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生コン圧送機で放水作業。福島第1原発、4号機の核燃料プールへ

公明の提案で実施

 危機脱却に向け、必死の放水作戦が繰り広げられている福島第1原子力発電所で22日、最長52メートルのアームから放水できるドイツ製の「生コン圧送機」が投入され、4号機の使用済み核燃料プールへの注水作業を展開した。

 「生コン圧送機」を活用した注水作業は、公明党の提案で実施の運びとなった。

 福島第1原発では現在、炉心の冷却機能回復に向けた電源復旧作業とともに、東京消防庁や自衛隊による使用済み核燃料プールへの注水作業などが実施されている。

 敷地内に漏えいしている放射線から作業員の命を守るため、より効率的な作業が求められている。

 公明党は18日、「プッツマイスター・ジャパン」などから、同社の「生コン圧送機」が高さ58メートルの位置からピンポイントで注水する作業に活用できるとの情報を受け、直ちに首相官邸へ連絡。これに対し、官邸側は19日朝、公明党に「放水に使う」と回答していた。

『超高圧送水、「切り札」に』

 福島第1原発での使用済み燃料プールへの放水作戦に22日、投入されたドイツ製生コン圧送機。最長52メートルのアームの先から超高圧で放水が可能といい、放水作業の「切り札」になることが期待される。

 日本に3台しかないという生コン圧送機を提供したのは三重県四日市市の建設会社「中央建設」。同社によると、派遣された生コン圧送機は2台で、重さ約50トン。折りたたみ式のアーム部分は最長52メートルまで伸び、1時間に150トンの送水が可能だ。通常は建設現場などで、高所などに生コンクリートを送り込む際に使われるといい、超高圧のポンプを搭載する。大型免許で運転でき、アームは無線のリモコンで操作する。

<公明新聞2011年3月23日付>