日本経済の発展を担当する立場(経済産業副大臣)から、男女共同参画を考えてみたいと思います。
日本は本格的な少子高齢社会に突入し始めました。団塊世代が一斉に退職すると、企業にとって有能な人材を確保することがますます難しくなります。こうした中、女性社員や女性管理職の活躍に注目し始める企業が増えています。
日産自動車社長のカルロス・ゴーン氏も、あるインタビューで、「今後、限られた労働人口をめぐって、優秀な人材の獲得競争が激化するでしょう。グローバルな競争において女性を活用できるかどうかが、企業の成功を左右すると思う」と述べています。
ゴーン氏の率いる日産自動車では、女性管理職を2005年の40人(1・6%)から、07年度末までに120人(5%)へ引き上げることを打ち出していると聞きます。このような取り組みは、女性のロールモデル、つまり、女性でこんなに活躍をしている人がいるのなら私にもきっとできるのでは、といった明るい将来を次世代に示すことにもつながります。
ところで、自動車メーカーがどうして女性の登用に熱心かといえば、実は新車の6割が女性の決断で購入されているということがあるそうです。女性の活躍によって企業が伸びることがよく分かる一例です。
このように、女性の登用拡大は、企業経営の改革に大きな影響を与えることができます。優秀な女性をひきつける戦略をとれるかどうかが、グローバルな競争を生き残るための条件にもなるのです。
女性が家庭を持っても働きやすく、活躍し続けられる社会を築くために、企業が積極的に取り組んでいけるよう、女性起業家の支援を含めて、経済界の機運を盛り上げていきたいと思います。(党女性局長、参院議員)
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