利用者負担のさらなる軽減には、07年度と08年度の2年間で合計240億円の予算が確保されます。
今年4月からは、すべての通所・在宅サービスについて、定率1割負担にかかる1カ月当たりの負担の上限を4分の1に引き下げ。また、収入要件を概ね年収300万円まで(3人世帯)から同600万円までに緩和し、軽減対象を低所得者だけでなく、中間所得者にも拡大します。
現行では、社会福祉法人のサービスを利用している人に限って、負担上限が2分の1に軽減されていますが、特別対策ではサービス提供者の種類によらず、すべての利用者が4分の1まで軽減されます。これにより通所・在宅サービス利用者の60〜70%が軽減措置を受けられると見込まれます(現行は24%)。
例えば、中間所得者で軽減対象となる人は負担上限が月3万7200円から月9300円へと大幅に引き下げられます。
<図>は授産施設の通所者のモデルケース(平均事業費月約14・9万円の例)ですが、定率1割負担と食費負担を合わせた実際の支払い額は、中間所得者で月2万9200円から月1万4360円に、低所得者で月1万2560円から月8810円に減ります。
これは、利用者負担が全国の授産施設の平均工賃(月1万5000円)以下に抑えられることを意味します。
また、障害児の入所サービスにも、中間所得者に対して軽減措置を広げ、定率1割負担にかかる負担上限を月3万7200円から月1万8600円へと2分の1に引き下げるとともに、食費負担を軽減。平均的なモデルケースでは、定率1割負担と食費負担を合わせた実際の支払い額が月4万5000円から月1万9600円へと大幅に減ります。
さらに、低所得の施設入所者については、工賃引き上げへの意欲をさらに高めるため、工賃が年28・8万円までは、工賃に対する定率負担と食費・光熱水費の負担をなくし、工賃の全額が手元に残るようにします(06年度分にも同様の改善措置を実施)。