『マニフェストのポイント』
◆ドクターヘリを全国50カ所配備
◆「ねんきん定期便」で全員に納付履歴を
◆年金保険料の事後納付を5年に延長
◆京都議定書達成、その後の枠組み構築
◆児童手当の支給「中学3年まで」に
◆中小企業予算倍増で地域活性化
公明党は14日午前、東京・新宿区の党本部で中央幹事会を開き、7月の参院選に向けた政策綱領「マニフェスト2007」を了承。同日午後、衆院第1議員会館で太田昭宏代表と斉藤鉄夫政務調査会長、山口なつお政調会長代理(参院議員)が記者会見し、発表しました。
今回のマニフェストは2005年8月に発表した衆院選向けの「マニフェスト2005」の改訂版として、(1)参院選重点公約(2)マニフェスト2007政策集(本体)(3)当面の重要政策課題について――の3部から構成。公明党が実現をめざす具体的な施策や考え方などが網羅されています。
第1部の参院選重点公約は、マニフェストの中で特に重要な21項目を抽出した上で、公明党が掲げる「未来に責任を持つ政治」の理念のもと、(1)国民の命に責任(命のマニフェスト)(2)暮らしの安心に責任(3)子どもたちの未来に責任(4)国民の安全に責任(5)勢いのある国づくり(経済、地域活性化に責任)(6)平和と環境に責任――の六つが柱。
このうち、「国民の命に責任」では、医師などが搭乗し初期治療を行うドクターヘリを、5年以内に全国50カ所に配備し、救命率の向上や過疎地、離島の医療充実を進めると明記。また、医師不足対策として、国レベルでの緊急医師派遣体制を整備すると同時に、放射線療法や緩和ケアの普及などで「がんに負けない社会」構築を推進します。
「暮らしの安心に責任」では、年金記録問題への対応や年金制度の拡充を提示。具体的には、基礎年金番号に統合されていない約5000万件を早急に調査した上で、年金給付における5年の時効を廃止し、本来受け取ることができる年金を全額支給します。
また、全年金加入者に保険料納付実績や給付額などを通知する「ねんきん定期便」について、08年4月から全加入者に納付履歴などが通知できるよう制度を拡充します。さらに、無年金・低年金の防止へ、年金保険料の事後納付期間を5年に延長することなども訴えました。
「平和・環境に責任」では、地球温暖化の防止に向け、京都議定書にある温室効果ガス排出量の6%削減(1990年比)の達成や同議定書後の新たな枠組み構築のほか、核兵器廃絶の推進などによる軍縮の推進などもめざします。
このほか、重点公約では、児童手当支給対象の中学校3年生までの拡大と支給額の増額、中小企業予算の倍増や農山漁村振興による地域活性化、防災対策、防犯ボランティアへの支援などを明記しました。
一方、第2部のマニフェスト2007政策集では、マニフェスト2005の施策を踏襲した上で、現状を踏まえ、修正や新項目の追加が施された。これにより、マニフェスト全体の項目数は236となりました。
さらに、第3部の当面する重要政策課題については、今後の経済財政運営や北朝鮮問題などに対する公明党の考え方を提示します。
記者会見で太田代表は、「今回、公明党が掲げる政策を実現することが未来に責任を持つ政治だ」と強調。政策実現政党・公明党として、「参院選に断じて勝利し、(マニフェストの)政策実現に全力で取り組む」と訴えました。
「マニフェスト2007――参院選重点公約」(全文)