現在、国会で審議されている政府・与党案は、不祥事で批判の強い社会保険庁を廃止・解体6分割<
イラスト参照>し、公的年金に対する国民の信頼を取り戻すためのものです。
改革の焦点は、内向き、閉鎖的、非効率的な組織体質の一掃にあります。このため政府・与党案は、保険料の徴収や年金給付、記録管理などの中核業務を引き継ぐ新法人・日本年金機構を非公務員化します。
非公務員化により、(1)能力と実績に基づく人事管理(2)柔軟な職員採用(3)メリハリの利いた民間的な給与体系――などが可能になります。
新法人は社会保険庁の職員を自動的に引き継ぐのではなく、第3者機関の審査に基づく募集・採用により、文字通り新たな組織として生まれ変わります。
社保庁自身による内部改革には限界があります。このため坂口力厚労相(公明党、当時)は04年7月、社保庁長官に初めて民間出身者を起用し、民間に準拠した組織づくりへ突破口を開きました。
その後も公明党は国民の信頼を回復できる、真の解体的出直しを実現するため、与党主導で今回の改革案をまとめました。