お答えします――定額減税

◆前回98年実施時をモデルに
 急激な物価高から生活を守る視点から、公明党が提案し実施を勝ち取った「定額減税」が大きな反響を呼んでいます。規模や減税額、財源などについては年末に行われる税制改正論議の中で決まりますが、前回(1998年2月)実施された定額減税がモデルになります。
(2008年9月22日付 公明新聞)

 額はどのくらい?

 
4人家族で6万5000円
 定額減税は所得税、住民税の納税者が対象です。納税額の多い少ないにかかわらず一定額を差し引くことから、より所得の低い方に手厚くなります。

 前回は2兆円規模で実施。減税額は世帯主が2万6000円。専業主婦や子どもなどの扶養家族1人につき、1万3000円でした。単身者ならば2万6000円、夫婦子ども2人の4人家族の場合、合計で6万5000円でした。

 具体的な減税額は、物価高の影響や減税効果、財源などを考慮して年末に決定します。

 なお、今回決まった政府の緊急経済対策には、定額減税の恩恵を受けられない方への対応として、臨時福祉特別給付金の実施や各種生活者支援対策の拡充が併せて盛り込まれています。


 いつから?

 
来年3月までに必ず実施
 2008年度中、すなわち来年3月までには必ず実施することを政府・与党で確認しています。

 ちなみに1998年のケースをもとに最短のスケジュールを想定すると、年末の税制改正論議で内容や実施方法が固まり、来年1月の通常国会冒頭でこれらを盛り込んだ法案を提出。速やかに法案が成立すれば、サラリーマンの場合、所得税分については翌2月の源泉徴収税額から定額減税分が差し引かれます。住民税分については来年の6月に減税分が差し引かれます。いずれも、給与明細の手取り額が増えることで、目に見えて減税効果を実感できるはずです。

 自営業など確定申告の方は、翌年の確定申告までに行われることになりますが、公明党はできるだけ早い時期の実施を求めていきます。


 財源は大丈夫?

 
赤字国債でなくムダ削減で
 公明党は今回、2兆円以上の規模で定額減税を行うべきと考えています。財源については、将来にツケを回すことになる赤字国債発行には頼らず、その代わりに、あらゆる行政のムダを削り、ねん出すべきと主張しています。

 一例を挙げれば、特別会計の積立金や剰余金は数兆円規模に上ります。これらは私たちの世代が努力し、工夫して生み出したものです。緊急事態のこの時に財源として活用することは国民の理解が得られると考えています。