卵巣がん治療薬の診療報酬算定、元の出来高払いに
患者ら、「入院時に使いやすくなりました」と感謝
公明の国会質問が後押し
「ドキシル」という卵巣がん治療薬の診療報酬の算定方法が6月から、公明党の主張を反映して改善され、「卵巣がん体験者の会スマイリー」の片木美穂代表から感謝の声が寄せられた。
ドキシルは、副作用が少ないなどの効果から、患者から非常に待ち望まれていた治療薬で、2009年4月にようやく承認された。
しかし、高額なドキシルの診療報酬の算定方法は今年4月、入院費用とは別立てで報酬が支払われる「出来高払い」から、入院費用にドキシルの薬代も含めた定額の報酬を支払う「包括払い」に変更された。そのため、例えば、3日間入院してドキシルを投与すると、薬代は約39万円かかるものの、医療機関が請求できるのは14万円ほどとなり、ドキシルを使うほど、病院が赤字となる問題が発生。ドキシルの投与希望者が別の薬を使用することになったり、身体的負担の大きい外来でドキシルの投与を受けざるを得ない患者も出ていた。
こうした中、片木さんは、がんの未承認薬の研究開発支援に取り組む公明党の富田茂之衆院議員に相談。富田氏から事情を聞いた古屋範子衆院議員が早速、5月14日の衆院厚生労働委員会で、診療報酬の算定方法の改善を強く訴え、長妻昭厚労相から「今年の秋ぐらいまでに出来高払いに戻すことを検討する」との答弁を引き出した。
この国会質問が大きな後押しとなり、早くも6月から算定方法が「出来高払い」に戻ることになった。
片木さんは「患者や医師が『また入院で使いやすくなった』と心から喜んでいます。“国民の声”を大切にする公明党のチーム力に、本当に感謝しています」と語っている。
<公明新聞2010年6月10日付>