2008年1月


■2008.1.31 中国製ギョーザ、被害の拡大防げ。情報提供、相談窓口が急務。審査体制の総点検も。原因究明へ中国との連携強化進めよ――太田代表、浜四津代行ら、厚労相に申し入れ
 中国製冷凍食品による中毒問題を受け、公明党の浜四津敏子代表代行と女性委員会(松あきら委員長=参院議員)、食の安全推進委員会(渡辺孝男委員長=同)は31日、厚生労働省で舛添要一厚労相に対し、被害の拡大防止や原因究明、相談窓口の設置などを求める申し入れを行いました。
 
 席上、浜四津代表代行は「国民の健康、生命にかかわる問題なので、ぜひ、きちんとした対応をお願いしたい」と訴え、被害がこれ以上、拡大しないように万全の態勢を整えるよう強く求めました。
 
 申し入れでは、国の関係機関や保健所、業界団体などを通じ、国民や食品関係事業者に対して積極的に情報提供を行うことや、再発防止の取り組みとともに、輸入食品の安全審査や食中毒の報告体制について、早急な総点検の実施を要請。
 
 国民の不安を解消するため、問い合わせや情報提供に対応する相談窓口の設置も求めました。
 
 また、中毒を起こした薬物の混入経路の解明など、徹底した原因究明のほか、中国との連携強化などを要望。今回の問題が外国製食品によるものであることを踏まえ、関係国に対して、協力要請や日本の技術・知見の提供を提案しました。
 
 舛添厚労相は「いま一番、大事なのは被害の拡大防止だ。これに全力を挙げたい」と強調。原因究明や連絡体制の整備などに尽力する考えを示しました。
 
 申し入れに先立ち、女性委員会と食の安全推進委員会は国会内で合同会議を開き、厚労省や農林水産省から問題の概要や政府の対応などを聴取しました。
 
 出席した太田昭宏代表は「ただちに動く必要がある。どういうふうに原因を究明し、安全な食品を提供できるようにし、不安を除去するか、さまざまな角度で検討し、対応を政府に要請したい」と力説しました。
 
 また、太田代表は国民の間に「うちも、そういうことがあったんじゃないか」という不安が広がっていると指摘し、「情報を集約する窓口が必要だ」と主張。「厚生労働省のどこどこに(相談窓口を)置きますということを、決めて発信することが大事だ」と訴えました。
 
 厚労省は「省内に専用のホットラインをつくり、今日(31日)からスタートさせたい」と述べました。


■2008.1.30 予算案と税制法案、3月末までに採決。両院議長あっせんで合意。国民生活の混乱を回避、「つなぎ法案」取り下げ――与野党幹事長
『議長主導の合意は画期的――北側幹事長
 自民、公明の与党両党と民主、共産、社民、国民新の野党4党は30日午後、河野洋平、江田五月の衆参両院議長の同席の下、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、来年度予算案と歳入法案(税制改正法案)を年度内に議了する代わりに、与党が29日提出した「つなぎ法案」を取り下げる両院議長あっせん案で合意し、各党幹事長らが署名しました。両院議長あっせんは、総予算及び歳入法案は「年度内に一定の結論を得るものとする」など3項目。河野議長は「『年度内に一定の結論を得る』とは、衆参両院で総予算及び歳入法案の従来の審査の慣例に従う趣旨である」と述べ、歳入法案を年度内に議了する慣例に従うことという認識を示しました。また、江田議長も記者会見で「年度内に採決を行うということか」との記者の質問に「そういうことだ」と述べました。会談後、公明党の北側一雄幹事長は国会内で記者会見し、大要、次のように述べました。
 
一、先ほど両院の議長、副議長のもとで、各政党の幹事長が集まり、両院議長からあっせん案を提示され、各政党の幹事長が了承した。(両院議長あっせん読み上げ)なおかつ、第1項目の「年度内に一定の結論を得る」とは何かということについて、河野(衆院)議長から口頭で、「『年度内に一定の結論を得る』とは、衆参両院で総予算及び歳入法案の従来の審査の慣例に従う趣旨である」との発言があった。

一、伊吹幹事長(自民党)の方から、河野議長の発言の「従来の審査の慣例」ということについて、「例えば、予算案が年度内に成立をしているにもかかわらず、歳入法案が成立をしていないという例は、かつて一度もない」「昭和50年以降、予算案(の成立)が4月にずれ込んで、暫定予算を組まないといけないことが何度もあったが、その時も、租税特別措置等の歳入法案は3月末までに、すべてどの年も議了し、可決・成立をしている」という従来の国会での慣例と理解しているという発言がなされた。

 各幹事長がそれぞれ了承し、全員署名をしたので、このあっせん案は正式に各政党間の合意となり、「セイフティネット法案」(つなぎ法案)は取り下げる手続きに入る。

一、(合意の感想について)国会が衆参両院に分かれているにもかかわらず、両院の議長、副議長の下、各政党の幹事長が集い、今、最大のテーマや懸案に関して、このような合意ができたことは画期的なことだ。歓迎している。

 ねじれ国会の中、最終の合意形成の手段として、両院議長がイニシアチブ(主導権)をとって政党間の合意形成を図ることができたのは大きな意義があるし、良かったと思う。

 私の記憶、経験では、それぞれの院で議長が中心になって各政党の代表を呼び、あっせん案を出すことはあったと思うが、両院の議長が主催して、あっせん案を出し、政党間で合意をすることは、日本の憲政史上なかったのではないか。

一、(税制改正法案の修正について)道路特定財源や道路整備中期計画の問題は、国民の関心事だ。これらについては、(結論が)オール・オア・ナッシング(100かゼロか)の話ではない。これから国会で(来年度)予算案、歳入法案について審査を行うが、政党間でも論議をし、良いものにできるよう努力したい。

一、(道路財源にかかわる事項を別法案にする考えについて)議長の判断で(あっせん案では)削除された。従って、(税制改正法案は)一括して審査される。また、そうすべきである。

一、(年度内に結論を出すことに「努力する」という案について)(河野)議長と伊吹さん、私の(会談の)やり取りでは、国民生活を混乱に陥れてはいけないので、与党としては、「努力する」ではダメだと議長に申し上げた。


【両院議長あっせん全文、河野議長発言】
1 総予算及び歳入法案の審査に当たっては、公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする。

2 国会審議を通し、税法について各党間で合意が得られたものについては、立法府において修正する。

3 1、2について、両院議長の下で与野党間で明確な同意が得られた場合は、いわゆるセイフティネット(ブリッジ)法案は取り下げる。

<河野議長発言>
 「年度内に一定の結論を得るとは、衆参両院で総予算及び歳入法案の従来の審査の慣例に従う趣旨である」


■2008.1.30 救急患者、受け入れ態勢整備急げ。公明の全国1140病院での実態調査踏まえ。厚労、総務両相に緊急要請――党対策推進本部
 公明党の浜四津敏子代表代行と、党救急医療対策推進本部(総合本部長=木庭健太郎参院幹事長、本部長=渡辺孝男参院議員、事務局長=古屋範子衆院議員)は30日、総務省で増田寛也総務相、厚生労働省で舛添要一厚生労働相にそれぞれ会い、救急医療体制整備に関する緊急申し入れを行いました。
 
 申し入れは、各地で患者の“たらい回し”事故が頻発している事態を受け、公明党が昨年11月11日から12月10日にかけて、全国1140の2次救急病院(入院が必要な患者を受け入れる病院)に対して実施したアンケートによる調査結果を踏まえたものです。大口善徳衆院議員、荒木清寛、浮島智子、山本博司の各参院議員が出席した。厚労省では伊藤渉政務官(公明党)が同席しました。
 
 渡辺本部長は、アンケートの結果について「深刻な医師不足と勤務医の過酷な労働実態が浮き彫りになった」と述べるとともに、アンケートの中で、救急患者を受け入れるための空床情報を消防に提供するシステムについては、「なし」と回答した病院が414(36.3%)と4割近くに上り、今後の導入予定も22(1.9%)病院にとどまった点を指摘し、「空きベッド情報など病院から消防へ提供する万全なシステムの整備を急ぐべきだ」と強調しました。
 
 その上で、救急治療が必要な患者の受け入れを迅速に行うため、全都道府県に「救急中央情報センター」を設置し、リアルタイムに救急傷病者の受け入れ情報(診察の可否、空きベッドの有無、手術準備の有無など)を受発信する「救急受け入れ表示システム」の構築を要請しました。
 
 また、(1)「救急中央情報センター」にリアルタイムに情報を発信する専門の人員と機器の配備(2)2、3次救急病院(重症患者を受け入れる病院)に事務などで医師をサポートするメディカルクラーク(医療秘書)を配置(3)救急医療に公的助成の強化、診療報酬の引き上げ――などを要望しました。
 
 舛添厚労相は、「こうした現場調査は大切なことだ」と高く評価するとともに、「消防庁とも連携を取り、しっかり取り組む」と述べました。


■2008.1.29 与党、期限延長法案を提出。与野党の話し合い決裂。暫定税率など2カ月延長、経済、生活の混乱を回避
 自民、公明の与党両党は29日夜、3月末で期限が切れるガソリンや一部食料品の暫定税率などを2カ月延長する「期限延長法案」を議員立法で衆院に提出しました。これを受け、公明党の北側一雄幹事長は国会内で記者会見し、大要、次のように述べました。

一、先ほど、税制改正法案の3月31日に期限が切れる項目の中で、あとで成立しても遡及できないもの、国民生活に大きな混乱をもたらすものに限り、期限を2カ月、5月31日まで延長する法案を提出した。

一、できれば、与野党の話し合いで国民生活に混乱が起こらないよう、予算の成立と同時に歳入法案(税制改正法案)を議決し、年度内に成立させ、新年度から円滑に執行できるようにお願いしてきた。議長からも与野党でよく話し合って解決ができるようにと指示もいただき、精力的に(協議に)努めてきた。

一、最終的に与党側から、(1)野党のかねてからの主張である道路財源にかかわる事項を議員立法による別法案とする(2)来年度予算と政府提出の税法およびこの議員立法は、十分な審議を行って同時に議了する(3)国会審議を通し、税法およびこの議員立法について合意が得られたものは修正に応じる(4)上記について、与野党全体として明確な同意が得られた場合は、期限延長法案は提出しない――の四つの提案をした。残念ながら、民主党は飲めないということだった。

一、なぜ、(期限延長法案を)提出しないといけないのか。道路特定財源をはじめ、3月31日で期限切れとなる税制改正法案が失効した場合、国民生活や、原油高などの下ぶれ要因のある経済、地方財政に大きな混乱をもたらす。

一、具体的には、道路特定財源ならば、失効の前後で買い控えや買い需要の殺到が起こって、商品流通に大きな混乱をきたすことは明らかだ。不動産の流通や国際市場でも支障をきたす。このため、税制改正法案は、生活の混乱を起こさないために、3月31日までに成立させる必要がある。

一、野党も良識を持っていると思うので、年度内に議決をしていただけるなら良いが、万が一、年度内に採決をしない場合は、国民生活に大きな混乱が生じる。政権与党としては、法案の成立が年度をまたぐことがあっても、国民生活などに混乱が生じないような措置を講じる責任がある。

一、このような期限延長法案は、これまで国会で4回提出し、それを成立させて、1―2カ月ほど延ばした。また、予算案が暫定予算になった場合でも、税制改正法案については、すべて3月31日までに与野党の合意の基、成立させている。まして、予算案が年度内に成立しているにもかかわらず、税制改正法案が年度内に成立しなかった例は一度もない。

一、このつなぎ法案は、本体の法案について、十分な審議を確保するために提出している意味合いもある。決して、このつなぎ法案が成立して、暫定税率について決めてしまったんだということではない。租税特別措置法・道路特定財源をどうするかという議論はまさしくこれからです。十分な審議をしていく。このつなぎ法案はそこまで決めたものではない。


【なぜ期限延長法案が必要か――暫定税率廃止なら牛肉、ビールなどは値上げに】

 民主党は、ガソリン税の暫定税率を撤廃しようと、税制改正法案の年度内成立を阻止する構えですが、仮に年度内に成立しなかった場合は、ガソリンだけではなく、同法案に含まれる一部食料品などの価格も乱高下し、国民生活が大混乱に陥るのは必至です。

 例えば、輸入ステーキ用牛肉100グラム当たりで約15円の値上がり。また、輸入麦芽の関税引き上げにより、ビールも値上がりするほか、自動車取得税の免税点が50万円以下から15万円以下に引き下げられ、中古車ユーザーの負担が大きくなります。

 期限延長法案は、こうした国民生活の混乱を回避するとともに、年度内に税制改正法案が成立しない場合でも、国民生活に支障が出ることなく、審議を尽くす時間を確保するためのものです。

 税制改正法案を一時的に延長する法案は、これまでに4回提出されていますが、今回は国会議員が提案者の議員立法となります。

 野党は、こうした手法を“奇策”などと批判していますが、与党は衆参両院で多数派が異なる“ねじれ国会”の下で、国民生活を混乱から守るためには、延長法案の提出が必要と考えています。

 一方、「つなぎ法案が登場するような状況を生んだ責任は民主党にもある」(29日付「毎日」)といえます。細川内閣時代、当時野党だった自民党は、税制改正法案の年度内成立を認めていました。民主党も「暫定税率問題を政争の具にすることなく、3月中に(税制改正)法案の結論を出すべき」(同日付「産経」)などと、責任ある対応が求められています。


■2008.1.29 国民の不安解消を――新型インフルエンザで危機管理体制など議論。与党PTが初会合
 自民、公明両党の与党鳥由来新型インフルエンザ対策に関するプロジェクトチーム(PT、川崎二郎座長=自民)は29日、衆院第1議員会館で初会合を開きました。公明党からは同プロジェクトチーム座長代理の坂口力副代表、斉藤鉄夫政務調査会長、福島豊、高木陽介、古屋範子の各衆院議員、渡辺孝男、浜田昌良の両参院議員が出席しました。

 この日の会合では、ウイルスの封じ込めをはじめとする大流行に対する危機管理体制や、国と地方自治体との関係、ワクチンの備蓄などといった国内問題と、各国の対策や世界保健機関の危機認識など国際問題について検証し、6月をめどに議論をまとめていくことを確認しました。斉藤政調会長は「国民の不安は大きい。その解消に向け、政府・与党一体で取り組んでいかなければならない」と述べました。

 政府は新型インフルエンザが世界的に流行した場合、人口の4分の1が感染し、2500万人が受診、最大で64万人が死亡すると試算しています。


■2008.1.29 女性の連帯で世界をよりよく――松さんら、中東の女性リーダーと懇談
 公明党の松あきら女性委員長は29日、「日本・アラブ女性交流」で来日した中東地域の女性リーダー2人と衆院第2議員会館で懇談し、女性問題や子育て支援の現状などについて意見交換しました。古屋範子女性局長(衆院議員)、丸谷佳織衆院議員、山本香苗参院議員も出席しました。

 懇談では、松さんらが女性の社会参加の現状や課題などについて質問したのに対し、エジプトのシェハタさんが同国で女子教育の普及が進んでいない現状を説明し、「良いアイデアがあれば教えてほしい」と語りました。

 また、子育て支援策やDV(ドメスティック・バイオレンス=配偶者からの暴力)の防止策についても意見が交わされました。

 松さんは「女性の悩みは各国共通ですね」と述べ、「女性同士が連帯してよりよい暮らしができるように頑張りましょう」と呼び掛けました。


■2008.1.25 予算関連法案、年度内成立が大事。暫定税率と原油高、議論分けて。自動車ユーザーにさらなる還元を――記者会見で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は25日午前、国会内で記者会見し、記者団の質問に答える形で、道路特定財源問題や永住外国人への地方選挙権付与などについて見解を述べました。
 
 この中で太田代表は、揮発油(ガソリン)税など道路特定財源の暫定税率をめぐる議論について「原油高騰問題とは分けて考えるべきだ」との認識を改めて示し、「原油高騰対策については、さまざまな手を打ち、自動車のユーザーについても自賠責(保険料)の大幅引き下げをやり、さらなる手はないかと言っている」と強調。
 
 また、暫定税率に関しては「(廃止して)ガソリン(価格)が下がることはありがたいが、自分の地域の道路もほしいというのが国民の声だ」と指摘。「両方とも求めているのを(政治が)どういうふうに考えてやっていくかが大事な観点ではないか」と述べました。
 
 道路特定財源の見直し論議について、太田代表は昨年12月に政府・与党がまとめた見直し案の中で、抜本的な税制改正に併せて見直しを検討することが公明党の強い主張で盛り込まれたと強調。当時の論議で公明党が自動車重量税の暫定税率引き下げを求めたことに触れ、今年末の税制改正論議でも引き続き検討する意向を示しました。
 
 一方、3月末で期限が切れる道路特定財源の暫定税率を3カ月程度延長する法案が自民党内で浮上しているとの報道について、「わが党としては聞いていない。検討していない」とした上で、国民生活の混乱や経済への影響を避けるための一つの案だとの見方を示しました。
 
 民主党が来年度予算案や予算関連法案の年度内成立を阻止する構えを見せていることについては、「3月末で結論を出すことは、今の経済状況からいくと特に大事なこと」と強調、「結論を出すことに協力をいただきたい」と述べました。
 
 また太田代表は、民主党内で永住外国人に地方選挙権を付与する法案を提出する動きがあることについて、「衆院に、われわれが出した法案が継続されている」とし、公明党案に対する修正案を示すか、賛成する方向で民主党内がまとまることに期待を表明。「政局にすべきではなく、多くの党、議員の賛成によっていくことが望ましい。公明党の法案を軸に、熱心に論議していただければと思っている」と強調しました。
 
 3月に任期が切れる日銀総裁人事を自民、民主両党の党首会談で決定することについては、「現在、(国会同意人事に関する)仕組みが議院運営委員会を中心にある。いきなり自民党と民主党の党首会談ではなくて、国会同意は各党にかかわるから、そこで同意が得られることが大事ではないか」と述べました。


■2008.1.24 年金記録特定へ追加策。第三者委を拡充。ハガキ、電話、訪問でも確認――政府・与党
 政府は24日、首相官邸で年金記録問題に関する関係閣僚会議を開き、未統合記録解消への今後の対応策を確認しました。公明党から北側一雄幹事長、斉藤鉄夫政務調査会長、福島豊社会保障制度調査会長、渡辺孝男厚生労働部会長が出席しました。
 
 会議で福田康夫首相は、ねんきん特別便について「高齢者もいるので丁寧な対応が大事。(分かりづらい点を)十分改善して取り組みたい」とし、総務省の年金記録確認第三者委員会についても「人員を増強し、迅速にできる体制を組んでいきたい」と強調しました。
 
 舛添要一厚生労働相らからは、特別便の今後の対応について「国民一人一人に自身の記録を確認いただくことが重要」とし、企業や自治体の協力を得て(1)旧姓での履歴の申し出の徹底(2)特別便が戻ってきた人には現住所を調査して再送(3)未回答者には発送3カ月後、半年後をメドにハガキで確認(4)「訂正なし」の回答でも統合の可能性が高い人には電話や戸別訪問で積極的に照会(5)加入履歴のチェックポイントを分かりやすく示した注意喚起の資料の同封――などを追加対策として示しました。
 
 また、第三者委については、審査チームを50増の168に増やして体制強化し、今年度の受け付け分は概ね1年以内に処理を完了することとしました。
 
 公明党は先の衆参両院の代表質問で、太田昭宏代表が年金記録問題の速やかな解決を求め、浜四津敏子代表代行が特別便について「電話や訪問で分かりやすい説明を」と主張。福田首相が「工夫する。(未回答の人には)再度ハガキを出して確認をお願いする」との考えを表明していました。


■2008.1.23 女性の一生をサポート。健康研究総合センター、健康パスポート、総合カウンセリング窓口など、医療、健康、仕事などで具体策提案――参院本会議で浜四津代表代行が訴え
 国会は23日、参院本会議を開き、福田康夫首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問を行いました。公明党の浜四津敏子代表代行は、「地域全体で子どもの教育にかかわることが教育再生には不可欠」と強調したほか、党が推進する「女性の一生サポートプラン」の具体化を提言。肝炎患者救済、年金記録問題、救急医療対策、介護従事者の労働改善、消費者保護、中小企業支援、行政のムダ削減などでも政府の見解をただしました。
 
『ねんきん特別便を改善、回答ない人の追跡確認も――首相』

【年金、救急医療】
 「ねんきん特別便」について浜四津代表代行は、「受け取る人の多くは高齢者であり、意味が分からなくて放置している人が大半では」と指摘。「電話や訪問などで、分かりやすい説明をするなど、具体的な取り組みが必要だ」と訴えました。
 
 福田康夫首相は、ねんきん特別便について「(記載内容が)分かりにくいとの指摘もあり、より分かりやすいよう工夫していく」と答弁。さらに回答がない人に対して、「今後、発送から3カ月後および6カ月後をメドに再度、ハガキを出して確認をお願いする」との考えを明らかにしました。併せて、記憶の呼び起こしを親身に働き掛けるなど、高齢者の立場に立ち、親切丁寧に対応することも約束しました。
 
 また浜四津代表代行は、救急医療対策について「たらい回し」防止へ、広域連携体制の構築と、患者の受け入れ病院を検索する「救急受け入れ表示システム」の早期導入を主張した。福田首相は「ITを活用し改善を図っていく」と述べるとともに「必要に応じて法制面でも対応していく」と答えました。

【消費者保護】
 高齢者の貯蓄や退職金を狙うなどの悪徳商法根絶に向けて特定商取引法、割賦販売法の大胆な見直しを訴えました。福田首相は「消費者保護は政府の最重要課題」と述べ、被害者救済策充実などを中心に法改正を行う方針を示しました。
 
【教育】
 浜四津代表代行は、算数や国語と同様に徳育の教科書を作るという考え方について、公明党がこれまでボランティア体験など体験学習を進めてきた経緯に触れ、「教科書を読むだけで効果が上がるとは思えない。体験学習などを通し、子どもたちの豊かな心を育てるべきだ」と訴えました。福田首相は、「自然体験、社会奉仕などは重要であり、推進したい」と答えました。

【環境問題】
 温室効果ガスの削減について、日本が主要排出国をリードするために、確固とした排出削減策と中長期の排出削減目標の明示が必要と指摘。「バイオマス(生物資源)などの新エネルギーの利用拡大に積極的に取り組むべき」と訴えました。
 
 また、日本と中国の環境協力が両国の「戦略的互恵関係の基礎を築くもの」だとし、日中環境基金設置など、積極的な取り組みを提案しました。
 
【中小企業支援】
 地域経済、日本経済の活性化へ中小零細企業への広範な支援を主張し、下請けいじめ対策、給与所得増へ労働に見合った賃金の支払い、資金供給円滑化へ売掛債権の早期現金化、交際費の損金算入限度額拡大などを訴えました。
 
【女性の一生サポートプラン】
 浜四津代表代行は、女性の一生を総合的に支援しようと、公明党が推進している「女性の一生サポートプラン」の中から、女性の健康や医療について調査、研究する「女性健康研究総合センター(仮称)」の設立について、「女性専門外来を担当する医師の養成など女性のための医療に活用してはどうか」と提案しました。
 
 また、女性の生涯にわたる健康を守るため、病歴、健康診断などの記録を記載した「女性の健康パスポート」の発行とともに、若い女性が悩みや不安に感じていることを安心して相談できる「総合カウンセリング窓口」の設置などを求めました。福田首相は、女性の健康対策について「厚生労働省で女性の健康を支援する仕組みづくりの検討を進めている。提案の内容を参考に取り組む」と述べました。
 
【行政改革】
 浜四津代表代行は大胆な歳出削減へ、「事業仕分け」の実施、規制改革や市場化テストの対象拡大などを主張。また、会計検査院の機能強化を提案し、同院が税金のムダ遣いと指摘し各府省に返還を求めながら未返還のままの約100億円について、早急な返還実現を訴えた。福田首相は未返還の確実な現状改善を各府省に指示し、同院に対し、返還状況を公表するよう要請したと述べました。
 
【暫定税率】
 道路特定財源の暫定税率維持を含む租税特別措置法案が年度内に成立しない場合、国民生活にどのような不都合や混乱が生じるのかなどをただしました。福田首相は、生活道路だけでなく国民生活に幅広く影響すると答えました。
 
 最後に、浜四津代表代行は党利党略や権力闘争ではない、人間の幸せのための“王道の政治”の重要性を強調。「『国民のため』との一点で議論し合い、よりよい結論を出す合意形成型の政治が今、求められている」と訴えました。


■2008.1.22 家計を元気に、国に勢いを。国民の目線で経済政策。若者、高齢者、女性雇用拡大に施策を集中。地球温暖化対策「賢人会議」の設置提唱――衆院本会議で太田代表が強調
 国会は22日午後、衆院本会議を開き、福田康夫首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問を行いました。公明党の太田昭宏代表は、激動する世界で正念場を迎えた日本に「政治の停滞は許されない」とし、「公明党はどこまでも庶民や中小企業、困っている人の側に立った闘いを貫く」と決意を披歴。国民の目線に立った経済政策や行政の転換、地球温暖化対策などについて政府の考えをただしました。

 太田代表は、激しい構造変化の中で「庶民の生活実感への敏感力を持つ政治が求められている」とし、生活重視を掲げる首相の姿勢に賛意を示した上で、消費者行政の一元化について「消費者庁をつくるべき」と主張しました。福田首相は「各省縦割りの消費者行政を統一的、一元的に推進するための強い権限を持つ新組織を発足させる」と述べました。
 
【経済政策】
 太田代表は、大事なのは「景気・経済の力強さ、勢い」と強調。その上でGDP(国内総生産)や雇用者報酬の総額がここ10年間、横ばいであるとし、閉塞感の打破へ「家計を元気にする施策に今こそ力を入れるべき」と力説。さらに「若年者、高齢者、女性の社会参画に施策を集中的に講じることが大切」と訴え、地域若者サポートステーションの倍増や定年延長・継続雇用の普及、女性の再就職支援など雇用環境の整備を強く要請しました。さらに、派遣労働についても労働者保護の視点から、規制のあり方を含め抜本的な見直しに踏み込むべきと主張しました。
 
 また、経済拡大にとって「アジアの需要を取り込むことが重要」と指摘しました。給与所得水準の引き上げに関しては、労働分配率の向上に資する施策などを早急に行うべきと訴え、経済を下支えする中小企業の今後の支援策として、下請代金法の厳格な運用や中小企業相談窓口の一本化などを強く求めました。
 
 福田首相は、地域若者サポートステーションの拡充や65歳までの雇用確保、女性に対する再就職支援など環境整備の推進を約束。また、中小企業支援策として、経営支援相談を行う地域連携拠点を全国200〜300カ所に整備すると答弁しました。

【介護・医療・年金】
 太田代表は介護人材の確保について、「介護労働の専門性を正当に評価し、生活設計が可能な給与を保障できる介護報酬を次期改定で措置すべき」と強調。さらに、介護保険の事務手続きの簡素化も求めました。

 また、救急医療に関し、国民が安心できる体制を構築するため、「救急医療対策推進法(仮称)」の制定を提唱するとともに、医師不足、看護師不足対策に国挙げて取り組むよう訴えました。

 一方、太田代表は無年金・低年金対策として、保険料の追納期間延長、現行25年の受給資格期間の短縮、低所得者層に対する基礎年金の加算制度創設などを主張しました。

【防衛省改革、ムダ削減】
 太田代表は大胆な防衛省改革の断行を訴え、「現行の中期防衛力整備計画(中期防)を廃止して、来年度中に新たな中期防を策定すべき」と強調。現在の防衛大綱についても見直しの必要性を指摘した。福田首相は「必要な検討を早急に行う」と述べました。
 
 さらに太田代表は、行政のムダ削減のため、公務員の不正経理に対する罰則規定を含めた会計検査院法などの改正が必要との考えを示しました。

『暫定税率廃止 住民生活に重大な影響――政府答弁』

【原油高騰対策・道路特定財源の暫定税率】
 公明の昨年末の申し入れを受け、政府は90項目以上の原油高対策を実施していますが、ガソリン代高騰に対し、自賠責保険料引き下げに加え、一般ユーザーの負担軽減をさらに検討すべきだと、太田代表は訴えました。
 
 また、暫定税率の問題は原油高対策と切り離して考えるべきとし、暫定税率廃止の影響について、国民に説明し理解してもらう努力が必要と述べました。
 
 増田寛也総務相は「地方への影響は1・6兆円にも及ぶ。生活道路や通学路の整備などの維持・補修が不十分となり、住民の日常生活に重大な影響が生じる」などと答えました。
 
【地球温暖化対策】
 太田代表は、今夏の北海道洞爺湖サミットについて「本格的な温暖化対策に踏み出すチャンスであり議長国として対策をリードすべき」と訴えました。また温室効果ガス排出削減の新たな中長期目標を掲げるべきことを強調しましました。
 
 さらに温暖化対策に関し首相直属の賢人会議創設を提唱。国内での排出量取引制度検討の加速や新エネルギー導入の支援策、日中の環境協力の推進と環境基金の設置、生物多様性基本法の制定などを提案しました。
 
【外交】
 太田代表は7月の「北海道洞爺湖サミット」で、日本はアジアの経済発展や北朝鮮の核、拉致問題で参加国から協力を得るよう取り組むべきと主張。さらにテロ撲滅に向け、「人間の安全保障」の観点から貧困の撲滅などで議論のリードを求めました。
 
 福田首相は「議長国として、地球規模課題の解決に向け、大きな成果を挙げたい」と述べました。
 
 また、太田代表は、5月に横浜で開かれる「第4回アフリカ開発会議」で、アフリカ諸国の主体的な自助努力を後押しする中長期的な行動計画の策定を提唱しました。


■2008.1.20 所得増へ労働法制見直し、働いた分は賃金に反映。ガソリン税の暫定税率、廃止なら地方財政に打撃。原油高対策、自賠責保険料引下げに――テレビ番組で北側幹事長
 公明党の北側一雄幹事長は20日午前、NHK「日曜討論」、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」の2番組に、与野党の幹事長らとともに出演し、ガソリン税の暫定税率のあり方など、通常国会で焦点となる重要課題について、大要、次のような見解を述べました。

【福田康夫首相の施政方針演説】
一、前内閣の時に、「生活者」「消費者」に重点を置いた政策を実施、アピールすることがやや欠けていた。そこを(福田)首相は踏まえて、生活者、消費者主役の政治にすると明確に訴えた。(公明党が)かねてから言っていた主張で共感している。

一、一方で、構造改革は進めないといけない。ただ、構造改革を進めていく中でも、生活者、消費者に視点を置いた政策を実行しないといけないとの明確な姿勢を示したと理解している。

【今後の経済政策】
一、経済がグローバル化していく中、成長力、競争力をいかに強化していくかは避けて通れない命題だ。日本経済(GDP=国内総生産)の6割を支えているのは個人消費。所得が増えないと、日本経済は良くならない。構造改革と両立する形で、所得を増やす対策をやらないといけない。例えば、労働法制の問題だ。働いた分がきちんと賃金に反映される雇用のあり方をもう一度検討すべきだ。

【ガソリン税の暫定税率】
一、今まで道路特定財源を使って、(特定財源の)暫定税率を含めて、一体何に使われたのか、これから何に使おうとしているのか。そこをしっかり説明していくことが大事だ。

一、多くの知事が暫定税率の廃止に反対との意見を聞いている。かつて民主党にいた岩手、埼玉県知事も、(廃止は)良くないと意見した。(暫定税率の廃止が)地方の道路整備などに大きな影響を与えることは間違いない。

一、(暫定税率廃止に必要な財源について)地方は(廃止によって)約9000億円(の減収)といわれるが、本当は約1兆6000億円だ。(国税の)揮発油税(ガソリン税)の4分の1(7000億円)が地方に交付金として(配分されて)いく。この1兆6000億円をどう賄うのかを議論しないといけない。また、(暫定税率廃止で)国が地方に(不足分を)入れる財源をどうするのかも課題だ。

 暫定税率の廃止は、地方に大きな影響を与えてしまう。これはぜひ、維持させていただきたい。まずは、ご理解いただけるよう協議させてもらいたい。

一、揮発油税は欧米でもあるが、これは環境対策に直結した税金で、これを下げるという議論は欧米諸国ではない。

【原油高対策】
一、原油高対策と暫定税率の問題は切り離して考えるべきだ。原油高は生活や中小事業者に大きな影響を与えているため昨年末に(政府・与党)は、2000億円を超える原油高対策を取りまとめた。これは第1弾だ。

一、(18日に)自動車損害賠償責任保険(自賠責)の保険料が2割から3割軽減されることが決まった。これも原油高対策の一つだ。これからもいろいろ知恵を出して取り組む。

【自動車関係諸税など】
一、この10年計画にある59兆円は、従来とは違って、4車線(の道路)を2車線にするなどの(経費削減の)工夫をして打ち出されたと思うが、さらに見直しがあって良いと思う。

一、自動車にかかる税金はたくさんある。この自動車関係諸税については、将来見直しが必要だと思っている。あまりにも複雑すぎる。

 その中で、自動車を持っていることに対する税については、今は皆が(自動車を)持っているので、下げても良いという議論はあるのではないか。

【改正建築基準法による住宅着工数の減少】
一、(耐震偽装を規制する)法律の方向は間違えていない。ただ、準備不足、想定不足があったことは否定できない。国民の皆さまにお詫びしないといけない。今、(対策に)全力で取り組んでおり、少しずつ(着工数は)上昇している。


■2008.1.18 政治を生活重視へ。公明が合意形成の要に。予算案、関連法案、年度内成立に全力――――通常国会が召集、衆参両院議員総会で出発。太田代表、浜四津代行ら強調
 第169通常国会が18日召集されました。会期は6月15日までの150日間。公明党は同日午前、国会内で衆参両院議員総会を開き、太田昭宏代表は通常国会で「国民生活に焦点を置いた闘い」を貫く考えを力説。次期衆院選の勝利へ成果を挙げようと訴えました。浜四津敏子代表代行は、通常国会を「生活者国会」「消費者国会」と位置付け、「一貫して国民のためとの原点を胸に頑張っていきたい」と強調しました。北側一雄幹事長、白浜一良参院会長、漆原良夫国会対策委員長があいさつしました。
 
 太田代表は通常国会への対応について、「毎日毎日、非常に大事な闘いが続く国会になる。公明党は一致結束して乗り切っていきたい」とした上で、「国民生活にあくまで焦点を置いて、『生活に直結。政治に実現』という今年の闘いを貫いていきたい」と強調。「常に公明党は、庶民や中小企業や地域で困っている人の味方(であり)、その心がよく分かっているのは公明党だと言われる主張、論戦を展開していきたい」と力説しました。
 
 太田代表は、福田康夫首相が「生活重視」の主張を繰り返していることに賛同し、「政治も行政も、すべて『生活』の側から変えていかなくてはいけない」と主張。政治家や役人らの「意識の根本的な改革が必要だ」とし、公明党がその先導役になっていかなくてはならないと訴えました。
 
 また、太田代表は「今年は選挙含みの年だ」とし、「(衆院解散・総選挙は)秋以降が望ましいとはいいながら、いつ選挙戦が行われるかは予断を許さぬ状況」との認識を表明。「議員は選挙戦がいつあっても勝ち抜いていける常在戦場の決意で戦っていきたい」と強調するとともに、「次の衆院選に勝つためにも、この通常国会で成果を挙げることが大事だ」と述べました。
 
 最後に太田代表は「安心で安全な勢いのある国づくりに向け、公明党が先駆を切る闘いを」と呼び掛けました。
 
 浜四津代表代行は、生活や将来に不安を抱く女性の声を受け、すべての女性の一生をサポート(支援)するため、健康や子育て、就労などに関する支援策をまとめた「女性トータルプラン」(仮称)を近く発表すると表明。
 
 また、ねじれ国会の中、先の臨時国会では26本の法律が成立したことについて「公明党が生活者の目線から合意形成型の政治の要として頑張った成果」と主張し、通常国会は「『生活者国会』『消費者国会』にすべき」と訴えました。
 
 北側幹事長は、通常国会でも「国民のため、生活者のための政策実現へ、(公明党が与野党の)合意形成の軸となっていく」と力説しました。
 
 白浜参院会長は、臨時国会における民主党の対応について(1)いたずらな審議引き延ばし(2)成立しないことを前提とした法案の提出――の2点を指摘。その上で、「国民生活を忘れた(民主党の)国会運営だ」と糾弾し、国民生活を考えるならば、民主党も法案の修正協議に応じるべきと強調しました。

『民主は生活より政局優先』

 漆原国対委員長は、民主党が来年度予算案や予算関連法案の年度内成立を阻止する構えをみせていることに言及、民主党の政治姿勢に関して、国民生活を意図的に混乱させるなど「国民生活を犠牲にして政権を奪取するやり方だ」と厳しく批判。与党は国民生活を第一とし、「どんなことがあっても年度内に(今年度)補正予算案、予算案を成立させる」と訴えました。


■2008.1.17 公明、創価学会が連絡協議会
“ねじれ”下で与野党協議リード――公明
生活実感に立った政策実現を――学会
 公明党と支持団体の創価学会は17日、東京・新宿区の党本部で第16回連絡協議会を開き、公明党側から重要政策課題に対する取り組みなどを報告し、意見交換しました。
 冒頭、公明党の北側一雄幹事長は、昨年4月の統一地方選、同7月の参院選について「献身的なご支援を賜り、厚く御礼申し上げます」と改めて謝意を表明。
 その上で、参院選後の「ねじれ国会」の状況下で、公明党が被災者生活再建支援法の改正や薬害肝炎被害者救済法の成立などで、与野党の合意形成をリードしてきたことを報告。18日召集の通常国会では、「経済をしっかり下支えするためにも、2008年度予算案と予算関連法案が新しい年度から円滑に執行できるようにすることが政府・与党の責任」と述べ、来年度予算の年度内成立に全力を挙げる考えを示しました。
 
 創価学会の原田光治副理事長(中央社会協議会議長)は「国民が求めていることは、国民の側に立った“政策本位”の政治がスピード感を持って推進されることだ」との認識を示し、社会保障制度や若者の雇用格差、原油高、景気対策などの諸課題に「公明党が国民の声に真摯に耳を傾け、与野党協議をリードし、生活に直結した政治の実現に力を発揮してもらいたい」と強調。
 
 「『庶民の目線』『生活者の目線』で公明党らしい政策やビジョンを提示し、広く国民の期待にこたえてほしい」と要望しました。
 
 意見交換の中で学会側は、原油価格の高騰について「国民生活を直撃している」と懸念を示した上で、利用者の負担軽減を求めるとともに、「(暫定税率の廃止で1リットルあたり)25円ガソリンが安くなるというのは生活実感として分かりやすい。庶民の目には、暫定税率の維持は道路族を守るためではないかと映っている。暫定税率維持について、国民に納得のいく説明をしてもらいたい」と要望しました。
 
 これに対し斉藤鉄夫政務調査会長は、公明党の取り組みで実現した各種原油高対策を説明するとともに、暫定税率については、増収分が生活幹線道路や安全な通学路の整備、雪国の除雪などにも重要な役割を果たしているとして、「丁寧に説明していきたい」と表明。また、暫定税率が廃止されれば、自治体の税収が減少し、福祉や教育などの公共サービスの低下につながりかねないと指摘しました。
 
 北側幹事長は、ユーザーの負担軽減へ公明党の主張によって自動車損害賠償責任保険料の引き下げが近く実現する見通しを示し、さらに、自動車重量税の軽減や車検制度の見直しにも全力を注ぐと強調しました。
 
 また、学会側は昨年の改正建築基準法の施行に伴い、住宅着工数が減少している点を指摘し、「国民の生活実感を大事にし、事態が改善される最後まで対応をしてもらいたい」と要請。高木陽介選挙対策委員長(党国土交通部会長)は構造計算の制度改善などで、今後は審査の加速化が見込まれると説明しました。
 
 一方、学会側は太田昭宏代表が年頭から、2010年までに給与所得総額を過去最高水準にまで引き上げると訴えていることについて、具体的な取り組みを聞きました。
 
 北側幹事長は、経済成長戦略の推進と、賃金を引き上げるための労働法制の制定を挙げ、「公明党は後者に特に力を入れていく」と強調。特に、残業時の割増賃金の引き上げや、派遣労働に対する規制強化、女性や若者、高齢者の労働人口を増やすための施策などを講じていく考えを示しました。
 
 また、学会側からの「女性の一生をサポート(支援)するような総合的な政策を推進してほしい」との要望に対し、松あきら女性委員長は、女性特有の健康や医療などの研究を行う「女性健康研究総合センター(仮称)」や、若い女性のための「総合カウンセリング窓口」の設置などを柱とした総合的な政策提言を行っていく考えを示しました。
 
 さらに、学会側は、国際貢献のために自衛隊が海外で活動する内容を定める一般法(恒久法)について、慎重な対応を要望。北側幹事長は(1)憲法の枠内(2)文民統制の確保(3)武器使用の範囲――の3点に関し、これまでの議論を踏まえて自民党と協議する考えを示した上で、「(恒久法の)中身については慎重に進めていきたい」と述べました。
 
 連絡協議会には、公明党から北側幹事長、井上義久副代表、木庭健太郎参院幹事長、漆原良夫国会対策委員長、斉藤政調会長、大口善徳総合企画室長、高木選対委員長、松女性委員長、西田実仁広報局長、谷合正明青年局長、大石清司総務委員長、新井秀男機関紙委員長、創価学会から原田副理事長(中央社会協議会議長)、山本武副理事長(同副議長)、金沢敏雄副会長(同副議長)、坂口幾代総合婦人部長(同副議長)、藤原武副会長、谷川佳樹副会長、前田国重副会長、力武恭一副会長(同事務局長)、竹内一彦青年部長が出席しました。


■2008.1.15 薬害肝炎、原告団が首相と面会。和解へ基本合意書に調印。坂口副代表ら同席
 薬害肝炎訴訟の全国原告団と弁護団ら約100人は15日、首相官邸を訪れ、福田康夫首相と面会しました。これには公明党坂口力副代表、赤松正雄、古屋範子の各衆院議員が同席しました。
 
 席上、福田首相はこれまでの経緯を振り返り改めて謝罪。「厚生行政について深く反省し、今後、薬害を何としてもも防がなくてはならないとの思いを強くした」と述べました。
 
 全国原告団代表の山口美智子さんは、「私たちは(和解合意という)頂上に上れたが、多くの肝炎患者はまだ、頂上に到達していない」として、「これからは、一般肝炎の対策に力を入れてほしい」と訴えました。福田首相との面談を終えた坂口副代表は、「きょうを一つの区切りとしながら、原告の皆さんには治療に励んでほしい」と述べました。
 
 これに先立ち、原告団、弁護団は厚生労働省で舛添要一厚労相と会い、原告団と国との間で和解の枠組みをまとめた「基本合意書」に調印。これには、(1)国の責任と謝罪(2)特定血液製剤の投与事実や因果関係の認定方法――などが盛り込まれました。合意により、全国10カ所の裁判所で争われている訴訟は原告と区にとの間で順次和解に向かう見通しです。
 
 薬害肝炎被害者の救済については、公明党は一貫して「一律救済」を主張。被害者に給付金を支払う特別措置法の制定においても、リード役を果たしてきました。


■2008.1.15 公明党の闘いで数々の成果。被災者支援法や政規法など、臨時国会で26本が成立――党代議士会で太田代表
 公明党の太田昭宏代表は15日午後、国会内で開かれた党代議士会であいさつし、同日閉会の臨時国会について「公明党の頑張りによって数々の成果を挙げることができた」と強調しました。
 
 この中で太田代表は、「政治とカネ」の問題をめぐる改正政治資金規正法に関して、「『1円以上の領収書公開』に踏み切らせたのは、紛れもなく、わが党の強い主張と行動があったからだ」と力説。薬害C型肝炎訴訟の原告団や弁護団に「公明党が揺るぎなく一貫して闘ってくれた」と感謝されたことを紹介した上で、「まさに『揺るぎなく一貫して』という姿勢を党として貫いてきたことが、すべての局面であった」と訴えました。
 
 また、漆原良夫国会対策委員長は、臨時国会で政府提出の法律14本、議員立法12本の計26本が成立したと指摘。改正被災者生活再建支援法や改正中国残留邦人支援法などを挙げ、「わが党の精神が大いに発揮された国会だった」と述べました。


■2008.1.11 国際貢献の補給法成立。衆院、3分の2で再議決。2月中旬にも給油活動再開
 海上自衛隊によるインド洋上での給油活動を再開するための補給支援特別措置法は11日午後、衆院本会議で自民、公明の与党両党などの3分の2を超える賛成多数で再議決され、成立しました。午前の参院本会議で民主党など野党の反対多数で否決されましたが、与党は“衆議院の優越”を認めた憲法59条2項の規定に基づき、衆院再議決を求める動議を河野洋平衆院議長に提出。衆院本会議で反対133票に対し、賛成340票で、出席議員の3分の2を超え再議決しました。
 
 福田康夫首相は成立を受け、国際的な「テロとの戦い」への参加に理解を求める談話を発表。政府は今後、活動の基本方針や実施区域、部隊規模などを明記した実施計画の閣議決定などの準備に入り、昨年11月から中断していたインド洋上での給油支援を2月中旬にも再開する予定です。
 
 補給支援法は、昨年11月1日に失効したテロ対策特別措置法に代わるもので、米、英、パキスタンなどによる海上阻止活動を行う外国艦船に洋上での給油・給水支援を行います。また、国連が国際テロの防止・根絶への協力を国際社会に求めた国連安保理決議1368号、1373号のほか、海自が支援してきた海上阻止活動を評価し、継続の必要性を強調した1776号などに基づき、海自をインド洋に派遣するとしています。
 
 公明党は、国会での事後承認の対象になっている自衛隊の活動内容や期間などを法律に具体的に書き込むことで、法案審議に事前承認と同等の意味を持つとした上で、法律の期限を1年に限定。1年後の延長のたびに国会で繰り返し審議できるようにし、文民統制(シビリアン・コントロール)の強化を図りました。
 
 また、法案の国会審議の中で、米艦船への給油燃料の転用疑惑が浮上したことから、公明党は、疑惑を招かないために、給油燃料の適切使用を担保する運用上の工夫を再三要求。「
 これに対し、政府は、給油再開後に関係国と交わす交換公文に燃料の目的外使用を認めないことを明記するとの考えを示したほか、補給日時や艦船名称、今後の予定などを定型化された文書に書き込む確認方法を検討していると明かしました。

【再議決に理解深まる。テロとの戦いを支援。国益上も重要な法律――太田代表】

 公明党の太田昭宏代表は11日午後、同日の衆院本会議で補給支援特措法が再議決、成立したことを受け、国会内で記者団の質問に答え、大要、次のような見解を述べました。

一、(再議決で成立したことについて)テロとの戦い(を支援する給油活動)が再開されることは大変いいことだ。インド洋は油を(日本に)輸送するなど海上交通上、大変重要なところで、国民生活にも非常に大事な法律だ。再議決は制度自体、憲法に規定されている。この2、3カ月で国民にかなり浸透し、理解いただいたと思う。

一、(公明党は当初、再議決に慎重だったが)制度があるから何でも(再議決を)やればいいというわけではない。制度自体の理解が深まり、法律の中身について理解が深まることが大事だと考えてきた。

一、(今後も再議決の手法を用いる考えは)国民の理解をどう深めていくか。今後の説明、論戦が大事になる。今国会は2度延長したが、なかなか民主党が(同法案採決の)結論を出さなかった。国民からみると、濃密な論議も当然だが、いつまでも結論を出さないことに不満が相当ある。これを教訓に取り組みたい。


■2008.1.11 薬害肝炎の救済法も成立。被害者に給付金支給。公明、「一律救済」を実現――参院本会議
 薬害C型肝炎訴訟の被害者に給付金を支給する特別措置法が11日、参院本会議で全会一致で可決、成立しました。原告団、弁護団は15日にも国との間で和解に関する基本合意書を締結する方針で、2002年に始まり、全国10カ所の地裁・高裁で現在も係争中の訴訟は、全面解決に向かいます。
 
 同法では、国と製薬会社が約200億円を拠出して基金を設置。特定の血液製剤「フィブリノゲン」と「第九因子製剤」の投与で感染した被害者に対し、症状に応じて1200万〜4000万円の給付金を支給します。給付金の請求期間は原則として法施行から5年間で、受給後でも10年以内に症状が進行した場合は、追加の給付金が受けられます。また、製剤投与の事実、因果関係の有無などは裁判所が認定します。
 
 原告団が強く求めていた国の責任についても、法律の前文で「政府は、感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、心からおわびすべきである」と明記しました。
 
 薬害C型肝炎の被害者救済については、公明党は与党の中でいち早く「一律救済」を主張。12月19日には太田昭宏代表が福田康夫首相に対し、決断を強く迫るなど、一貫して被害者の声を代弁し、同法成立をリードしてきました。

【全ての肝炎解決に全力――坂口副代表が強調。与党PTなど、原告、弁護団に報告】

 薬害C型肝炎の被害者を救済する特別措置法が11日、参院本会議で全会一致で可決、成立したことを受け、自民、公明両党の与党肝炎対策プロジェクトチーム(PT、川崎二郎座長=自民)と、与野党の衆参厚生労働委員会のメンバーは同日、衆院第1議員会館で同訴訟の原告団、弁護団に対し、法案が成立したことを報告しました。公明党からは坂口力副代表、赤松正雄同PT座長代理らが出席しました。
 
 この中で坂口副代表は、5年以上にわたる原告団の闘いに敬意を表した上で「今後こうしたことを繰り返さないために、きちんと検証しなければならない」と述べ、「今回の法律で、すべての肝炎が解決したわけではない。残った問題の解決に全力を挙げる」と強調しました。
 
 同訴訟全国原告団の山口美智子代表は、党派を超えた取り組みに感謝し、「今後、薬害が繰り返されない国づくり、国民の目線に立った国づくりを」と強く望みました。


■2008.1.8 薬害肝炎救済法案が衆院通過――公明の取り組みに感謝、一律救済に道筋つけたと、原告団が強調。原告団の表敬に太田代表ら応対
 公明党の太田昭宏代表、浜四津敏子代表代行ら衆参の国会議員は8日、国会内で薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子さんらの表敬を受けました。一向は、薬害肝炎救済特措法案が同日、衆院を通過し、近く成立する見通しとなったことについて、これまでの公明党の尽力に対し、感謝を述べました。
 
 この中で山口さんは、「公明党の皆さんは、一昨年からずっと私たちの被害を親身になって聞いてくれた」と語り、昨年12月、大阪高裁が和解骨子案を示す前から、太田代表らが「和解は全員救済が当然」との考えを示し「一律救済」へ道筋をつけたことを挙げ、「本当にうれしかった」と述べました。
 
 また、九州原告団の福田衣里子さんは、「これまで出口の見えない森の中をさまよっているような闘いだった。議員立法ができるとは思っていなかったが、原告団、弁護団、支援者、そして議員の皆さんが心一つに取り組んだ結果、こうした形になったことは本当にうれしく思う」と笑顔で語りました。
 
 太田代表は「原告団、弁護団の皆さんには長い間ご苦労をおかけしたが、さらに一層、われわれも頑張っていきたい」と述べました。

【法案策定、公明がリード。症状に応じて給付金支給――衆院本会議、全会一致で可決】

 薬害C型肝炎の被害者を一律で救済するための特別措置法案が8日、衆院本会議で全会一致可決され、直ちに参院に送付されました。法案は自民、公明の与党両党が7日に提出していましたが、与党は野党と協議の結果、委員長提案に切り替え本会議に提出しました。
 
 同法案は汚染された血液製剤「フィブリノゲン」と「第九因子製剤」を投与された患者や相続人に対し、症状に応じて「給付金」を支給することなどが柱です。具体的には国と製薬会社が拠出する基金を設置し、(1)肝がん、肝硬変、死亡は4000万円(2)慢性肝炎は2000万円(3)見発症の感染者には1200万円――を支払います。給付金の請求期間は法施行後5年間で、10年以内に症状が進行した場合は、医師の診断書を提示することで、受給後も差額の給付金を受けられます。また、投与の事実、因果関係、症状の有無は裁判所が認定することとしました。
 
 そして、国の責任については前文で、「政府は、感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、心からおわびすべきである」と明記しました。
 
 本会議に先立ち、同日午前に行われた衆院厚生労働委員会で、同法案が採決され、併せて(1)投与の事実などはカルテのみを根拠とせず、手術記録、投薬指示書といった書面、医師、本人らの証言も考慮する(2)5年に限られている給付金の支給請求は、必要があるときは延長を検討する(3)約350万人とされるウイルス性肝炎患者・感染者が安心して暮らせる環境を確保するため、医療費助成措置を早期に図る――などとする付帯決議を行いました。
 
 公明党は一貫して薬害肝炎被害者の一律救済を主張し、同法案の策定をリードしてきました。


■2008.1.7 生活者本位の政治に転換。道路財源暫定税率、民主の廃止案は地方圧迫――政府・与党会議で太田代表ら
 政府と自民、公明の与党両党は7日、首相官邸で連絡会議を開き、当面する諸課題について協議した。公明党から太田昭宏代表らが出席しました。
 
 席上、福田康夫首相は海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特別措置法案と、薬害C型肝炎の被害者を一律救済する法案について、今臨時国会での成立に協力を要請するとともに、次期通常国会における今年度補正予算案、来年度予算案、来年度予算関連法案について「国民生活に直結する。しっかり年度内に成立させたい」と協力を求めました。
 
 また、福田首相は昨年末の中国訪問について報告。東シナ海ガス田開発問題について、「解決に大きく一歩、近づいた」とし、「春にも解決できるのではないか」との見通しを示しました。
 
 太田代表は「大きな問題が山積しているが『国民のための仕事』をする年にしていきたい」と述べた上で、「生活者や消費者、中小企業、地域で困っている人の側へと政治も行政も転換していかねばならない」と強調。各閣僚に対して「生活者や消費者を大切にする観点からの具体策を示してもらいたい」と訴えました。
 
 景気・経済について太田代表は、日本のGDP(国内総生産)や給与所得が約10年間、横ばいである現状を指摘し、引き上げに向けた成長戦略の方向性を明確に示すよう政府に求めた。給与所得の引き上げについても、首相が直接、労働分配率(企業利益のうち人件費に分配する割合)の向上を企業側に要請することも含め、対策の検討を求めました。
 
 また、7月の北海道洞爺湖サミットに関して、「(主な議題は)待ったなしの地球温暖化問題だ」とした上で、「国として何ができるか、企業として何ができるかなどの観点から考えていかねばならない。国民総がかりで身近に取り組める運動を展開していくべきだ」と訴えました。
 
 町村信孝官房長官は、民主党が道路特定財源の暫定税率を廃止する方針を示していることについて「民主党は、道路整備水準を維持するとも言っており、完全に矛盾している」と批判。公明党の井上義久副代表も「暫定税率を廃止すると地方にいく(道路)財源が少なくなる。地方が道路を造る場合、福祉(予算)を切り詰めることにならざるを得ない」と述べました。公明党の斉藤鉄夫政務調査会長は「揮発油税(の暫定税率)の必要性を、政府は積極的に説明をすべきだ」と指摘しました。


■2008.1.7 薬害肝炎救済法案を提出。公明がリード。今週中の成立めざす――与党
 自民、公明の与党両党の代表者は7日、国会内で衆院の駒崎義弘事務総長と会い、薬害C型肝炎の被害者を一律で救済するための特別措置法案を提出しました。公明党からは福島豊、大口善徳の両衆院議員、渡辺孝男参院議員が同席しました。
 
 同法案は汚染された血液製剤「フィブリノゲン」「第九因子製剤」の投与でC型肝炎に感染した患者・相続人に対し、(1)国と企業が拠出して基金を設置し、症状に応じて1200万〜4000万円の「給付金」を支給(2)給付金の請求期間は法施行後5年間とし、受給から10年以内に症状が進行した場合は、差額を追加支給(3)製剤投与の事実、因果関係の有無、症状は裁判所が認定――などが柱です。
 
 また、国の責任については前文で、「政府は、感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め、心からおわびすべきである」と明記しました。
 
 与党は民主党など野党にも法案成立への協力を呼び掛け、今週中の成立をめざします。
 
 公明党は、12月19日に太田昭宏代表が福田康夫首相に「一律救済」への決断を迫るなど、同法案の策定を一貫してリード。マスコミ各紙も、首相の決断の背景には公明党の存在感の発揮があったことを報道しています。
 
 日本経済新聞(12月24日付)は、「薬害肝炎問題に与党内でとりわけ神経をとがらせたのは公明党だった」と指摘。「太田昭宏代表は『患者の気持ちや心情を政府が十分に受け止めていない』と政府を公然と批判」したとし、(福田内閣の)「支持急落で公明圧力」との見出しで大きく報じました。


■2008.1.4 党勢拡大へエンジン全開ムダ削減に切り込む。防衛省改革へ現行中期防の廃止を提言――新春幹部会で勇躍出発。太田代表、浜四津代行が強調
 公明党は4日午前、東京・新宿区の党本部で新春幹部会を開き、太田昭宏代表は、「大衆とともに」の立党精神と国民生活に基点を置くとの原点に立ち、拡大戦を展開していく考えを力説。「公明党が現場を走るナンバーワンの政党であるとの誇りを胸に抱きしめて、庶民の生活向上のために全力を尽くしていきたい」と訴えました。浜四津敏子代表代行は「本年も日本一元気に、日本一希望にあふれ、日本一団結して、全力で闘おう」と呼び掛けた。山口那津男・東京都本部代表(参院議員)もあいさつしました。
 
『対テロで国際協調 補給法案の成立必ず』

 あいさつした太田代表は、今年が十二支の1番目に戻る子年であることを踏まえ、「徹底的に原点に戻って、拡大戦に力強くスタートを切っていきたい」と強調。「大衆とともに」の立党精神と「生活、庶民に基点を置く」ことを原点に、「庶民や中小企業、地域で困っている人の側に立って、徹底して動いて闘っていくところに、公明党の真骨頂がある」と力説し、「この1年、どこまでも生活に(基点を置く)、現場に走る、拡大戦に挑む闘いを展開していきたい」と訴えました。
 
 太田代表は、2日の新春街頭演説会で日本のGDP(国内総生産)と給与所得の引き上げに力を注ぐ考えを表明したことを紹介し、GDPの引き上げへ「イノベーション(技術革新)で技術力を上げるとともに、より大事なことは雇用環境をつくっていくことに、しっかり力を注ぐことだ」と強調。60歳代の雇用促進や若者の正規雇用化、女性の社会進出を大きく推進する考えを力説しました。
 
 給与所得の引き上げについては、「大企業の労働分配率(企業利益のうち人件費に分配された割合)が極めて低い現状がある」とし、「従業員への(利益の)還元に力を注いでいくことを強く企業側に要請したい」との考えを訴えました。
 
 14年ぶりに越年した臨時国会では、海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特別措置法案の成立を強調するとともに、薬害肝炎問題についても「議員立法をまとめて、来週にも成立させる」と力説。通常国会は「生活にしっかり焦点を当てながら頑張っていく」と述べました。
 
 また、太田代表は不祥事が相次ぐ「防衛省の大改革」を提唱。「現中期防は廃止し、来年度中に新中期防を策定すべき」と述べ、現在の中期防衛力整備計画(中期防、2005〜09年度)を廃止し新計画を策定するよう政府に求めていく考えを示しました。その上で「調達の仕組みを変え、随意契約の原則廃止や過大見積もりの徹底検証も必要だ。(調達から廃棄までの)ライフサイクル管理の徹底、コスト縮減への努力、自衛隊を含む防衛省全体の組織改革へ人員の削減も行っていかなくてはならない」と強調しました。さらに、会計検査院の強化などにも全力を挙げ、「税のムダをなくしていけとの国民の叫びに応えていきたい」と力説しました。
 
 最後に太田代表は、衆院解散・総選挙の時期について「今年の秋以降が望ましい」との考えを改めて表明し、「公明党が現場を走るナンバーワンの政党である、ネットワーク政党は公明党であるとの誇りを胸に抱きしめて、庶民の生活向上のために全力を尽くしていきたい」と訴えました。
 
 一方、浜四津代表代行は、党理解の輪を広げようと党員・支持者が全国各地で奮闘している模様を紹介し、「こうした党員・支持者の皆さまがいることが私たちの最大の誇り」と強調しました。
 
 また、衆参両院で多数派が異なる、ねじれ国会について、諸外国の例を踏まえ、「第3党の役割が大事だといわれている。日本では(第3党の)公明党の出番」と主張。
 
 ねじれ国会では、これまで以上に民意を意識することが求められることから、国民本位の議院内閣制を進める上での「最大のチャンス」として、「(与野党の)合意形成の要、橋渡し役ができるのが公明党」と力説しました。
 
 山口都代表は、与野党の合意形成をリードし、ネットワーク政党としての存在感が高まっている公明党の活躍を訴えました。


■2008.1.4 薬害肝炎救済法案、弁護団に提示、了承。給付金の支給など来週中の成立めざす――与党PT
 自民、公明両党の与党肝炎対策に関するプロジェクトチーム(PT、川崎二郎座長=自民)は4日、衆院第1議員会館で会合を開き、薬害C型肝炎の被害者を一律救済するための法案を、同訴訟の原告弁護団に提示しました。弁護団側はこれを了承したため、与党は7日にも各党内で手続きを終えて国会に提出し、来週中の成立をめざします。公明党からは坂口力副代表、大口善徳衆院議員が出席しました。
 
 法案では救済の対象となる血液製剤を、「フィブリノゲン」4種と「第九因子製剤」4種の計8種とし、各製剤によってC型肝炎に感染した患者らに対し、症状に応じて1200万〜4000万円を「給付金」として支払います。また投与の事実、因果関係の有無、症状は裁判所が認定します。
 
 給付金の請求期間は5年間ですが、給付金を受けた後、10年以内に症状が進行した場合は、先に受給した給付金との差額が追加で支払われることとしました。


■2008.1.2 日本の政治をリード。給与所得、最高水準に。技術革新、労働分配率向上、雇用機会拡充へ全力。原油高対策など国民生活の向上めざす――――全国各地で新春街頭演説。東京、埼玉では太田代表、浜四津代行ら。北側幹事長は大阪で
 2008年が幕を開け、公明党は元旦から全国各地で新春街頭演説会を開催し、「次の戦い」の勝利へスタートを切りました。2日には、東京・新宿区で太田昭宏代表らが生活重視の政策実現への決意を披歴。「庶民の生活を大事にし、庶民を守る闘いに全力を挙げる」と訴えました。
 
 東京・新宿駅西口での新春街頭演説会で太田代表は、「庶民の生活を守り、中小企業を守り、地域で困っている人たちの声をわが身に映して政策実現政党・公明党≠ニして、この一年頑張っていく」と強調した上で、景気拡大や少子化、環境対策などで公明党がリード役を果たすと力説しました。
 
 また、「日本のGDP(国内総生産)はこの10年間伸びていない。給与所得も10年間横ばいだ」と指摘し、GDPの押し上げとともに、「2010年までの3年間で給与所得を過去最高の水準に持っていく」と表明。
 
 これに向け、イノベーション(技術革新)に加え、「若者に(安定した)職場を、団塊の世代をはじめとする人に60代、70歳まで働ける日本をつくり上げていくとともに、男女共同参画型社会(構築)のエンジン役になる」として、雇用機会の拡大に尽力する決意を述べました。
 
 さらに、「労働分配率(企業利益のうち人件費に分配された割合)が上がる政策を取っていき、大企業に(分配率上昇)を要請したい」と訴えました。
 
 一方、衆院解散・総選挙の時期については、「秋以降が望ましい」との考えを改めて示しました。
 
 太田代表のほか、同演説会には山口那津男党東京都本部代表(参院議員)、高木陽介衆院議員、高木美智代衆院議員、遠山清彦、沢雄二、鰐淵洋子の各参院議員らも出席しました。
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 公明党埼玉県本部(高野博師代表)は2日、JR大宮駅西口で新春街頭演説会を開き、浜四津敏子代表代行、長沢広明県副代表、西田実仁県幹事長(参院議員)らが出席し、公明党への絶大な支援を呼び掛けました。
 
 浜四津代行は、ねじれ国会の中で公明党が与野党の橋渡し役となり、改正被災者生活再建支援法や改正中国残留邦人支援法などを成立させたことを紹介し、「合意形成型の政治が求められている中で、公明党の存在意義がますます大きくなった」と指摘。「公明党は国民のためという政治の原点を貫き、これまで以上に政策実現へ全力で取り組む」と強調しました。

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 公明党の北側一雄幹事長は2日、大阪府堺市堺区の南海・堺東駅前で開かれた新春街頭演説会に出席し、地元の府・市議とともに新年の抱負を述べました。北側幹事長は、海上自衛隊の給油活動再開のための補給支援特別措置法案に触れ、テロの抑止が国際平和の安定のために必要と強調。さらに、「国益の観点からも給油活動を再開できるようにしたい」と述べ、会期内の法案成立をめざす考えを示しました。
 
 原油高騰問題について北側幹事長は、公明党が日本経済・景気の下支えをするため、対策に奮闘しているとした上で、政府が予算編成で原油対策として2000億円以上計上したことを力説。「公明党は生活現場の課題を直視し、国民生活の向上のため全力を尽くす」と訴えました。