
公明党女性委員会の女性の健康支援推進プロジェクトチーム(座長=高木美智代衆院議員)は7日、不妊治療を専門に行う医療法人ハートの「東京HARTクリニック」(東京・渋谷区)を視察に訪れ、同法人理事長で日本生殖補助医療標準化機関(JISART=ジスアート)理事長の高橋克彦氏から生殖補助医療の現状や課題を聞きました。
これには高木座長、鰐淵洋子副座長(参院議員)、此島澄子事務局長(豊島区議)と首都圏の女性地方議員が参加。また、患者の支援団体であるNPO法人「Fine(ファイン)」の松本亜樹子理事長らが同席しました。
同クリニックの「HART」は、英語で「ヒト生殖補助技術」の略。不妊の原因究明や胚の移植技術の向上などで、患者の約7割(40歳未満の女性で3回まで治療を行った場合)が妊娠した実績があり、専任の臨床心理士によるカウンセリング態勢も整えています。
一行は、採卵や受精卵の凍結保存、顕微授精を行う設備などを視察した後、生殖補助医療の質向上のために第三者が施設を評価・認定する品質管理システムについて、高橋理事長から説明を聞きました。
意見交換で高橋理事長は、経済的な支援が充実すれば、体外受精による新生児は倍増するとの見方を強調。また、生殖補助医療制度に関する法整備を要望しました。
患者団体の松本理事長は、経済的、精神的にも負担の大きい患者の実情を訴えた上で、自治体間で格差のある治療助成金の整備や、非配偶者間体外受精(精子・卵子提供)を可能にする制度の実現などを求めました。
高木座長は、「少子化対策として不妊治療の支援を充実させるため、引き続き全力で取り組む」と述べました。