自賠責保険料、大幅引下げ――普通自動車29%、平均24%

公明党の取り組み実る
 10日と18日の両日、金融庁長官の諮問機関である自動車損害賠償責任保険(自賠責)審議会が開かれ、今年4月から自賠責保険料を平均24・1%引き下げることを決めた。引き下げは1997年以来11年ぶり。
 
 自賠責保険料は、地域や車種、契約期間などによって異なるが、例えば自家用普通自動車(地域は沖縄と離島を除く全国。2年契約)は現行の3万1730円が9260円(29・2%)安い2万2470円に引き下げられる。

 自家用軽トラック(地域、契約同じ)は2万6670円が1万9290円(引き下げ額7380円 27・7%)に、排気量250CC未満の自動二輪(地域、契約同じ)は1万4790円が1万2080円(同2710円 18・3%)に、原動機付自転車(地域、契約同じ)は1万140円が8790円(同1350円 13・3%)に、それぞれ引き下げられる。

 営業用乗合バス(地域同じ。1年契約)は6万6830円が4万3650円(同2万3180円 34・7%)に、タクシー(地域は東京23区や横浜市、大阪市、名古屋市など9政令指定都市。1年契約。個人タクシーを除く)は12万990円が9万4330円(同2万6660円 22・0%)に引き下げられる。(その他の主な車種の例は表参照)。

 なお2007年度までは、自賠責特別会計の累積運用益による政府の保険料負担があったため、前述の自家用普通自動車の場合、実際のユーザー負担は900円少ない3万0830円となっている。この制度は08年度からは廃止される。

 公明党は、原油高騰によるガソリン・軽油の値上がりが家計を直撃している点を重視。自動車ユーザーに対する負担軽減策の一環として、北側一雄幹事長が昨年12月25日に開かれた原油高騰・下請中小企業に関する緊急対策関係閣僚会議において「強制加入である自賠責保険料の引き下げを検討すべきだ」と主張し、関係省庁と折衝を重ねてきた。

 こうした公明党の取り組みにより、また交通事故が減少傾向にある中、保険金支払いが想定を約2割下回っていることや資産運用が好調であることなどから今回、保険料の引き下げにつながった。

 マスコミ報道では、自賠責保険料の引き下げについて「1000億円以上のGDP(国内総生産)押し上げ効果が期待できる」とのエコノミストの声を紹介(19日付 産経)するなど、景気浮揚効果にも期待が高まっている。




(2008年1月20日付 公明新聞)