
定額給付金は、形を変えた「減税」です。公明党は当初、「定額減税」を主張していました。しかし、景気悪化の影響が最も大きい低所得者(課税最低限以下の世帯)に恩恵が及ばない上、所得税と住民税の減税時期がズレて効果が分散してしまうため、給付金方式で一括実施することにしました。
財源は、新たな借金(赤字国債の発行)にはよらず、特別会計の準備金をやりくりして捻出しますので、ある意味では、国の税収を国民に戻す“定額還付金”と言った方が分かりやすいでしょう。
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定額給付金は、景気悪化と物価高騰に苦しむ国民の生活を支援するとともに、個人消費を喚起し景気を下支えすることが目的です。
こうした景気対策の手法は今や世界的な潮流です。欧米主要国やアジア諸国では、日本の定額給付金と同じ考え方の「給付つき税額控除」【用語説明別掲】の制度を導入しています。
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評論家の宮崎哲弥氏も「日本では異常なバラマキのように思われているが、フランスでもオーストラリアでも、アメリカのオバマさん(次期大統領)も、(定額給付金に)似たような政策を提示している」(14日放映の日本テレビ系番組)と述べています。
アメリカでは次期オバマ政権が1人当たり500ドル(約4万5000円)、夫婦で1000ドル(9万円)の税金を払い戻し、納税額が1000ドルを下回る世帯には補助金も支給する方針です。
実は、日本の野党の民主党も、こうした「給付つき税額控除」の実現を主張し、社民党は「定額減税」を政策に掲げています。それなのに、「反対」「廃止」と主張するのは、「政策より政局を優先」の証拠です。
【給付つき税額控除とは】課税される人には税額控除して減税するとともに、控除し切れない場合や、減税の恩恵の及ばない課税最低限以下の世帯には給付を行う仕組み。