女性の声が時代を動かす――新出発した党女性委員会
松あきら副代表 古屋範子女性委員長 山本香苗女性局長
女性の声が時代を動かす――。このほど公明党女性委員会が新体制となり、古屋範子女性委員長(衆院議員)、山本香苗女性局長(参院議員)が誕生しました。
そこで、この2人に前女性委員長の松あきら副代表(参院議員)を加え、女性議員の使命と役割、来年の統一地方選挙の勝利に向けた今後の活動などについて、大いに語り合ってもらいました。
(2010年10月24日付公明新聞)
『女性議員の使命と役割』
『きめ細かな活動で地域に信頼――松』
『住民の“ひと言”から政策を立案――古屋』
松あきら副代表 3000人を超える公明党所属議員のうち、約3割は女性です。その一人一人が、生活現場に密着したきめ細かな議員活動で地域に信頼を広げています。私たちには“現場第一主義”を掲げる公明党の先頭を走っているという自負があります。
古屋範子女性委員長 そうですね。女性議員はどの地域でも、まじめで誠実に、しかも粘り強く活動を展開しています。地道に地域を歩いているからこそ、住民の何げない“ひと言”も聞き漏らすことなく、政策に反映できるのです。
山本香苗女性局長 近年、多くの企業で女性が役員などに登用されるようになってきました。女性の意見をよく取り入れている企業ほど業績を伸ばしています。
古屋 女性には、時代の流れを敏感にきめ細かく感じ取る力があるからではないでしょうか。残念なことに、政治の世界では、まだまだ女性の進出は遅れています。
『党をリードする活動』
『福祉の党・公明党の原動力――古屋』
『「健康」「教育」「人権」など推進――山本』
松 これまで党女性委員会は、政策分野ごとに独自のプロジェクトチームを設け、視察や勉強会、署名活動などを活発に行ってきました。私たちが2008年にまとめた政策提言、女性の一生を支援する「女性サポート・プラン」には、女性専門外来の整備・拡充などが盛り込まれ、着実に前進しています。
古屋 女性議員が熱心に取り組んできた政策テーマが、党の代表的な実績になった例は枚挙に暇がありません。公明党を“福祉の党”たらしめている原動力こそ、党女性委員会であるとの誇りが私たちにはあります。女性サポート・プランに盛り込まれた女性特有のがん対策もその一つです。
松 子宮頸がんの予防ワクチンの承認やワクチン接種への公費助成については、神奈川県平塚市の公明議員からの相談を出発点に、私たち女性議員が国会質問でワクチンの早期承認などを訴える一方、党女性委員会としても当時の首相にワクチンの早期承認と接種への公費助成を申し入れました。こうした動きが“追い風”となり、予防ワクチンが09年10月に承認されています。
山本 子宮頸がんと乳がんの無料検診もそうですね。全国の自治体では無料クーポンと検診手帳が配布され、特に09年度の子宮頸がん検診では、20歳の初回受診者が08年度に比べて約10倍にもなったとのデータもあります。
古屋 うつ対策の取り組みについても、女性からの要望がきっかけでした。うつ病患者は男性よりも女性に多く見られます。そのため、党内のワーキングチームと党女性局が連携して勉強会や視察、政策提言などを行った結果、有効な治療法として注目を集めている認知行動療法への保険適用が今年4月から実現したのです。
山本 うつ病対策は、同じく党女性委員会が女性の人権を守ろうと取り組んできたDV(配偶者などからの暴力)防止などとともに、党全体の政策である「新しい福祉」にも盛り込まれています。
松 また、党女性委員会は、子どもたちを守り育む運動も広げてきました。代表的なものが、子ども読書運動です。プロジェクトチームを立ち上げ、全国の女性議員と連携しながら各地で推進してきました。アレルギー対策も全力で取り組んでいます。
『さらなる飛躍めざし』
『街頭演説、訪問対話に全力――松』
『女性が能力発揮できる社会に――山本』
山本 さらに、発達障がいなどで読み書きが困難な子どもたちのために、デジタル教科書の普及も推進しています。これも、地方の女性議員を通じた相談がきっかけでした。今では、国や地方の議会質問で活発に取り上げられるようになりました。
松 これまでの党の実績を振り返ると、女性の声が、その時代の世論を動かし、政治を動かす原動力になっています。私たち女性議員は、今後も大いに声を上げていきましょう。女性議員による街頭演説、訪問対話運動にさらに力を入れていきましょう。
古屋 政策面では、子どもと女性の命を守るため、細菌性髄膜炎の原因となるヒブ(インフルエンザ菌b型)、小児用肺炎球菌、そして子宮頸がんの予防ワクチンの定期接種化を実現します。
山本 仕事と子育ての両立など、女性が能力を発揮しやすい社会づくりにも挑戦します。公明党は、育児・介護休業制度の充実に取り組んできましたが、よりニーズ(要望)に即した法整備は“待ったなし”の状況です。最近の“イクメン”(育児に積極的な男性)ブームに見られるように、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進は、男性にとっても重要な課題です。
古屋 今後も、党女性委員会のプロジェクトチームと党内の関係部会などが効果的に連携し、勉強会や視察活動を積極的に行い、議会質問などで取り上げ、その実現に全力を尽くしていきます。
松 来年の春には統一地方選挙が行われます。公明党の原点は地方議会です。その意味でも、私たち“女性力”で勝利の突破口を開いていきましょう!
<まつ・あきら>参院議員3期。参院公明党副会長、党経済産業部会長。経済産業副大臣など歴任
<ふるや・のりこ>衆院当選3回。党中央幹事、同政調副会長。総務大臣政務官など歴任
<やまもと・かなえ>参院議員2期。党広報局次長、同国際局次長。経済産業大臣政務官など歴任