参院選 断じて勝つ! 公示(24日)まで4日――山口那津男代表に聞く
「チーム力」の公明党に支援を
参院選の公示日である24日(木)まで、あと4日と迫りました。7月11日(日)の投票日までは残り3週間となり、公明党を取り巻く選挙情勢は日に日に厳しさを増しています。そこで、山口那津男代表に、今回の参院選の争点、公明党の主張、目標などについて聞きました。
(2010年6月19日付公明新聞)
『参院選の争点』
『民主政権の失政に審判。国民との契約違反に「ノー」を』
――菅政権をどう見ますか。
山口代表 鳩山前政権の欠陥を引き継いだ「続・鳩山政権」であり、糾弾しなければなりません。菅直人首相は、前政権でナンバー2の副総理であり、「政治とカネ」「普天間基地移設」の問題などで退陣した前政権の失政について、重い責任があります。しかし菅首相は、いまだに解決への道筋を何ら示していません。
――民主党政権は国会を「延長なし」で一方的に閉じました。
山口 「政治とカネ」「普天間」から逃げ、予算委員会も開かず論戦から逃げ回る姿に責任放棄の“逃げ菅”という批判があるほどです。その理由は明白で、課題山積の菅政権への追及を恐れたからです。「政治とカネ」では、閣僚に新たな疑惑が発覚しました。
――参院選の争点は。
山口 政権交代から約9カ月間に、民主党政権が何をしたかを厳しく審判する選挙です。民主党政権は、ガソリン税の暫定税率廃止、高速道路無料化、後期高齢者医療制度廃止などマニフェストの目玉政策を何一つ満足に実現できていません。
かえってマニフェストを中途半端に実行したことで、赤字国債の発行額は過去最悪を記録しました。一方、歳入の面では事業仕分けが不発に終わるなど、ほとんど成果がない。自ら財政に“赤信号”をともしているようなものです。
そのためか菅首相は、「4年間上げない」としていた消費税について、突如、「引き上げ」を表明しました。これは国民との契約違反の最たるものです。
参院選では、“国民との約束”を破った菅政権にきっぱりと「ノー」を突き付けたいと思います。
『公明党の訴え』
・「新しい福祉社会」構築を提案
・「クリーンな政治」を実現
・成長戦略で景気回復を後押し
――公明党のアピールポイントは。
山口 公明党には、地域の隅々にまで根を張った3000人を超す議員ネットワークがあります。このうち3割が女性議員です。これらの公明議員は日夜、市民相談を行い、現場の課題を真正面から受け止め、国と地方の議員ネットワークをフル活用し、その解決に取り組んでいます。
宮崎県の口蹄疫問題では、地元議員の声を受けた国会議員が現地調査を繰り返し、特別措置法制定や畜産農家を救済するための基金創設を提案し、各党の協力も得て、わずか2日で成立させました。“政治主導”を発揮したのは公明党でした。民主、自民の二大政党は、国と地方でネットワーク化されていません。第三極を標榜する新党は、地方に基盤を持たず、国民の声を政治に反映することは期待できません。地域の課題をキャッチし、それを政策として提案し実現できる国民のための「チーム力」は、公明党にしかありません。
――具体的にどのような政策を訴えますか。
山口 公明党は、うつ病や高齢者の孤独死などの新たなリスク(危険)に対し、現行の社会保障・福祉の枠を超えて対応する21世紀型の「新しい福祉」の構築を提案しています。その柱に、社会保障制度の抜本的な充実を図る「新しい生活保障」、生活の安定に直結する雇用保障の確立に向けた「新しい雇用保障」、心の病をはじめ現代の社会問題に対応する「新しいヒューマンケア」を掲げました。
また、景気対策・成長戦略では、3年をめどに実質2%、名目3~4%の経済成長をめざします。中長期的には、安心の社会保障・福祉の確立による内需振興などを掲げました。
さらに、「クリーンな政治」の実現へ、政治家の監督責任の強化や企業・団体献金の全面禁止など、徹底して取り組みます。
一方、社会保障の安定した財源確保には、消費税を含む税の抜本改革の検討が必要ですが、その実行には景気回復と、徹底した税金のムダ遣い排除が大前提です。菅首相が消費税増税を打ち出し、与野党協議を提案していますが、大事なのは、消費税を社会保障を強化する財源に使うという国民的コンセンサス(合意)を得ることであり、まずは社会保障の在り方を与野党で議論することからスタートすべきです。
『目標と決意』 『選挙区3、比例区8議席以上を獲得。「声の届く政治」、候補者の魅力訴え』
――参院選の目標と決意は。
山口 埼玉、東京、大阪の3選挙区の完勝と比例区での8議席以上の獲得により、改選11議席以上を確保することが目標です。
公明党の各予定候補は、いずれも経済や会計、外交・安全保障、法律、農林水産、芸術文化などの各分野における力と、それを生かす実践的な経験を兼ね備えた実力派です。その魅力を前面に訴えていく決意です。
――選挙区、比例区とも情勢は緊迫しています。
山口 首相交代による民主党の支持率のV字回復や新党の参入などにより、情勢は非常に混とんとしており、公明党を取り巻く選挙情勢は厳しさを増しています。
しかし一面で、急上昇した民主党の支持率は非常にもろい要素を持っており、「民主党支持の民意は移ろいやすい」との指摘もあります。
そんな混戦の中だからこそ、全国3000人超の議員ネットワークによる他党にないチーム力を誇る公明党の存在感が光ります。国民の生の声や本当のニーズ(要望)に応える「声の届く政治」が実行できるのは、公明党以外にないことを力強く訴えていきます。