラムでは、参加した農業や自治体関係者から、担い手を育成する仕組みや経営安定に向けた支援策のさらなる充実、また、コメの輸出拡大や米飯給食に対する支援などコメの消費拡大に関する要望などが出されました。

 渡辺本部長は、要望を生かした政策を取りまとめ、実現に努める考えを力説。「農山漁村の活性化のために一生懸命、公明党として頑張っていきたい」と述べました。

 一方、神崎総合本部長ら一行はフォーラムに先立ち、耕作放棄地を活用してアスパラガスを生産している南会津町の畑を視察し、生産者から現状や課題、要望などを聞いたほか、フォーラム後は会津若松市内で、減反政策を受けて水田として利用しない農地を使い、大豆を生産している集落営農の農家から話を聞きました。

 神崎総合本部長は一連の日程を終え、「具体的な問題提起もあり、しっかり検討していきたい。持続可能な農業ができるように努力していく」と語りました。


■2007.5.13 政規法改正政治資金の透明化進む。04年の改革で年金財政は順調――NHK番組で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は13日午前、NHK番組「日曜討論」に、与野党の幹事長らとともに出演し、政治家個人の資金管理団体の事務所費など「政治とカネ」の問題や、衆院で審議中の社会保険庁改革関連法案などについて見解を述べました。

 この中で、北側幹事長は、政治資金管理団体の5万円以上の経常経費(人件費除く)に領収書の添付を義務付けることなどを内容とする政治資金規正法改正与党案について、「政治資金の透明化ということで一歩前進したことは明らかだ」と強調。

 その上で、資金管理団体の経常経費や政治活動費などの政治資金は寄付などで集めた資金であって、政党交付金(税金)などではないことを指摘しながら、「(毎月の支出がある程度予測可能な家賃や電話代などの)経常経費は領収書の添付などの規制がなかったが、今回、(添付義務がある交際費、選挙関係費など)政治活動費に合わせ5万円以上とした。今国会で成立させてもらいたい」と述べました。

 また、規制強化を資金管理団体に限定した理由について、「資金管理団体は、政治家が指定し、代表者になり、政治活動の“財布”となっている」と指摘し、政治家個人との一体性が強いことを強調するとともに、資金管理団体は、ほかの政治団体よりも寄付制限上の特典があることなどの特殊性を挙げました。

 一方、社保庁改革で、社保庁と国税庁を一体化し「歳入庁」とする民主案について、「税と社会保険は性格が違う。これまでの国税庁のノウハウで本当にできるのか、一緒にするのは難しいのではないか」と指摘しました。

 また、2004年の年金改革に言及し、「相当、大きな年金改革をした。年金財政は非常に順調で、本来は取り崩す予定だった積立金は150兆円を超えている。3年前には、明日にも年金財政が破綻するかのような主張があったが、とんでもない話だ」と力説した上で、「非正規雇用の人に、できるだけ厚生年金に加入してもらうにはどうすればいいか、などの課題が残されている。しっかり論議していきたい」と述べました。


■2007.5.12 参院選勝利へ怒濤の前進。全国県代表協議会で総決起。「比例区8」「5選挙区」断じて――安心、安全、勢いある国めざす――太田代表が強調
 参院選大勝利へ怒濤の前進を!――公明党は12日午後、東京・新宿区の党本部で、第29回全国県代表協議会を開き、参院選勝利へ総決起しました。あいさつした太田昭宏代表は、「統一地方選の完勝に続いて参院選を大勝利するために、心を一つにして全力の戦いを開始していこう」と力説。「未来に責任を持つ政治」を掲げ「安心と安全の勢いのある国づくり」をめざす考えを強調しました。浜四津敏子代表代行、北側一雄幹事長があいさつ。斉藤鉄夫政務調査会長が、当面の政策課題について、井上義久副代表が統一地方選の総括、参院選の取り組みについて、それぞれ報告したほか、活発な質疑応答が行われました。

『19日に全国遊説スタート』

 太田代表は、先の統一地方選の公明党の完全勝利の要因について、「全員当選させるとの強い執念と、多彩な実績、スピーディーな対応力など『実現力の公明党』に高い評価を頂いた」と力説。間近に迫った6月議会で公約実現に全力で取り組もうと呼び掛けました。

 また、参院選に向け、公明党が掲げる「未来に責任を持つ政治」の重要性を強調。「いま再び、公明党は改革のエンジン役、推進力になることを宣言したい」と述べ、「改革断行への『アクセル』と、国家主義・政治腐敗への『ブレーキ』という公明党の役割を鮮明にし、公明党らしい闘いを縦横無尽に展開する時」と力説しました。

 その上で、「公明党は、子どもたちの未来、働き手の未来、確かなる社会保障の未来のために、『安心と安全の勢いのある国づくり』、活力ある国づくりをめざしていきたい」との考えを示しました。

 具体的には、「安心の国づくり」について、年金、医療、介護など社会保障や子育て支援などにさらに力を入れる方針を表明。「安全の国づくり」については、「防災、減災、耐震などについて他党をリードしていきたい」と述べました。

 「勢いのある国づくり」については、経済活性化とともに、若者の雇用対策、最低賃金の引き上げなど格差是正に取り組む考えを示すとともに、中小企業支援、農林水産業支援に全力を挙げる考えを示しました。

 一方、憲法改正の手続きを定める国民投票法案が14日の参院本会議で成立する運びとなったことに関して、「中立公平なルールになっている。今後も国民の理解を得ながら、丁寧な憲法論議を進めていく」と述べました。

 さらに、政治家の資金管理団体による事務所費など「政治とカネ」の問題で、人件費を除く5万円以上の経常経費支出に領収書の添付を義務付けることなどを内容とする政治資金規正法改正案の与党案が決定したことについて、「政治資金の透明化に向けて一歩前進だ」との認識を示しました。

 また、参院選への取り組みについて太田代表は、19日に全国遊説をスタートさせることを発表した上で、「過去最高得票で『比例区8議席獲得』、愛知・埼玉・神奈川・大阪・東京の『5選挙区完全勝利』で現有13議席を何としても死守しなければならない」と強調。「比例区8」の獲得が厳しい情勢を指摘し、「各地域で『過去の比例票の記録を塗り替え、最高得票を』と全議員が心を一つにして戦い抜く以外にない」と力説しました。

 その上で、「(与党が参院で)過半数を割ることになれば、政治は不安定になり、回復が続く日本経済の腰折れをもたらすことは必定だ」とし、「公明党の政策実現力を語りに語り、全議員が先頭に立って命懸けで戦おう」と呼び掛けました。

 浜四津代表代行は、統一地方選の勝利をもたらした要因と、参院選勝利の要諦について、(1)日常活動の力(2)団結の力(3)「人間主義」という政治の大道を走っているという誇り――の3点を挙げ、「日々の戦いに全力投球し、候補、議員、議員OBが総力戦で臨み、新しい時代を先駆しているという誇りと使命を持って、断固、参院選勝利を勝ち取ろう」と訴えました。


『日本の未来決める選挙――北側幹事長ら訴え』
『全議員が公明新聞拡大を』


 北側幹事長は参院選の意義について、人口減少や本格的な高齢化、経済のグローバル化などの進展を踏まえ、「日本の社会が大きな変革期のときに、日本の未来を大きく左右していく政治決戦がこの参院選だ」と強調しました。その上で北側幹事長は、参院では与野党の議席が伯仲しているとし、「仮に与党が過半数割れとなると、政治は一挙に不安定になる」と指摘。「これからの時代にふさわしい改革を前に進めていくためには、政治の安定が不可欠だ」と訴え、公明党の現有13議席死守と、与党での過半数確保に全力を挙げる考えを力説しました。

 さらに、北側幹事長は“党勢拡大のバロメーター”である公明新聞の拡大について、「私ども議員で、しっかりと購読推進を進めていきたい」と述べた上で、「公明新聞は公明党の政策や活動を広報していく重要な武器」と強調し、議員が先陣を切って公明新聞の拡大に取り組むよう呼び掛けました。

 井上副代表(総合選挙対策本部長)は、参院選について「極めて短期決戦だ」と訴え、各議員の奮起を促しました。


『改訂版マニフェストを策定――斉藤政調会長』
『参院選に向け重点政策も随時発表』


 斉藤政調会長は参院選向けマニフェスト(政策綱領)について、2005年の衆院選の際に発表した「マニフェスト2005」に、昨年の党大会の重点政策や昨年4月に取りまとめた「少子社会トータルプラン」の内容、新しい提言などを盛り込んだ改訂版として策定すると表明。その上で、マニフェストの柱となる重点政策については、19日からスタートする参院選の全国遊説などで随時、打ち出していく考えを示しました。


■2007.5.11 政治資金の透明化が前進。経常経費(5万円以上)に領収書添付。公明党案を自民受け入れ、政規法改正案骨子で合意――与党PT
 自民、公明の与党両党の政治資金改革プロジェクトチーム(PT)は11日、衆院第1議員会館で会合を開き、政治資金規正法(政規法)の改正について、5万円以上の経常経費(人件費除く)支出すべてに領収書添付を義務付けることなどを柱とする改正案骨子を正式合意しました。今後、早急に法案化作業を行った後、両党内の手続きや与党政策責任者会議での了承を経て、今国会に提出し、成立を期します。
 
 公明党から東順治副代表(党政治改革本部長)、佐藤茂樹(同事務局長)、大口善徳(同事務局次長)の各衆院議員が出席しました。
 
 合意した改正案骨子は、公明党の提案を自民党が受け入れたもの。具体的には、政治家個人の資金管理団体について、(1)人件費を除く5万円以上の経常経費の支出について、収支報告書に領収書の写しの添付を義務付ける(2)資金管理団体による不動産所有を禁止する――ことが柱です。
 
 このうち、領収書添付は、1件当たり5万円以上の政治活動費に限られている現行法の対象を拡大。収支報告書に総額を記載するだけでよかった事務所費、光熱水費、備品・消耗品費について、それぞれ5万円以上の支出に領収書添付を義務付けます。
 
 今国会で公明党は、国会議員の資金管理団体による不透明な事務所費支出が取り上げられたことを機に、党政治改革本部を中心に政規法改正を協議。2月23日には同本部として、5万円以上の事務所費に領収書添付を義務付けることで一致。併せて、政治家の資金管理団体による巨額の不動産所有が発覚したことを踏まえ、資金管理団体による不動産所有を禁止する方針を決めました。
 
 その後、一部閣僚による不透明な光熱水費支出が明らかとなり、改正議論が本格化。与党としてもPTを設置し、政規法改正の協議を進めてきました。


■2007.5.11 未来への構想力訴える。参院選向け政策、環境、安全・安心など柱に――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は11日午前、国会内で記者会見し、7月の参院選に向けた党マニフェスト(政策綱領)や、個人住民税(地方税)の納税先に自分の出身地などを選択できる「ふるさと納税」制度構想などについて見解を述べました。
 
 この中で、太田代表は、参院選に向けた党の政策に言及し「『未来に責任を持つ政治』を掲げ参院選に臨みたい」と強調。(1)国民が生活実感として重要と感じている地球環境問題への対策(2)持続可能な社会保障制度を含む少子高齢社会に対応する安心の社会づくり(3)災害や犯罪などに強い安全な社会づくり――などを挙げ、「党として(未来への)構想力を具体的に訴えていく。私個人としては、安全・安心で、勢いのある国をめざしていきたいと考えている」と述べました。
 
 また、「ふるさと納税」制度構想について、「一つの考えとして大いに研究していい課題だと思う」と指摘。「日本の場合は、納税は“受け身”の形だったが、自分の意思で納税していく形になっていくことは、良い方向の納税者意識に立てるのではないか。自分の意思で国や地域を支えているという実感が得られることは良いことだと思う」とした上で、「具体的な税理論としては難しい点もあり、論議は幾重にもわたると思うが、研究する必要がある。与党間でもしっかり議論したい」との認識を示しました。


■2007.5.11 マニフェスト配布を拡大。公選法改正案、今国会提出を了承――与党政策責任者会議
 自民、公明の与党両党は11日、衆院第1議員会館で政策責任者会議を開き、公明党が強く主張してきた衆院・参院の比例区選挙でのマニフェスト(政策綱領)の頒布(配布)場所の拡大を盛り込んだ公職選挙法改正案を了承しました。自民党内の手続きが済み次第、国会に提出し、成立を期す。成立すれば今年夏の参院選から適用されます。
 
 同改正案は、衆参の比例区選挙で交付される標旗の交付数を増やすことでマニフェストの配布場所を拡大するのが柱です。
 
 一方、国政選挙への電子投票の導入を盛り込んだ同法改正については今後、与党として議論していくことになりました。