B型、C型肝炎患者に対する医療費の助成制度が、1日からスタートしている。同制度は昨年11月、自民、公明両党の与党肝炎対策に関するプロジェクトチーム(PT)がまとめた提言に沿ったものだ。
肝炎ウイルスの除去に効果があるとされるインターフェロン治療だが、副作用が強い上、費用が月7万〜8万円と高額なことなどから、治療を断念するケースが多くみられた。厚生労働省・肝炎対策室の担当者は、「現在は年間約5万人がインターフェロン治療を受けているが、公費助成制度により、10万人程度まで増えるのではないか」と、受診者の倍増を見込んでいる。
インターフェロンの効果は、ウイルスのタイプなどによっても異なるが、C型の場合、5割から9割はウイルスを除去することが可能といわれている。
同制度は患者の所得に応じて、窓口負担を(1)下位所得者(年収500万円未満)は月額1万円(2)上位所得者(同900万円以上)は月額5万円(3)その中位に当たる中間所得者は月額3万円――とする内容。
制度を利用する場合はまず、医療機関の診断書や所得を証明するものなど、必要な書類を保健所に所定の申請書とともに提出する。そして認定協議会で助成の可否を判定し、認定されれば受給者証が発行される。その受給者証を医療機関の窓口に提示し、受診する。
同制度の導入に当たっては当初、与党PTの中でも月額1万円の自己負担は、年収255万円未満とする案も出ていたが、公明党は下位所得者の層を広げるべきと強く主張。その結果、月額1万円の自己負担でインターフェロン治療を受けられる層が大きく拡大された。
(2008年4月3日付 公明新聞)