お答えします――ねんきん特別便Q&A

 (2008年3月19日付 公明新聞)

【問い】 「ねんきん特別便」が届きました。「あなたの年金に結び付く可能性のある年金加入記録がみつかりました」と書いてありますが、何をどう確認したらいいのでしょうか。
年度内に届いた人 記録回復の可能性高い
回答前に念のため「専用ダイヤル」で確認を

記録漏れチェックポイント
・最初の加入記録の前
・記録の間の空白期間
・最後の加入記録の後

 「ねんきん特別便」とは“宙に浮いた”年金記録5000万件の該当者を捜し出すため、年金の受給者と現役加入者の計1億人に年金加入履歴を郵送し、確認をお願いするものです。

 特別便は、昨年(2007年)12月17日に発送を開始し、今年(2008年)10月までにすべての人に送られることになっていますが、この5000万件の記録を基礎年金番号とコンピューター上で名寄せ(突き合わせ)して「名前・性別・生年月日」の類似する記録が見つかった人には、「3月末までに優先的に送付する」ことになっています。

 ですから、「既に届いている」「3月中に届いた」という人は、新たな加入記録がみつかり“年金支給額が増える可能性の高い人”ということになります。

 特別便が届いたら、封筒の中から「年金記録のお知らせ」を取り出します。

 ここに記載されているのは「既に自分のものと確定している記録」だけ。新たに「みつかった」という加入記録は何も記載されていないため「分かりづらい」という声が多いようです。

 確認の進め方は、まず、この「お知らせ」の記載に誤りがないかどうかチェックします。「勤め先」やそこでの年金制度への「加入の日」「脱退の日」(退職した日の翌日)が正しいかどうか確認してください。

 次に、「それ以外に勤めた会社はないか?」「ほかに国民年金に加入した期間はなかったか?」など、記憶をたどって「記載漏れ」をチェックします。

 確認のポイントは、特別便に同封(または別送)されている『必ずご確認・ご連絡をお願いします』と書かれた注意喚起文にあるように、(ア)最初の加入記録の前の期間(イ)記録と記録の間の空白期間(ウ)最後の加入記録の後の期間――の3カ所です。それぞれに「記録漏れ」がないか、丁寧に確認して下さい。

 「1年間ほど、アルバイト感覚で会社勤めした」などの場合に記載漏れが多いようで、A子さん(70)は結婚前に10カ月分のお勤め期間の記録漏れが発見でき、年金支給額が年額約3万円増加、過去にさかのぼって受け取れる金額も約38万円ありました。

 コンピューター上の名寄せで該当者が1人に絞り込まれた記録がありながら「訂正なし」と回答した1万7000人余を追跡調査したところ、その約8割に記録漏れが存在しました。自分の記憶で「漏れや誤りはない」と思っても、勘違いや思い込みが多いようです。可能なら、当時の勤務先の同僚に確認したり、家計簿などの資料で入念に確かめることが大事です。

 特別便を確認したら、訂正の有無にかかわらず回答する必要がありますが、既に「訂正なし」と回答した人を含め、3月末までに特別便が届いた人については、念のため、一度「ねんきん特別便専用ダイヤル」に電話し、相談することをお勧めします。

 年金記録問題への対応で公明党は、「分かりづらい」と批判の多い特別便の改善や電話・窓口相談の体制強化を強く主張。一刻も早い記録の回復に向け、粘り強く取り組んでいます。

ねんきん特別便専用ダイヤル
0570−058−555

<受付時間>
・月〜金曜日=午前9時〜午後8時
・第2土曜日=午前9時〜午後5時